外出機会が増える前に皮膚科で“巻き爪”治療を!コロナ禍で8割が健康意識増も“足元”の健康は半数以上が興味なし?
巻き爪の人ほど「合わない靴を我慢して履いている」7割超!巻き爪の放置は転倒の原因や健康に影響も・・?正しい靴選びを専門家が伝授
マルホ株式会社(本社所在地:大阪府大阪市北区、代表取締役社長 杉田淳)は、皮膚科を専門とする製薬会社として、巻き爪患者の病院受診を促す啓発の一環として、足の健康や巻き爪に関する意識調査を実施いたしました。コロナ禍において健康意識の増加が分かった一方で、足の健康については半分以上が意識していないと回答。巻き爪になった際の病院受診も10%を切る結果に。今回の調査結果を受け、埼玉県済生会川口総合病院 皮膚科主任部長 高山かおる先生からも、巻き爪のリスク、正しいケアについてのコメントをいただきました。
調査では、「コロナ禍が収まったら遠出をしたい」「外出頻度を増やそうと思う」と考えている人は75.2%という結果も明らかに。外出機会に備えて、足元の健康、巻き爪の治療には病院への受診が重要となります。
特設サイト:https://www.maruho.co.jp/kanja/makizume/
- <巻き爪に関する調査トピック>
一方で、「足の健康」については、51.8%と半数以上が意識していないことが判明。
②足のトラブルに「病院に行く」と答える人は20.5%。約80%が病院を受診せず
『自分で対処』もしくは『何もしない』という結果に。
病院へ行かない理由:「自分で対処できると思う」や「何科に行けばよいかわからない」などがランクイン
③また、靴選びにおいて「試し履きをせずに靴を購入することがある」という人は51.6%。
その上で、自分に合わないと分かりながら我慢して履く」人は全体では約60%に対し、
巻き爪の人では70%以上となり、10pt以上の差が確認できた。
④足のトラブルの中でも、「巻き爪」を病院で対処するという人は7%程度に留まる。
- < 高山かおる先生コメント抜粋 >
巻き爪は放置したり、自己流の対処をしても治りません。爪のトラブルは、爪だけでなく足全体または全身の問題ととらえることが大切です。巻き爪を痛いままで放っておくのではなく、早めに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。
- 足の健康意識・巻き爪関する意識調査に
一方で、足の健康は51.8%と、半数以上が意識していないことが判明。
コロナ禍において、健康意識が増加した、という人は80%以上。しかし、「足元」に限ったときの健康については「意識していない」が51.8%と、足についての健康は意識が向いていないことが分かりました。
②足のトラブルに対して「病院に行く」と答える人は20.5%(複数回答)。
中でも、トラブルを感じて最初に「病院に行く」人は13.5%とさらに低下(単一回答)。
約80%が病院を受診せず、「自分で対処」もしくは「何もしない」という結果に。
足のトラブルがあった場合に「病院に行く」という選択をする人は20.5%に留まりました。その中でも最初の選択として「病院に行く」人は13.5%と低下。足元の健康意識は約半数と高くない上、病院受診についてはさらに意識が下がっていることが分かりました。
病院へ行かない理由は「自分で対処できる」「治ると思っている」など病院に行くほどではない、と判断している場合や、「何科に行けば良いかわからない」など病院へ行く選択肢はあっても、詳細にはどうすれば良いのかわからない、という声もあがりました。
足のトラブルに「自分で対処」する人が58%と半数を超えるにも関わらず、
正しい足の爪の切り方が『スクエアオフ』であると認識しているのは、48%と半数以下になった。
「自分で対処できる」と回答する人は半数を超える一方、足の爪の切り方についての質問では、正しい切り方である『スクエアオフ』を選択する人は48%と半数以下に。足のトラブルに対して正しい対処をできておらず、「自分で対処」することにはリスクがあると考えられます。
正しい足の爪の切り方は特設ページでも紹介しています。
(https://www.maruho.co.jp/kanja/makizume/column/prevent/009)
③靴選びにおいて試し履きをせずに靴を購入することがあるという人は51.6%!
日常的に自分に合わないとわかりながら我慢して履く巻き爪の人は70.5%にも
また、靴選びをする際に「試し履きをするか」という問いに対しては、51.6%が「試し履きをしない」と回答。
さらに自分に合わないとわかりながら履いている人は60.1%となり、半数以上が我慢して靴を履いているという結果が明らかになりました。さらに現在巻き爪を患っている人のうち70.5%が自分に合わないと分かりながら履いていると判明。
「自分に合わない靴を履くこと」は巻き爪などの足元の疾患の原因にもなるため、こういった日常の習慣が多くの巻き爪患者を生み出してしまうリスクを持っていることが分かります。
- <専門家コメント>
タコやウオノメ、巻き爪といった足や爪のトラブルは、根本にある体の不具合(特に運動機能障害)、皮膚や爪の病変として表層化したものと捉えることができます。足のトラブルは、例えば、外反母趾のような足の骨格の変形や姿勢・歩き方の問題、不適切な靴を履いている、下肢機能低下が起こっているなど、そこには原因となる問題が隠れていることが多いため、放置しないことが大切です。
一方で、皮膚病変を治療したり巻き爪を矯正することで、正常な運動機能を取り戻せることも多くあります。診療をしていると、よく「痛みがなければそのままにしておいていいでしょうか?」と聞かれることがありますが、上記のような根本の原因を見つけたり、将来的な転倒リスクを回避するためにも、足のトラブルは積極的な解決を検討すべきです。
④巻き爪になっても、病院で対処するという人は7.5%程度。90%以上は病院受診をしていない結果に。
そんな多くの足のトラブルの原因にもなり得る巻き爪について、病院で治療をするという人は7.5%と判明。巻き爪になると思う原因については「わからない(32.5%)」に次いで「合っていない靴を履くこと(32.0%)」と答えた人が2番目に多くなりました。
調査の結果、合わない靴を履くことが巻き爪の原因になり得ると考える人は一定数いるにも関わらず、「自分に合わないと分かりながら履いている」という人が多いことが明らかに。コロナ禍で健康意識が増加している中でも、足元の健康意識は低いままであることが分かります。
- <調査概要>
調査期間:2022年1月7日(金)~1月10日(火)
調査対象:400名(うち、巻き爪罹患者200名)
年 齢:20歳以上男女
調査方法:インターネット
エ リ ア :全国
- <専門家コメント>
合わない靴を履き続けることは巻き爪やその他の足のトラブルに繋がります。
自分に合った靴選びのために、まずは、自分の足の形を知ることが重要です。足の形は主にエジプト型、ギリシャ型、スクエア型があると言われており、それぞれの足の形にあった靴があります。
また、購入の際は必ず試し履きをすることが重要です。サイズは同じように見えても、メーカーによってサイズの定義は異なりますし、同じ靴でも1足1足、微妙に形が異なります。足に合った靴を選ぶには必ず試し履きしましょう。
さらに、靴を履くときは中で足が動いてしまわないよう、靴ひもをしっかり結びましょう。面倒でも靴を履くたびに靴ひもは締め直し、立ち上がって、足の甲にフィットしていることを確認してから、出かけるようにしましょう。
巻き爪は全身の問題に繋がるもの 早めに皮膚科や医療機関の受診を!
多くの足のトラブルの原因にもなる巻き爪の治療は、初期であれば、爪の切り方を改めたり、靴を変えたりするなどの対処によって症状が改善する可能性があります。
しかし、巻き爪は放置したり、自己流の対処をしても治りません。爪切りや、爪の洗浄・保湿といったセルフケアを行ったり、歩き方の改善や、矯正治療のような適切な処置を行ったりすることで、症状改善が期待できます。また、爪のトラブルは、爪だけでなく足全体または全身の問題ととらえることが大切です。巻き爪を放っておくのではなく、早めに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。最近では巻き爪を積極的に診察している医療機関のリストもありますので、参考にするのもよいと思います。
巻き爪を診療している医療機関リスト: https://www.maruho.co.jp/kanja/makizume/hospital
解説いただいた専門医師
高山かおる
埼玉県済生会川口総合病院皮膚科主任部長
東京医科歯科大学大学院 皮膚科学教室特任准教授
日本臨床皮膚科医会 常任理事
足育研究会 代表
医学博士 皮膚科専門医
日本フットケア・足病医学会 理事
日本トータルフットマネジメント協会理事
日本皮膚免疫アレルギー学会 代議員
- <企業情報>
マルホ株式会社は大阪市北区に本社を置く、医療用医薬品等の研究・開発・製造・販売を行う製薬企業です。
創業は1915年、従業員数は1,546人(2021年9月末)です。2021年9月期の売上高は870億33百万円でした。
"Excellence in Dermatology"を長期ビジョンとして掲げ、皮膚科学領域での卓越した貢献を目指しています。
マルホ株式会社の詳細は https://www.maruho.co.jp/ をご覧ください。
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