ユニバーサルロボット、AGVや自律型モバイルロボット向けDCバッテリー駆動の協働ロボットを発表
協働ロボットを活用した工程間で、ロボットの移動を自動化
ユニバーサルロボット(日本支社代表 山根 剛、東京都港区)は、DCバッテリー駆動の協働ロボット新製品「OEM DC Model UR3e/UR5e/UR10e/UR16e」の提供を本日より開始します。本製品は、AGV(Automated Guided Vehicle 無人搬送車、以下AGV)やAMR(Automated Mobile Robot 自律型モバイルロボット、以下AMR)へのインテグレーション向けに最適化されています。ユニバーサルロボットは、全国の販売パートナーと共に、AGVやAMRへのニーズが高い製造現場の他、物流・流通、医療などの業界で協働ロボットを使ったシステムの提案を積極的に展開していきます。
人手不足が進む近年の製造現場において、人が行っている手作業を協働ロボットに代替させる動きは徐々に進行しています。特にユニバーサルロボットの協働ロボットは、小型・軽量で安全柵が不要であり、かつプログラミングが簡単なため、複数の工程で柔軟に活用できることが特徴で、台車に載せて工程間を移動させる事例が多数見られます。今回販売開始となったe-Series向けOEM DC Modelは、24-48V DCバッテリー駆動のAGV/AMRに搭載することで、お互いの距離が長い複数の工程間の搬送をも自動化するものです。人手不足が続く日本および世界市場において、このような自動化システムに期待が高まっています。
◆OEM DC Model UR3e/UR5e/UR10e/UR16e特長
1. AGV/AMRのバッテリーから直接、電源供給が可能
2. 標準のURロボットアームの優れた特長とメリットをDC Modelでも提供
3. ティーチペンダントとコントロールボックスが必要なく、システムの小型化と軽量化に貢献
ユニバーサルロボット 日本支社代表 山根 剛は次のように述べています。
「AGVやAMRと一体化した協働ロボットのモバイルシステムのニーズは我国でも近年高まりを見せています。今回提供を開始するDC駆動型の新製品は、製造業における工程間の搬送はもちろん、物流・流通などさまざまな産業分野のニーズに対応する製品です。当社は、本製品の提供を通して工場・施設における生産性向上と人手不足解消に貢献していきます。」
ユニバーサルロボットは、11月26日に本件に関する記者発表会を行い、ユニバーサルロボット同様にTeradyne Inc.(NYSE:TER)傘下にあるMobile Industrial Robots社(MiR)のAMRにURロボットを搭載したアプリケーションのデモンストレーションを実演しました。MiRは、自律走行型搬送ロボットで、アセンブリの為の部品搬送や、広大な施設内の材料輸送、医療施設内での書類の配布·回収、クリーンルーム内へ機材を届ける等、さまざまな現場での業務の自動化を実現します。単純作業の自動化により、人はより高度な作業に集中することができるようになり、生産性の向上が期待されます。
[ユニバーサルロボットについて]
2005年に設立されたユニバーサルロボットは、あらゆる規模の会社でロボット技術による自動化を実現することを目的に、小型で、使いやすく、リーズナブルな価格設定で、フレキシブルかつ安全な産業用ロボットの開発に努めています。2008年に協働ロボット第一号を発表して以来、ユーザーフレンドリーなコボットの提供によって大きな成長を遂げており、現在では世界中で販売されています。ユニバーサルロボットはTeradyne Inc.傘下の企業であり、デンマーク、オーデンセに本社を置き、米国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、チェコ共和国、トルコ、中国、インド、シンガポール、日本、韓国、台湾、メキシコに子会社や支社を擁しています。2018年のユニバーサルロボットの売上高は 2億3400万ドルでした。www.universal-robots.com/ja
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