2020年7月11日(土)弘前れんが倉庫美術館 グランドオープン
本PFI事業では、国内で初めてシードル(リンゴの発泡酒)が大々的に生産された「吉野町煉瓦倉庫」(2015年7月より弘前市が所有)を芸術文化施設として改修・整備し、その後15年間にわたり維持管理・運営を行います。建築設計はエストニア国立博物館などを手掛けた田根 剛氏が担当。煉瓦建造物の耐震性能を高めつつ、今あるものを可能な限り残した「記憶の継承」と「風景の再生」をコンセプトにもつ建築空間では、その魅力を最大限に生かした国内外の先進的なアートや、弘前そして東北地域の歴史・文化と向き合う同時代の作品も収集し展示します。またミュージアム棟の隣には、付帯事業としてミュージアムカフェとミュージアムショップを有するカフェ・ショップ棟も展開。7基のタンクを設置した工房で作ったシードルを販売する「A-FACTORY 弘前吉野町シードル工房」と青森県産の食材を使用した多国籍料理を提供するカフェが出店しており、美術館オリジナルのグッズをはじめ、国内外のアーティストや地元弘前ならではの商品を販売するショップも併設しています。2つの建物は、煉瓦や「シードル・ゴールド」カラーの屋根により一体感を生み出し、食という日常とアートという非日常をつなぎ、ここでしか味わえない体験を与えてくれます。(ミュージアム棟とカフェ・ショップ棟の詳細は、資料①をご参照ください)
スターツグループでは、今後15年間にわたって維持管理・運営に携わり、事業マネジメントを行います。弘前城、ねぷたまつり、さくらまつり、岩木山といった素晴らしい文化や伝統が数多くある弘前市。地元弘前の方々をはじめ、全国の人々にも愛され、気軽に訪れていただけるような施設を目指し、新たな弘前の名所として賑わいの中心となるよう努めてまいります。
※1 スターツコーポレーション株式会社、スターツCAM株式会社、スターツファシリティーサービス株式会社 、株式会社大林組、株式会社NTTファシリティーズ、エヌ・アンド・エー株式会社、株式会社南建設、株式会社 西村組が設立した特別目的会社
【資料①】
赤煉瓦倉庫の魅力を未来へつなぐ
クリエイティブハブ(文化創造の拠点)
◆築100年の煉瓦倉庫を再生し、未来へつなぐ。スターツならではのプロジェクト
弘前市民にとって大切な煉瓦倉庫という原風景を守り、歴史を未来へつなげるため、スターツCAM(株)免制震構造研究所がミュージアム棟の大屋根を支える骨組みの補強設計とカフェ・ショップ棟の正面の既存壁を残しながらの木質構造設計を実施しました。また今後15年間、スターツファシリティーサービス(株)が施設の維持管理(清掃・警備)に、スターツグループとして運営にも携わっていきます。建てて終わりではない、地域のために何が大切なのかを考え、末永く貢献することを追求してきたスターツグループならではのプロジェクトです。
◆繊細な光沢を放つ、「シードル・ゴールド」カラーの屋根
この場所がかつてシードルを生産していた場であることから、老朽化した屋根が「シードル・ゴールド」カラーのチタン製の菱葺(ひしぶき)屋根に生まれ変わりました。
光によって微妙に変化する色合いや光沢は、煉瓦倉庫の新しい象徴となっています。
●ミュージアム棟
〇美術館の特徴
サイト・スペシフィック(場所性)
——「創ること」「見せること」「収蔵して歴史に残すこと」
建築や地域に合わせたコミッション・ワーク(新たに作品を制作すること)を重視し、完成した作品を展示。さらに収蔵するという一連の流れによって、弘前ならではのコレクションを形成します。
タイム・スペシフィック(時間性)
——異なる展示のリズムと柔軟な空間の使い方
煉瓦倉庫の建物の可能性を最大限に生かすために、空間は自由かつ柔軟に運用。またそれぞれの作品は、短期間~長期間の異なるリズムで展示し、年間プログラムを構成します。
◆人々が集う、コミュニティースペース
展覧会を開催する大小5つの展示室を備えたエリアと有料の貸スタジオ、弘前市民が使用可能なワークラウンジやライブラリースペース、市民による作品展示スペース「市民ギャラリー」といった地域のコミュニティスペースを備えています。アートやデザインを学べる美術館と公民館としても機能を併せ持つ、地域に根差した文化創造を促す施設です。
※時期により、1階 市民ギャラリーは2階に、2階 ライブラリー壁面は市民ギャラリーとして利用されます。
●カフェ・ショップ棟
◆煉瓦のように丁寧に積み上げた、歴史と食を味わう
入った瞬間、木造であることを忘れさせる2階吹き抜けの大空間と、実際に稼働している大きな7つのシードルタンクが見どころです。100年前の姿をそのまま残した入口正面の壁から歴史と趣を感じながら、製造されたばかりのシードルや地元の食材を使った他国籍料理を味わえます。
■カフェ/CAFE & RESTAURANT BRICK
営業時間:9:00 – 22:00
(ラストオーダー21:00)
定休日:火曜日、年末年始
(火曜日が祝日の場合は翌日に振替)
■ショップ/Museum Shop Hirosaki MOCA
営業時間:9:00 – 22:00
【資料②】
■弘前市吉野町緑地周辺整備等PFI事業 事業関連会社
[開発、全体運営(指定管理者)]
弘前芸術創造株式会社 ※1
[設計・監理]
スターツCAM株式会社、Atelier Tsuyoshi Tane Architects株式会社、
株式会社NTTファシリティーズ、株式会社大林組、株式会社森村設計
[施工]
スターツCAM株式会社、株式会社大林組、株式会社南建設、株式会社西村組
[維持管理]
スターツファシリティーサービス株式会社、株式会社NTTファシリティーズ、
株式会社NTTファシリティーズ東北
[ミュージアム棟/運営]
エヌ・アンド・エー株式会社
[カフェ・ショップ棟/開発、全体運営(建物所有者)]
弘前賑わい創造株式会社 ※2
[事業マネジメント]
スターツアセットマネジメント株式会社、株式会社スターツ総合研究所
※1 スターツコーポレーション株式会社、スターツCAM株式会社、スターツファシリティーサービス株式会社 、株式会社大林組、株式会社NTTファシリティーズ、エヌ・アンド・エー株式会社、株式会社南建設、株式会社 西村組が設立した特別目的会社
※2 スターツコーポレーション株式会社、エヌ・アンド・エー株式会社が設立し、みちのく銀行が資本参加を行う特別目的会社
■弘前れんが倉庫美術館 施設概要
[所在地]
〒036-8188
青森県弘前市吉野町2-1
[敷地面積]
4,526.24㎡+6,226㎡(緑地部分)
[建物面積]
3,079.53㎡
[交通]
JR奥羽本線「弘前」駅より
徒歩 20分
タクシー 7分
弘南バス 土手町循環バス「中土手町」下車徒歩4分
弘南バス「住吉入口」下車徒歩2分
弘南鉄道大鰐線「中央弘前」駅より徒歩3分
[開館時間]
9:00-17:00
金曜日・土曜日に限りスタジオ、ライブラリーは21:00まで開館
[休館日]
火曜日
(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
[URL]
https://www.hirosaki-moca.jp/
[Instagram]
hirosaki_moca
■開館記念 春夏プログラムの会期変更
開館記念 春夏プログラム「Thank You Memory ―醸造から創造へ―」の会期が決定いたしました。
○新会期 2020 年 6 ⽉ 1 ⽇(⽉)~2020 年 9 ⽉ 22 ⽇(⽕・祝)
(旧会期:2020 年 4 ⽉ 11 ⽇(⼟)〜2020 年 8 ⽉ 31 ⽇(⽉)) ※3
詳しくは公式HP(https://www.hirosaki-moca.jp/exhibitions/thank-you-memory/)をご覧ください。
※3 当館は、2020年4月11日(土)に開館を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期し、6月1日(月)から弘前市民、6月17日(水)からは青森県民を対象に事前予約制のプレオープンを実施しておりました。
■特別夜間開館 概要
グランドオープンを記念し「特別夜間開館」を実施いたします。
○⽇程 2020 年 7 ⽉ 11 ⽇(⼟)18:30~20:30(最終⼊館 20:00)
*9:00~17:00 までは通常開館となります。
*18:00 からエントランス前でテープカット・セレモニーを開催します。
取材をご希望の方は、弘前れんが倉庫美術館 広報担当までお問い合わせください。
*特別夜間開館ではライブラリーのみのご利⽤はできません。
《来館にあたってのお願い》
来館される皆様には、新型コロナウイルス感染予防・拡大防止のためマスクの着用などのご協力をお願いしております。詳しくは公式HP(https://www.hirosaki-moca.jp/)をご覧ください。
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