アリババ、大規模なオンライン・コミュニケーションをサポートするDingTalk Liteを発表
日本やマレーシア、シンガポール、香港、マカオ向けに開発されたLite版アプリ
アリババグループは本日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大に伴って影響を受けている地域の企業や教育機関を支援するために、同社が提供するコミュニケーション・プラットフォーム「DingTalk(ディントーク、中国語:釘釘、以下DingTalk)」のライト版アプリ「DingTalk Lite(ディントーク・ライト)」を発表しました。DingTalk LiteはApp StoreやGoogle Playストアなどの複数のアプリストアから無料でダウンロードできます。
DingTalk Liteでは、300人以上が同時に参加できるビデオ会議機能や、最大1,000人が参加できる高精細ライブ配信機能、写真や映像の共有機能、ベーシックな1対1のチャット機能などを提供します。現在、日本語、英語、中国語(繁体字)に対応しており、日本、マレーシア、シンガポール、香港、マカオのユーザー向けに提供されています。
DingTalkの最高技術責任者(CTO)のヒューゴ・ジュ(Hugo Zhu、朱 鴻)は、次のように述べています。
「新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、リモートワークや遠隔授業に対する需要が高まる中、当社は最先端技術を活用して、企業や学校が、可能な限り運営を維持できるようサポートしたいと考えています。現在アジア地域において、さまざまなレベルの行動制限と自己隔離を実施する都市が増えていることから、ビジネスにおけるビデオ会議やオンライン授業のライブ配信に対する需要がこれまで以上に高まっています。今回発表したDingTalk Liteを通じて、より多くのユーザーのオンライン・コミュニケーションをサポートしてまいりたいと存じます。」
DingTalk Liteの主な機能には、以下が含まれます。
- ライブ配信:1,000人の参加者を1つのライブ配信グループに招待し、同時にその配信を複数のグループで共有して実施することで、視聴者数を最大化ことができます。
- ビデオ会議:地域に関係なく最大302人が参加できるビデオ会議の開催が可能で、画面共有やドライブ上でのファイル共有もできます。また、美顔効果機能である「ビューティー・モード」や録画機能も搭載されています。
- グループチャット機能:最大1,000人までが参加可能で、全員または特定の参加者に通知を送信できます。中国語や日本語、英語を含む14カ国語での双方向翻訳を可能にするAI翻訳機能により、言語の壁を超えて自由にコミュニケーションをとることができます。
- 連絡先やチーム管理:企業や組織、チームの作成など、連絡先の容易な管理が可能です。
アリババグループのデータ・インテリジェンス・バックボーンであるアリババクラウドの安全で耐障害性の高い
グローバル・インフラを活用する、DingTalk(Lite版を含む)は、ここ数ヶ月で通信需要が急増する中でも、低遅延で高精細なビデオ会議とライブ配信を提供してきました。中国では約1,000万社の企業がDingTalkをリモートワークに利用しており、また新型コロナウイルス感染症の拡大時には中国全土で1億2,000万人以上の学生がDingTalkを利用してオンライン授業を受講しました。
DingTalkは、ライブ・ストリーミングおよびグループチャット機能を提供するほか、世界中の医療専門家が新型コロナウイルス感染症対策に関する情報や経験を共有し合いながら、円滑なコミュニケーションを図れるように設計された「国際医療専門家コミュニケーション・プラットフォーム」を通じて、サポートしています。
DingTalkはまた、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中、遠隔授業を促進するソリューションのひとつとして、ユネスコ(UNESCO、国際連合教育科学文化機関)より推薦されています。
■参考情報
- DingTalkリモートワークワークガイド
https://page.dingtalk.com/wow/dingtalk/act/remoteworkingjp?lwfrom=2020032420485763000&wh_biz=tm
- DingTalk遠隔オンライン授業ワンストップソリューション
https://jp.alibabanews.com/wp-content/uploads/2020/03/DingTalk遠隔授業ワンストップソリューションV1.0.pdf
【DingTalkについて】
DingTalk(ディントーク、中国語:「釘釘」)は、アリババグループが中小企業を支援するために自社開発した一体型コミュニケーションおよびモバイルオフィスサービスです。クラウドテクノロジーをベースとしたDingTalkは、2015年よりサービス開始し、業務効率化に役立つツールとして1,000万を超える企業、2億人以上のユーザーに信頼される企業プラットフォームに成長しました。DingTalkは、インスタントメッセージ、音声通話、ビデオ会議、ワークフロー管理など、さまざまな機能を提供し、安全・安心なコミュニケーションおよび効率的な働き方の実現を目指しています。
【アリババクラウドについて】
2009年に設立されたアリババクラウドは (www.alibabacloud.com)、アリババグループのデータ・インテリジェンス・バックボーンです。調査会社ガートナー社によると、アリババクラウドは世界のIaaSプロバイダーの上位3社に入ります。また、調査会社IDCによると、アリババクラウドは中国におけるパブリック・クラウドサービスの最大手プロバイダーでもあり、同社のマーケットプレイスを利用する事業者、スタートアップ、企業、公共サービスを含む、世界中の組織に包括的なクラウド・コンピューティング・サービスを提供しています。アリババクラウドは、国際オリンピック委員会 (IOC) の公式クラウドサービス・パートナーでもあります。
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