道路冠水をいち早く検知し、LINE通知する安価な浸水検知センサを兵庫県南あわじ市でモニター利用開始!!(2021年春発売予定)
水害発生時の迅速な初動対応に寄与
亀岡電子株式会社(本社:京都府亀岡市、代表取締役:川勝洋、以下亀岡電子)は、任意の場所に設置したセンサが浸水を検知すると、LINEでお知らせする安価なセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)を開発しました。「短時間強雨の年間発生回数」の増加、「氾濫危険水位を超過した河川数」の増加など、年々全国各地で水害発生リスクが高まるなか、身近な場所の浸水状況をいち早く知らせることで、人的被害や家財への被害を最小限に抑えることに寄与していきます。
(HP:https://www.kameokadenshi.co.jp/kameker2/)
(HP:https://www.kameokadenshi.co.jp/kameker2/)
■実証実験について
2019年7月から京都府福知山市内にセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)の設置を開始し、現在も福知山市内15ヶ所で実証実験を継続しています。2020年9月から、新たに兵庫県南あわじ市の冠水しやすい道路脇2ヶ所にKAMEKER2を設置しています。※2020年度は引き続き自治体向けのモニター利用を受付中。
■展開背景
平成30年の西日本豪雨、令和元年の台風19号による被害など、近年日本全国で水害が多発しているなか、各自治体では危機管理型水位計や防災カメラの設置が進められています。しかしながら、これらの機器は設置工事費を含めると1基数百万円になるものが多く、主要な河川等限られた場所にのみ設置されているのが現状です。
亀岡電子が京都府福知山市で実施したヒアリング調査によると、「大きな河川の水位や、離れた場所の防災カメラ映像を見ても自分事にならず直接避難に繋がらない」「行政から河川水位情報や防災カメラ映像が提供されているが、ホームページを開いてわざわざ見る人は少ない」「もっと身近な場所の浸水情報を直接知らせてくれるようなセンサがあれば欲しい」という声が聞かれました。セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)はそのような市民のニーズに応える形で、河川ではなく冠水しやすい道路や住宅近くの水路など、住民にとってより身近な場所の浸水を知らせる「安価なツール」として開発されました。
■セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)の特徴
KAMEKER2は、河川の水位を測るセンサではなく、内水氾濫時に早期に浸水する道路脇や住宅近くの水路脇に設置することで、住民の避難に直結するより身近な浸水情報を提供できる、他には無い特徴を持った商品です。
①シンプルな機能で圧倒的な低価格を実現。
②乾電池駆動、セルラー通信式なので設置にかかる電源引込工事、ネット配線工事等が不要で設置が簡単。
③LTE通信が届く場所であればどこにでも設置できる。
④浸水を検知するとLINEでお知らせ。 ※情報を見に行く必要がない
⑤浸水しているセンサを地図上で見える化。
■LINE通知と浸水アラートマップについて
・ユーザーがあらかじめ登録しておいたセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)が浸水を検知すると、以下の写真のようにLINEで浸水検知情報を発信します。
※登録するセンサはマップ上から選ぶだけで簡単登録。
・LINEメッセージに添付されているURLをクリックすると、「浸水アラートマップ」が開き、浸水している地点が一目で分かります。
※浸水している地点が赤色でマッピングされます。
■購入者専用「センサ管理画面」について
・セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)の購入者は、「センサ管理画面」を使用して設置しているセンサの詳細設定が可能です。
・センサ設置位置の表示変更、LINE通知メッセージの編集、センサの通知ON/OFF、センサ設置位置のマップ表示/非表示の切替、テスト送信用メッセージへの切替、LINE通知履歴のデータ出力、マップ赤色表示保持時間の変更、etc
■今後の展望
本製品は、従来の危機管理型水位計や防災カメラ等と競合するものではなく、身近な場所の浸水をLINE通知することによって、より迅速な初動対応に繋げるという補完的な役割での使用を想定しております。予算の都合で今まで手の届かなかった場所に安価なセンサを設置することによって、少しでも早く浸水を知らせ、人的被害や家財への被害を最小限に抑える一助となることを目指します。2020年度は自治体向けのモニター利用を受け付け、2021年度に複数の自治体への導入を目指します。
■亀岡電子について
亀岡電子は2020年に設立40周年を迎えるセンサメーカーです。弊社は過去30年間、大手センサメーカーの協力工場として主に工場向けのFAセンサを製造してきましたが、工場以外でも安心安全な社会づくりに貢献できる商品を提供したいとの思いで、静電容量による検出技術のノウハウを活かした、浸水被害を軽減するセンサの開発に取り組んでいます。今後も「水を知る水を知らせる センサ技術で安心安全な社会づくりに貢献する」という理念を掲げ、オリジナルブランド「KAMEKER」の活動に邁進して参ります。
■お問い合わせ
亀岡電子株式会社 営業部 営業企画チーム 澤田 晃仁(さわだ あきひと)
e-mail:a_sawada@kameokadenshi.co.jp
製品HP:https://www.kameokadenshi.co.jp/kameker2/
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