写真展「日露関係 写真でみる歴史」オープニングセレモニー イベントレポート
日露合作映画「ソローキンの見た桜」出演のイッセー尾形さんがゲスト登壇
外務省は、近現代史の日本とロシアの交流を伝える貴重な写真を約80点展示した写真展「日露関係 写真でみる歴史」の開催を記念し、開催初日となる9月14日(土)に、展示会場である東京ミッドタウン日比谷にて、オープニングセレモニーを実施致しました。
冒頭にて外務省 ロシア課長 宮本 哲二より、写真展と日露交流年の趣旨説明とご挨拶を行った後、日露合作映画「ソローキンの見た桜」出演の俳優・イッセー尾形さんよりゲストスピーチをして頂きました。また、本写真展監修者の保谷 徹(東京大学史料編纂所長・教授)によるギャラリートークを実施致しました。
外務省 ロシア課長 宮本 哲二
この写真展を開催するにあたり、この限られた空間の中で、幅広いテーマを扱うことを決めました。解説についても、日露両国の専門家の方々による、客観的な説明といたしました。この日露交流年は、『あなたの知らない日本があります。あなたの知らないロシアがあります。』をキャッチフレーズとして実施してきました。日露両国は長い歴史を有しますが、実はお互い知らないことが多くあります。両国の国民間の相互理解が一層深まることを狙って、この交流年を実施してまいりました。この写真展をご覧になった皆様が、写真展を通じて、これまで知らなかった日露の歴史を発見し、日露関係に関心を持っていただけることを願っています。」と話しました。
俳優・イッセー尾形さん
私とロシアの関係は、2006年に公開された『太陽』という映画にて、昭和天皇を演じたことに始まります。監督は、かの有名なアレクサンドル・ソクーロフさんでした。そして、撮影自体がロシアで行われるという、どこをとっても恐るべきハードルの高さがありました。しかし、監督は私が演じることについて全部褒めてくれました。初日だから気を遣っているのではないか、という私の思いに反し、最後まで褒めてくれて、本当に胸をなでおろしたことを覚えています。監督は、10年の歳月をかけ準備し、防空壕を再現しました。天皇陛下が使っていたテーブルクロスもすべて忠実に再現しました。そこには、揺るぎないリアリティのもとに、ファンタジー作品を作ろうという考えがありました。
また、『ソローキンの見た桜』では、ボイスマン大佐を演じる、俳優のアレクサンドル・ドモガロフと共演しました。彼は、リアリティをもって役を作り込んでいましたが、内面はお茶目で、そのこと自体を楽しむユーモアがありました。ロシアの芸術は、ノンフィクションの中にフィクション、ノンフィクションがフィクションを包む、その両方を兼ね備えていることを痛感しました。そして、私もそうなりたいと思っています。改めて、写真展の写真をゆっくり、そして、一枚一枚目を凝らしてご覧ください。」とゲストスピーチして頂きました。
■オープニングセレモニー概要
・ 実施日:2019年9月14日(土)11:00-11:30
・ 場所 :東京ミッドタウン日比谷1階アトリウム
(住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-2)
・主催:外務省
・ゲスト:俳優・イッセー尾形さん
・登壇者 :外務省 ロシア課長 宮本 哲二 保谷 徹(東京大学史料編纂所長・教授)
■日露交流年について
2016年12月のプーチン大統領訪日の際、両国における人的交流の拡大に向けた方策の一つとして開催する運びとなりました。政治・経済・文化・科学・教育・青年・スポーツ・自治体間交流・その他の分野において両国を紹介する600件以上の行事が行われ、日露の二国間関係の更なる発展に寄与することが期待されています。
※ロシアにおける日本年の公式サイト:https://www.ru.emb-japan.go.jp/japan2018/jp/index.html
■写真展「日露関係 写真でみる歴史」について
2018年10月16日から11月11日にモスクワ、2019年1月29日から3月3日にサンクトペテルブルクで開催された写真展で使用した写真データや解説文等を活用し、日露交流年閉会式の関連行事として日本においても同様の写真展を開催します。日本とロシアのつながりに対する知識を深め相互理解の進化を目指します。※日露関係写真展の公式サイト:https://www.ru.em
外務省 ロシア課長 宮本 哲二
「2016年12月のプーチン大統領訪日の際、安倍総理とプーチン大統領は、2018年から2019年にかけて日露交流年と定め、これまで日露両国において様々な行事を行ってきました。この写真展は、モスクワとサンクトペテルブルクで行われた内容を日本でも同様に展示したものです。
この写真展を開催するにあたり、この限られた空間の中で、幅広いテーマを扱うことを決めました。解説についても、日露両国の専門家の方々による、客観的な説明といたしました。この日露交流年は、『あなたの知らない日本があります。あなたの知らないロシアがあります。』をキャッチフレーズとして実施してきました。日露両国は長い歴史を有しますが、実はお互い知らないことが多くあります。両国の国民間の相互理解が一層深まることを狙って、この交流年を実施してまいりました。この写真展をご覧になった皆様が、写真展を通じて、これまで知らなかった日露の歴史を発見し、日露関係に関心を持っていただけることを願っています。」と話しました。
俳優・イッセー尾形さん
「写真展を見ると、日本とロシアの、出会い、戦争、共産主義の交流、文化の交流とそれぞれ大きな流れがあったことが分かりました。ただ、写真一枚一枚、目を凝らして見ると、大雑把な言葉では表現できない日露の交流があったのだと想像できるのではないかと思います。
私とロシアの関係は、2006年に公開された『太陽』という映画にて、昭和天皇を演じたことに始まります。監督は、かの有名なアレクサンドル・ソクーロフさんでした。そして、撮影自体がロシアで行われるという、どこをとっても恐るべきハードルの高さがありました。しかし、監督は私が演じることについて全部褒めてくれました。初日だから気を遣っているのではないか、という私の思いに反し、最後まで褒めてくれて、本当に胸をなでおろしたことを覚えています。監督は、10年の歳月をかけ準備し、防空壕を再現しました。天皇陛下が使っていたテーブルクロスもすべて忠実に再現しました。そこには、揺るぎないリアリティのもとに、ファンタジー作品を作ろうという考えがありました。
また、『ソローキンの見た桜』では、ボイスマン大佐を演じる、俳優のアレクサンドル・ドモガロフと共演しました。彼は、リアリティをもって役を作り込んでいましたが、内面はお茶目で、そのこと自体を楽しむユーモアがありました。ロシアの芸術は、ノンフィクションの中にフィクション、ノンフィクションがフィクションを包む、その両方を兼ね備えていることを痛感しました。そして、私もそうなりたいと思っています。改めて、写真展の写真をゆっくり、そして、一枚一枚目を凝らしてご覧ください。」とゲストスピーチして頂きました。
■オープニングセレモニー概要
・ 実施日:2019年9月14日(土)11:00-11:30
・ 場所 :東京ミッドタウン日比谷1階アトリウム
(住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-2)
・主催:外務省
・ゲスト:俳優・イッセー尾形さん
・登壇者 :外務省 ロシア課長 宮本 哲二 保谷 徹(東京大学史料編纂所長・教授)
■日露交流年について
2016年12月のプーチン大統領訪日の際、両国における人的交流の拡大に向けた方策の一つとして開催する運びとなりました。政治・経済・文化・科学・教育・青年・スポーツ・自治体間交流・その他の分野において両国を紹介する600件以上の行事が行われ、日露の二国間関係の更なる発展に寄与することが期待されています。
※ロシアにおける日本年の公式サイト:https://www.ru.emb-japan.go.jp/japan2018/jp/index.html
■写真展「日露関係 写真でみる歴史」について
2018年10月16日から11月11日にモスクワ、2019年1月29日から3月3日にサンクトペテルブルクで開催された写真展で使用した写真データや解説文等を活用し、日露交流年閉会式の関連行事として日本においても同様の写真展を開催します。日本とロシアのつながりに対する知識を深め相互理解の進化を目指します。※日露関係写真展の公式サイト:https://www.ru.em
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