バイオインフォマティクスベンチャー「digzyme」、シードラウンドにて総額約3,000万円の資金調達を実施
あらゆる有用化合物のバイオ生産を可能にする情報基盤開発を目指す株式会社digzymeは(https://www.digzyme.com 本社:東京都文京区、代表取締役:渡来直生)は、ANRI、株式会社ReBoost(代表取締役:河合聡一郎)らを引受先とする第三者割当増資により、総額約3,000万円の資金調達を実施したことをお知らせ致します。
株式会社digzymeは、生命科学研究のビッグデータ解析によって有用化合物の新規バイオ生産開発を促進する「東工大発ベンチャー」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000050097.html)です。
化合物の新規バイオ生産系開発のための酵素反応の逆合成解析(※)と遺伝子探索を同時に行う「digzyme Moonlight」というサービスの提供をしており、コア技術である酵素反応の類似性探索やメタゲノミクスを活かし、既に大手企業複数社と有用化合物生産に向けた共同研究を開始しています。
今回の調達資金を以て、採用を含めた開発体制の強化や協力企業の開拓など、事業推進の基盤強化とともに、新プロダクト「digzyme Moonlight Cloud」の開発を加速します。
開発中のサービス
「digzyme Moonlight Cloud」ではWebブラウザなどから無料で簡単に酵素反応の逆合成解析を行うことができます。ユーザは検索フォームに任意のターゲット化合物を入力するだけで、原料候補の化合物との間を結ぶ推定反応経路を得ることができます。
原料化合物の指定や、各反応における酵素遺伝子候補の推定や、秘匿化した上での逆合成解析など、さらに詳細な解析は共同研究として行う予定です。
また、化合物の合成経路だけでなく分解経路の予測機能も開発中です。これにより、例えば生分解性プラスチックの環境中での分解予測などが可能となります。
今後について
自社開発や事業パートナーとの共同開発を経て、さらにプロダクト開発を進めていきたいと考えております。Cloud版のサービスを提供し、技術力や利便性を広く認知していただくことで、産業界やアカデミアとの発展的な共同研究を通じて酵素反応化学の新たな可能性を開拓し、有用化合物のバイオ生産系開発を推進していきます。
※「逆合成解析」とは
ターゲット化合物に至るまでの最適な多段階合成経路を導出する手法で、これまで有機合成化学ではアルゴリズム開発が進んできた経緯があります。一方で、酵素反応化学は有機合成化学とは大きく異なるため、逆合成解析ツールの前例は多くありません。特に、酵素には「基質特異性」という、特定の化合物に対する反応のみを触媒する性質があるため、新規化合物に対する酵素反応は容易に推定できなかったためです。そこで、株式会社digzymeでは自社の持つ反応類似性探索の技術を応用することで、新規化合物の反応に対しても「酵素反応らしさ」のスコアを定義することにより、逆合成解析の最適化を試みています。
化合物の新規バイオ生産系開発のための酵素反応の逆合成解析(※)と遺伝子探索を同時に行う「digzyme Moonlight」というサービスの提供をしており、コア技術である酵素反応の類似性探索やメタゲノミクスを活かし、既に大手企業複数社と有用化合物生産に向けた共同研究を開始しています。
今回の調達資金を以て、採用を含めた開発体制の強化や協力企業の開拓など、事業推進の基盤強化とともに、新プロダクト「digzyme Moonlight Cloud」の開発を加速します。
開発中のサービス
「digzyme Moonlight Cloud」ではWebブラウザなどから無料で簡単に酵素反応の逆合成解析を行うことができます。ユーザは検索フォームに任意のターゲット化合物を入力するだけで、原料候補の化合物との間を結ぶ推定反応経路を得ることができます。
原料化合物の指定や、各反応における酵素遺伝子候補の推定や、秘匿化した上での逆合成解析など、さらに詳細な解析は共同研究として行う予定です。
また、化合物の合成経路だけでなく分解経路の予測機能も開発中です。これにより、例えば生分解性プラスチックの環境中での分解予測などが可能となります。
今後について
自社開発や事業パートナーとの共同開発を経て、さらにプロダクト開発を進めていきたいと考えております。Cloud版のサービスを提供し、技術力や利便性を広く認知していただくことで、産業界やアカデミアとの発展的な共同研究を通じて酵素反応化学の新たな可能性を開拓し、有用化合物のバイオ生産系開発を推進していきます。
※「逆合成解析」とは
ターゲット化合物に至るまでの最適な多段階合成経路を導出する手法で、これまで有機合成化学ではアルゴリズム開発が進んできた経緯があります。一方で、酵素反応化学は有機合成化学とは大きく異なるため、逆合成解析ツールの前例は多くありません。特に、酵素には「基質特異性」という、特定の化合物に対する反応のみを触媒する性質があるため、新規化合物に対する酵素反応は容易に推定できなかったためです。そこで、株式会社digzymeでは自社の持つ反応類似性探索の技術を応用することで、新規化合物の反応に対しても「酵素反応らしさ」のスコアを定義することにより、逆合成解析の最適化を試みています。
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