UXデザイン関連事業への取り組み強化について

～オンライン店舗「MUFGテラス」にてユーザビリティテストを実施～

三菱総研ＤＣＳ株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：円実　稔、以下：ＤＣＳ）は、システムインテグレーターとして、よりユーザー満足度の高いサービスやシステムを提供するため、UX※デザインへの取り組みを強化しており、独自のサービスを拡充しています。先般、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券株式会社様（本社：千代田区、取締役社長：荒木　三郎）のオンライン店舗「MUFGテラス」に、ユーザビリティテストサービスが採用されたことを発表いたします。
※UX：User eXperience／ユーザー体験

■UXデザイン導入の背景
現在、様々なデバイスから豊富な情報やサービスが提供され、人の価値観や生活スタイルが多様化しています。その中で、本当に価値のあるサービスを提供するためには、ユーザーがサービスを利用して得られる体験であるUXをデザインする必要性が高まっています。
ＤＣＳは、お客様に今まで以上に価値のあるソリューションを提供するために、UXデザインへの取り組みやサービス策定を強化しています。

■これまでの取り組み
ＤＣＳは、ISO9241-210で国際規格として定義された人間中心設計プロセスに基づき、UXデザインに取り組んでいます。

【主な取り組み】
(1) 体制の強化
2018年10月よりUXデザインの専門グループを組成しました。ビジュアルデザインなど様々な要望に応えられるように、幅広い協業先や連携先との関係を築いています。
また社内の開発者に対してはUXデザインの研修を定期的に開催し、UXデザインからシステム開発をワンストップで提供できる環境づくりに努めています。
(2) ユーザビリティテストのサービス化
UXデザインでは必要に応じて素早く何度も仮説・検証を行うことが重要と捉え、ユーザビリティテストをサービスとして体系化しました。（https://www.dcs.co.jp/solution/service/uxdesign_usabilitytest.html）

【人間中心設計プロセス(＊)】

＊ISO9241-210:2010が示す人間中心設計活動の相互依存性に基づき作成

■ユーザビリティテストの事例紹介
取り組みの一環としてサービス化したユーザビリティテストは、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券株式会社様が提供しているオンライン店舗「MUFGテラス」のUI／UX検証において採用されました。（https://www.dcs.co.jp/solution/service/uxdesign_casestudy_01.html）
ＤＣＳは使いやすさだけでなく、アクセスするまでのユーザーの行動や、連携している他のシステムとの関連性も含めて、テストの流れを設計しました。またシステムインテグレーションのノウハウを活かし、サービスインまでの短期間で対応可能な改善策を、具体的でわかりやすくレポートにまとめました。

●オンライン店舗「MUFGテラス」
三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券株式会社様が提供する「MUFGテラス」は、チャットやメールにて気軽に投資相談ができる新しい形の投資窓口です。また、AIを活用した投資情報の提供「マーケットAI」などの機能も搭載されています。（https://online.sc.mufg.jp/mufgterrace/dfw/UTBSGST/）

【MUFGテラスの画面】

■今後の展望について
ＤＣＳは今後、サービス創出のための調査・分析、ワークショップ、フロントエンドの新技術導入に注力し、よりよいサービスを提供してまいります。またUXデザインとシステム開発をワンストップで提供できる環境づくりを継続的に推進します。
デジタルトランスフォーメーションがうたわれる中、ＤＣＳはシステムインテグレーションとUXデザインの力を融合して、お客様のサービス創出をご支援します。

■三菱総研ＤＣＳについて
ＤＣＳは、銀行・クレジットカード等金融関連業務で豊富な実績を有する他、千葉情報センターを核としたアウトソーシングやBPO業務等でも強みを持っています。また、会社創業時からご提供している人事給与サービスPROSRVは受託数約2,000事業所とわが国トップクラスの実績を有します。2004年からは、三菱総研グループの一員として一体的サービスを展開し、シンクタンク～コンサルティング～ソリューション～BPOの一貫したバリューチェーンをご提供できる日本でも数少ない企業集団として、お客様の企業価値向上の実現に取り組んでいます。