「AI問診Ubie」が院内感染対策としてCOVID-19トリアージシステムを拡張し、全国の医療機関に提供開始

患者のあらゆる受診動線における院内感染対策を可能に。資本業務提携を結んだ株式会社スズケンとの連携により、提供・サポートを強力に推進

Ubie株式会社は、医療機関向け業務効率化サービス「AI問診Ubie」の拡張機能として、来院前・来院後の院内感染対策を支援するAI問診システムを一部医療機関での試験導入を経て、全国の医療機関へ提供を開始します。


■AI問診Ubie「COVID-19トリアージ」支援システムについて
 本システムは、医療機関向け業務効率化サービスとして41都道府県約200医療機関に導入・活用されてきた「AI問診Ubie」の追加機能です。これまで「医師の働き方」にフォーカスして機能を開発してきましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、医療機関が外来機能を維持するため、感染疑いに応じた院内感染対策をサポートする機能を患者の受診行動タイミングに合わせて提供します。

  • 来院前確認のサポート
 これまでは、感染疑いのある生活者も事前確認できずに来院していたために、本来は医療にかかるべき生活者が不安に感じて受診を控えていました。一方、問い合わせ電話の殺到により事務リソースが限られている医療機関は大きな負担を強いられてきました。

 そこで、「AI問診Ubie」ご導入の医療機関のホームページ上などから来院前問診を可能にします。患者がスマートフォンやパソコンで回答した内容を医療機関が事前に確認して、適切に受診案内できるようになります。この時点で事前確認支援できるのが最も効果的かつ理想的です。
 
  • 来院直後確認のサポート
 もっとも、「AI問診Ubie」ご導入の医療機関にヒアリングしたところ、患者が必ずしも事前確認を経た適切な受診行動ができてはいない実情が分かりました。可能な限り事前確認を図りながらも、それを経ずに来院した患者への対応も院内感染防止には極めて重要です。

 そこで、来院直後の患者が院内に立ち入る前に問診を可能にします。患者が自身のスマートフォンを用いる形式のほか、スマートフォンをお持ちでない患者には「AI問診Ubie」専用タブレットから問診を可能に。これまで医療機関が院外にテントを設置したりドライブスルー方式を導入したりするなど、大きな人的・経済的なリソースが割かれていたところ、事前確認をせずに来院した患者のより簡易な形での確認をサポートします。
 
  • 院内トリアージ実施のサポート
 来院前・来院直後の確認を実施しても、見落として待合室や診察室に入るリスクは拭いきれせん。特に、すでに逼迫している医師、看護師、受付・事務職等の医療従事者が感染した場合、外来機能維持に大きな影響を及ぼします。

 そこで、待合室で「AI問診Ubie」専用タブレットから回答してもらった際、COVID-19に関連する症状が含まれている場合は事務や医師にアラートを送ります。これにより、感染疑いの患者を院内の個室に案内するなど、十分な感染対策を行うことで、院内感染リスクを低減できます。

 また、2020年4月8日に厚生労働省が示した「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その9)」により、外来でCOVID-19感染患者または感染疑い患者を診療した場合、施設基準を満たしていなくとも院内トリアージ実施料(300点/回)の算定が可能になりました。この医療機関経営における観点でもサポートとしてご活用いただけます。

■今後の展開
  • 全国の医療機関へのサービス提供およびサポート体制強化
 特に医療リソースが限られている地域では、COVID-19感染患者を集中的に受け入れて対応をされている医療機関が多く、システム構築支援は喫緊の課題です。当社は先般、株式会社スズケン(本社:愛知県名古屋市)と資本業務提携を締結いたしました。これにより、同社の連結47都道府県約240支店の営業メンバーと緊密に連携し、全国の医療機関へのサービス提供およびサポート体制を強化してまいります。
 
  • 生活者向け「AI受診相談ユビー」との連携強化
 4月28日に緊急提供開始した生活者向け事前問診サービス「AI受診相談ユビー」との連携強化も、検討・開発を進めています。本サービスは、すでに5月11日までの2週間で約11万人の生活者の皆さまにご利用いただいております。今後は、医療機関のホームページなどを経由せずとも事前問診内容を共有できるようにし、さらに漏らすことなく来院前の確認をサポート可能にしてまいります。

■試験導入をしている医療機関の声
  • 目黒みらい内科クリニック(東京都)
 すでにオンライン予約システム導入していたところ、問診機能がなく探していました。また、新型コロナウイルス感染症流行拡大に伴い、クリニック滞在時間の短縮・接触感染リスク低減を目的に来院前問診を導入できればと考えていました。

 そこで本システムを試験導入したところ、患者様は来院前に問診が終わり、来院時の負担や滞在時間が減りました。また当院としても、受付で問診記入の案内等が不要となり業務負担軽減され、受診理由が詳しく分かり対応しやすくなりました。また、医師としてはカルテ記入量が減り、患者様との会話や診察により集中しやすくなりました。

 出てくる質問の回答を選んでいくだけのシンプルな問診システムであり、患者様からも好評です。導入により患者様の待ち時間短縮、受付の問診業務負担軽減、医師のカルテ記入負担軽減・本来業務への注力等が期待できます。
 
  • 医療法人良秀会(大阪府)
 医療機関の対応として、発熱トリアージ外来等を設置し、新型コロナウイルス感染症を疑う患者様と一般の患者様と動線を分ける取り組み等が行われています。具体的には、病院の駐車場の一角などを利用し、スタッフが限りある防護具を着用し、患者様と直接接触しながらトリアージを行っていることが多いと思います。しかし、問診の聴取やトリアージの結果を伝えるといったプロセス自体が、感染疑いのある患者様との濃厚接触時間となります。この感染リスクは医療従事者の心理的負担、病院の経営リスクであり、改善すべき重要な課題であると認識していました。

 当法人では、5病院のうち3病院でAI問診Ubieを活用していたこともあり、このシステムをプレホスピタルにおいて新型コロナウイルス感染症のトリアージに活用できないかと考えていました。4月初旬にUbie社に相談したところ、大変な時期だからこそ何とか病院に貢献したいという熱い返事をスタッフの方々からいただきました。導入に向けて現場のオペレーションに合った形で柔軟にカスタマイズしていただけたことが重要なポイントだったと思います。4月下旬から試験導入を開始し、現場のスタッフには、標準化された基準でトリアージを行うこと、患者様が院内に入る前に十分な情報を入手することのメリットについて肌で感じてもらえています。また、患者様の不安軽減にもなるのではないかと思います。

 Ubie社はAI問診Ubieの特徴を3つ挙げていますが、それ以外にも大きなメリットがあります。1つ目は、患者様自身で入力した内容が電子カルテに反映され、コミュニケーションエラー対策になることです。2つ目は、医師や看護師の教育に役立つということです。なぜこのような質問をしているのか、なぜこのような鑑別疾患が出てきているのかを考えることは、非常に大切なプロセスです。COVID-19トリアージ支援システムの導入は、外来診療のオペレーションを見直すきっかけにもなったので、是非お勧めしたいと思います。
 
  •  田主丸中央病院(福岡県)
 COVID-19感染疑いのある患者様も来院するケースがあるため、可能な限り濃厚接触を避ける手立てが必要でした。そのためには来院直後から、出来れば来院前からの正確かつ簡便な情報収集が欠かせません。人的資源も限られている中で電話などでの事前確認にも限界もあり、一連の受診行動に対して同一のソリューションで対応する方法を模索していました。

 感染疑い患者様の多くを来院前問診で確認できるようになったことで、対応するスタッフの負担や濃厚接触を低減できました。また、来院直後の迅速なAI問診により、現場だけでなく患者様の安心感につながっています。

 業務効率化サービスとして導入していたAI問診Ubieが、このコロナ禍においては欠かせない安全弁として機能しています。現場の医療者を守るためにも導入をお勧めします。
 
  •  松波総合病院、まつなみ健康増進クリニック(岐阜県)
 COVID-19が流行している状況で、発熱や呼吸器症状を有する患者様を診療する場合には、来院後速やかに体温測定や受診理由の確認を行った上で、トリアージを行い動線を分ける、待合場所や診察室を分けるといった特別の配慮が必要となります。また、感染疑いのある患者様に対しては、院内感染防止のため、医療スタッフは接触の程度に応じて適切なPPE(個人防護具)を使用する必要があります。

 これまで、まつなみ健康増進クリニックでは入口にサーモグラフィーを設置して、松波総合病院では各科ブロック受付で検温を行い、発熱がある患者様には、発熱問診票を渡して記載してもらいスタッフが受け取り、診察まで車内あるいは別区画の待合室で待機していただく運用を行ってきました。一方、感染疑いのある患者様の場合、医師や看護師、関係スタッフ等との接触時間が長くなると感染リスクが増大するため、対面時間の短縮が望まれます。この点、AI問診Ubieによる問診は有効でしたが、各科のブロック受付での運用のため、タブレット貸与とWifiの制限から、車内待機中の患者に対しての使用が困難でした。

 そこで病院、クリニックともに、体温測定あるいは受診理由から、発熱患者の早期トリアージを受付段階で行うこととし、従来の紙問診に、QRコードからアクセスして車内で行うAI問診Ubieを用いたスマホ問診の選択肢を追加、ホームページからも来院前に実施可能な事前問診の案内を開始しています。スマホ問診や事前問診により、問診時間の短縮と紙や機器の受け渡しが不要となり、アラートを確認して患者動線を早期から分けることが可能となり、感染リスク低減や効率化に貢献 できると考えております。

 業務効率化を目的として導入したAI問診Ubieが、新型コロナウイルス感染対策機能を実装したことで、院内感染防止にも活用できます。患者を守る、医療者を守る目的においても、AI問診Ubieの導入を検討してはいかがでしょうか。
 
  • 角田病院(群馬県)
 導入するまでは、基本的には電話での状態聴取を行うとともに、直接来院された方には紙の問診票を用いてトリアージを実施していましたが、看護師による直接の聞き取りが必要となることも多く、対面接触による感染のリスクを危惧しておりました。また、電話での不十分な問診により、来院されて初めて判明する問診の漏れ等も生じておりました。

 患者様はご自身のスマートフォンで問診を実施することが可能となり、接触感染のリスクを低減できるようになりました。また、患者様の状態に沿った問診を事前に十分に行えるようになり、病院スタッフの業務効率化はもちろん、患者様を不必要に長く院内に留めることも少なくなりましたし、必要に応じて保健所への連絡を促すといったトリアージにも有効であると感じました。

 スマートフォンでの問診が可能となり、患者様がご自宅にいても状態確認が出来るため、不必要に来院していただくことが無くなるとともに、医療従事者の感染リスクも低減できるようになるなど、患者様と医療従事者との双方に有用であると思われます。 

【AI問診Ubieについて】
  • 現役の医師が開発したAI問診サービス
 問診は、すべての医療の入り口であり、患者様の容体を知るのに非常に重要なプロセスです。現在、多くの医療機関では、患者様に記入いただいた「紙の問診表」と同様の内容を診察室で問診し直し、ゼロから電子カルテに記載する作業が発生しています。「AI問診Ubie」はこの課題を解消すべく、現役医師とエンジニアが開発したサービスです。
 
  • 約5万件の論文から抽出されたデータで構成。AIが患者様一人ひとりにカスタマイズする問診表。
 約5万件の論文から抽出されたデータに基づき、AIが患者様一人ひとりの症状や地域・年代に合わせた質問を自動で分析・生成します。患者様は、受付で手渡されたタブレットから出てくる質問に沿ってタッチするだけ。およそ3分で入力が完了します。
 
  • 診察室が変わる。待ち時間の短縮で患者満足度も向上。
 入力データは即時、医師にも届けられ、患者様が入力した問診内容が医療用語に変換されカルテに落とし込まれます。それにより、診察室ではスムーズに治療方針を決定でき、また、待ち時間の短縮により、患者満足度の向上も見込めます。

【AI受診相談ユビーについて】
 「AI受診相談ユビ―」は症状から適切な医療への案内をサポートするサービスです。生活者は自宅等で症状等を入力することで、適切な受診先・タイミングを調べることができます。かかりつけ医等 地域の医療機関や、#7119等の救急車対応、厚生労働省等の公的な電話相談窓口への適切な受診行動を支援します。

URL:https://ubie.app/

【Ubie株式会社について】
 「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」ことを目指し、医師とエンジニアが2017年5月に創業したヘルステックスタートアップです。AIをコア技術とし、医療現場の業務効率化を図るAI問診サービス「AI問診Ubie」と、生活者の適切な受診行動をサポートする事前問診サービス 「AI受診相談ユビー」を開発・提供。医療情報格差をなくし、誰もが自分にあった医療にアクセス できる社会づくりを進めてまいります。

所在地  :〒103-0022  東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル6階
設立   :2017年5月
代表者  :共同代表取締役 阿部 吉倫・久保 恒太
URL       :https://ubie.life
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