「小学生から始めるSTEM・データサイエンス」(STEM-DS)ウェブサイトリニューアル
小学生から始めるSTEM・データサイエンス(STEM-DS)《フードロス編》のウェブサイトリニューアルを行いました。
東京学芸大こども未来研究所のSTEAM教育プロジェクトは、教育の産学官連携として 2013 年に立ち上げられたプロジェクトです。体系的に STEAM 教育を推進することを目指し、共同研究や教材開発、教育普及支援、人材育成等を幅広く実施しています。STEM-DSは、特にSTEAMのMath(算数・数学)に焦点を当て、本場のデータサイエンスを体感できるように開発された教材です。
急速なデジタル化が進む中で、教育現場においても総合的な探究の時間が小学校から導入されており、早期からデータサイエンスに触れる重要性はこれまで以上に高まっています。データに基づいた意思決定や、論理的・批判的な思考、グループワークの能力を小学生のうちに身に付けることは、有益であると考えられます。
STEM-DS《フードロス編》は、SDGsの「2.飢餓をゼロに」という目標にも関わる、フードロスという社会問題をテーマに、データサイエンスの基礎を学ぶ小学校5, 6年生向けのSTEM教材です。教材では、インタビュー等から子供たち自身が仮説を立て、その仮説についてデータを分析しながら検証していくという取組を通して、インタビュー時点では見えなかった新たな問題をデータから見出していきます。データサイエンスの面白さを体感し、興味を持ってもらうことで、将来どの職業に就いても求められるであろう「問題発見・課題解決の力」や、「データを活用・分析する力」、「情報を実社会に活用しようとする力」の基礎を養い、STEM・データサイエンスの学びにつながる取り組みになっています。
この度、より多くの方に本教材をご活用いただくために、STEM-DSのウェブサイトリニューアルを行いました。教材利用に関するアクセスマップをご参照の上、ウェブサイトから利用登録いただくことで、パワーポイント教材、Webアプリをどなたでも無料でご利用いただけます。
STEM-DSのウェブサイトは右のリンクをご参照ください。(https://steam.codomode.org/stem-ds/ )
「総合的な学習の時間で教材を使ってみたいけど、内容がよくわからない」、「STEM教材って何?」などの疑問をお持ちの先生方に向けて、東京都葛飾区立東金町小学校の太田先生による授業実践例をサイト内で紹介しています。授業時間の構成、具体的な授業内容や進行の様子などをご参照いただけます。STEM-DS、データサイエンスをテーマにした授業実施のご参考になさってください。
【特定非営利活動東京学芸大こども未来研究所について】(https://codomode.org/)
特定非営利活動法人東京学芸こども未来研究所は、国立大学法人東京学芸大学と株式会社おもちゃ王国が協同で設立し、全国でも数少ない教員養成系学部における産学協同研究のための組織としてスタートしました。
広く一般市民を対象として大学の「知」を地域に還元していくことで、子どもが健全に育つ環境の整備、学校内外の教育力の向上に寄与することを目的とし、子どもを取り巻く「ひと(人材育成)」「モノ・コト(開発・調査)」、「コミュニケーション(伝達支援)」を軸に事業を展開しています。東京学芸大学の教育に関する実績を、様々な教育関連現場のニーズに合わせてカスタマイズし提供することを、主な業務としています。
【関連サイト】
・学びの場.com:6年生がコンサルタントになって、先生方の悩みを解決(前編)
https://www.manabinoba.com/class_reports/021445.html
・学びの場.com:6年生がコンサルタントになって、先生方の悩みを解決(後編)
https://www.manabinoba.com/class_reports/021447.html
・日本科学教育学会年会論文集:小学校におけるデータサイエンスを取り入れた問題解決型学習の実践
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssep/46/0/46_417/_article/-char/ja/
・東京都葛飾区立 東金町小学校:2022年6月記事
https://school.katsushika.ed.jp/swas/index.php?id=higashikanamachi_e&frame=frm629422a0875dc
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