渋谷の新たなランドマーク「MIYASHITA PARK」 に3つのアートワークが誕生
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE(所在地:東京都新宿区西早稲田 代表:清水敏男)は、2020年7月28日に開業した渋谷の新たなランドマーク「MIYASHITA PARK」に3点の屋外彫刻を設置しました。
- MIYASHITA PARK アートコンセプト
山手線の西側に連なる渋谷、新宿、池袋は性格の違いが際立っており、それぞれが個性的な新しい文化の発信拠点になっています。
渋谷が生み出し続けて来たものは何と言っても若い文化です。渋谷に隣接してあったワシントンハイツから入って来たアメリカ文化、横浜方面からの文化、井の頭公園方面からの西東京の文化、銀座線が運んでくる銀座や青山の文化が混在し進取のパワーに満ちた強力な魅力を生成してきました。
そうした「まち」に出現した新しい宮下公園のアートは渋谷の歴史と文化を視覚的というよりも身体的に感じさせるものがふさわしいと考えました。渋谷の「まち」のエネルギーはストリートを歩き雑踏に身を置いた時に身体に響いてくるからです。
宮下公園にはストリート文化を支えるスポーツ施設が開設されています。一番高いところに設置された『YOUwe.』(WA!moto “Motoka Watanabe”)は文字通り身体をつかってのみ到達できる場所にあり、「より高みにおいで」と人々を誘います。
渋谷といえば忠犬ハチ公です。渋谷駅方面の入口前に置かれた彫刻『きゅうちゃん』(Colliu)は線路をはさんで反対側に鎮座する『忠犬ハチ公』の遠い親戚です。名前は「ハチ」の子孫であることから「キュウ」(宮は宮下公園から)と言います。ポップな色彩と形態は渋谷の雑踏に負けない強烈な個性を発しています。
明治通り沿いに立つ彫刻『Any』(Stone Designs)はピクトグラムを思わせる男女像です。よく見ると男女が組み合わさり一体化した身体になっています。渋谷がジェンダー、年齢、国籍、民族などの違いを超えて人々が集まり新しい文化を作っていくことを象徴する彫刻となっています。
新しいまち、新しい公園が開場したその日から人々が集う場所となるには、既存のまちのストーリーの延長と新しいヴァリューが必要です。そのいずれも一瞬にして同時に満たすことができるのがアートです。
これまでの渋谷のストーリーを継承しながらアートが全く新しい文化を生む契機となれば幸いです。
アーティスティック・ディレクター
清水敏男
- アートプロジェクト概要
アーティスティック・ディレクター:清水敏男
アートコーディネーション:TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
アーティスト:Colliu(ART-1)、WA! moto “MOTOKA WATANABE”(ART-2)、Stone Designs(ART-3)
- MIYASHITA PARK概要
プロジェクトアーキテクト:株式会社日建設計
設計・施工:株式会社竹中工務店
- アートMAP
- アートの魅力
渋谷に出現した新しい宮下公園には、渋谷のストリートを歩き、街ゆく人々の活気を感じるように、身体に働きかけてくれるアートを選定しました。
2.「ハチ」の親戚?
南側エントランスに設置されたColliuによる「きゅうちゃん」は、「忠犬ハチ公」の遠い親戚です。
名前は「ハチ」の子孫であることから「キュウ」(宮下公園の宮からも取られています)。
ポップな色彩と形態は渋谷の雑踏に負けない強烈な個性を発しています。
3.訪れた人々を応援するお猿さん
公園内のボルダリングウォールの頂上に設置されたWA!motoによる「YOUwe.」は、木の枝を握った猿の彫刻です。「YOUwe.」が応援してくれる姿は、訪れた人々、あなたとわたしに元気を与えます。
4.多様な要素が混ざり合う渋谷を現したアート
明治通り沿いにはStone Designsによる「Any」が設置されています。
男性と女性のピクトグラムマークが組み合わさった形のこの作品は、見る角度によって見え方が異なります。
ジェンダー、年齢、国籍、民族などの違いを超えて人々が集まり新しい文化を作っていくことを象徴する彫刻となっています。
5.ストーリーの継承と新しいまちのヴァリューとなるアート
アートには、まちのストーリーを継承する力と、新しいヴァリューを生む力があります。
MIYASHITA PARKがまちの人々の新たな憩いの場となることを願います。
- ART-1 作品紹介
作家名:Colliu
設置場所:南側エントランス
作品サイズ:H:2.98m、W:1.31m、D:1m
素材:スチールに塗装
名前の由来は宮下公園の「宮(きゅう)」から来ています。渋谷の顔である忠犬ハチ公の末裔が宮下公園に出現しました。誇らしげに好物の骨をかかえて佇み砦を見守ります。そのように、温かいおもてなしを表現する彫刻となっています。
作家紹介
作家名:Colliu
アーティスト兼モデル
目が特徴的な人型のモチーフを中心にドローイング/絵画/立体作品など、様々な手法で独自の世界を発表している。
経歴
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
主な展覧会歴
2020
個展「FOLKS!」(FARO Kagurazaka・東京)
2019
個展「ディア マイ プリンス―Dear My Plinth―」(LIXILギャラリー・東京)
個展「Prospect-Refuge(隠れ家眺望)」(TOILET GALLERY Laforet原宿・東京)
グループ展「RIMOWA Heritage Ginza」(RIMOWA Store 銀座7丁目・東京)
2017
La Rêve(NEWoMan ART WALL・東京)
個展「ROOM」(CALM & PUNK GALLERY・東京)
2016 個展「むこうがわ」(BLOCK HOUSE・東京)
受賞歴
2015 シェル美術賞2015 入選
- ART-2 作品紹介
作家名: WA! moto “MOTOKA WATANABE”
設置場所:公園内ボルダリングウォール上
作品サイズ: H:2.87m、W:1m、D:1m
素材:ブロンズに塗装
ミヤシタパークを訪れる全ての人を応援します。スポーツ、ファッション、ライフスタイルが融合する
屋上庭園に集まる様々な人々を応援する彫刻となっています。
作家紹介
作家名:WA! moto “MOTOKA WATANABE”
彫刻家。主に動物をモチーフとした彫刻作品を発表。
多種多様な素材・技法を駆使し、独創的な作品を多く手がける。
経歴
1981 北海道伊達市に生まれる。
2006 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
主な展覧会歴
2019
個展「NEW BRANCHES−アートはわたしとだれかをつなぐ−」(だて歴史文化ミュージアム・北海道)
2017
個展「CIRCUS is coming !−彫刻サーカスがやってくる−」(だて歴史の杜 カルチャーセンター ハーパーホール・北海道)
2014
グループ展「THE MIRROR - Hold the Mirror up to nature -」(銀座名古屋商工会館・東京)
主なパブリックアート
2019 nine incentives(だて歴史文化ミュージアム・北海道)
paddle(だて歴史文化ミュージアム・北海道)
主な受賞歴
2013 Tokyo Midtown Award 2013「優秀賞」
2004 第7回エネルギー賞展「最優秀賞」
- ART-3 作品紹介
作家名:Stone Designs
設置場所:明治通り沿い歩道
作品サイズ: H:3.95m、W:0.9m、D:0.9m
素材:ステンレススチールに塗装
多様な人々、人種、ジェンダーが融合して新しい文化を作る渋谷を象徴します。私たちが互いの個性を響き合わせることで各人の良さが引き出され、男性・女性といった役割の殻を打ち破って共に未来に対峙するといった、そのような想いが込められた彫刻となっています。
作家紹介
作家名:Stone Designs
スペインを拠点とし国内外で高く評価されている。シャエラトンのリゾート、レクサスの特別仕様車、コカ・コーラのオフィスデザインなどその活動は多岐に渡る。
主な受賞歴
第17回CSデザイン賞(中川ケミカル主催)受賞。
- 基本情報・アクセス
開業: 2020年7月28日(火)
URL: https://www.miyashita-park.tokyo/ (MIYASHITA PARK 公式ウェブサイト)
所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-20-10
アクセス:JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ半蔵門線・銀座線・副都心線、
東急東横線・田園都市線、京王井の頭線「渋谷」駅より徒歩3分
東京メトロ千代田線・副都心線 「明治神宮前〈原宿〉」駅7番口より徒歩8分
*駅の出口は各交通機関ホームページをご覧ください。
*入場予約についてはMIYASHITA PARK公式ホームページをご覧ください。
*車・バイクでお越しの方はMIYASHITA PARK 公式ウェブサイトにて駐車場のご案内をご確認ください。
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