美術家・長坂真護、伊勢丹新宿店での美術展覧会で前人未到の売上を達成!
長坂真護(以下、長坂)は、経済誌で目にした記事をきっかけに2017年6月ガーナのスラム街アグボグブロシーを訪れ、先進国から電子機器のゴミ(以下、電子ゴミ)が途上国へ投棄されている現実を目の当たりにしたことから、この真実を伝えるため電子ゴミを利用し、アート制作を行う美術家です。アートを制作し販売した利益でアグボグブロシーの人々へガスマスクを届け、スラム街の子供たちが無料で通える学校を設立するなど、長坂のアートを活用した問題提起に止まらない行動力と実行力が評価され、近年注目をあびています。
その長坂真護の展覧会が、売上高日本一を誇る伊勢丹新宿店の本館6階催物場を全面使用し2021年4月14日(水)〜24日(土)計11日間開催されました。会期は4月25日より発令された緊急事態宣言にともない、25日の開催が中止となり一日短縮されたものの、11日間の総売上は伊勢丹新宿店の近年での美術催事の歴代記録を更新するというほぼ無名のアーティストとしては前代未聞の記録を達成しました。
会期中は多くのお客様が訪れ、現在の資本主義社会がもたらす歪みの存在を目の当たりにするとともに、長坂の独特の作風から“暗くはならず、楽しく問題解決するには私たちにどんな行動ができるのか?”と語りかけてくる作品を食い入るように見る姿が多く見受けられました。
長坂は、2030年までに100億円を貯めアグボグブロシーにリサイクル工場を建てる目標を公表しています。しかし、近年の地球環境問題がさらに深刻化している状況から貯蓄を待つのではなく2021年より小規模のリサイクル施設を建設し、できる事から先に始める計画に変更しました。今回の伊勢丹新宿店での記録達成は、お客様の関心の高まりへの期待を示すとともに、長坂の今後の計画へも大きな一助となる結果となりました。
今後も“行動こそ真実”を掲げ、ガーナのスラム街アグボグブロシーの人々のため、そして未来の地球のために長坂真護は行動し計画を実行していきます。
伊勢丹新宿店で開催された『長坂真護展-天命回帰/Still A “BLACK”STAR-』の様子
(株)三越伊勢丹 MD統括部 美術営業部 新宿ギャラリー 店長兼バイヤー
成田亜由美氏コメント
ガーナの幸福が世界平和への足掛かりになるという真護氏の情熱と夢が作品から溢れ出ており、ご来場いただいたお客さ まからは、「知らなかった。自分もガーナという国に廃棄していたのかもしれない」、「自分も地球規模の問題に当事者 となって何かしたい」などという声が聞かれました。三越伊勢丹はサステナブルな活動を取り組みながら、お客さま一 人ひとりの気持ちに届くお店でありたいと願っています。今回の企画展は、遠い他国での産業廃棄物処理の問題に果敢に 挑むアーティストの真摯な生き様に多くのお客さまが共感し、個人として出来ることを考え始めるきっかけを作ってもら えました。コロナ禍にも関わらず、ご来場くださいました多くのお客さまに感謝するとともに、私たちを含めて地球規模 の課題に気付きを与えてくださいましたこと、御礼申し上げます。
長坂真護コメント
今回東京初の展覧会を伊勢丹新宿店で開催させていただき、伊勢丹新宿店、および関係者、来場してくださった方々、絵画をコレクションしてくださった皆様、誠にありがとうございます。 2017年一人で向かったガーナのスラム街アグボグブロシー、無所属の路上の絵描きが見た光景は、資本主義の紛れもない真実でした。そこから一人、生きる意味ここに有りと、天命を感じ、スラムにあるゴミを直に使って絵を描き続けました。たった一人の挑戦でした。あれから4年、僕は18歳の頃初めて新宿に上京し、当時路上の絵描きだった新宿に回帰し、「天命回帰/Still A Black Start」展を開催、ゴミから生まれたアートが伊勢丹新宿店の6階のスペースに200点展示されました。その半分弱が完売し、近年の伊勢丹新宿店で開催されるアート展覧会では最高の売り上げを記録し、感謝の気持ちで溢れています。この感謝と皆様の想いをガーナに届けます。今までガーナのスラムにリサイクル工場をプレゼントする!と自信を持っていましたが、今回の展覧会の成功で自信から確信に変わりました。さあ、リサイクル工場を贈るカウントダウンの始まりだ!ガーナの国旗のまだ輝けない星を僕はアートで輝かせる。絶対に。その動向をこれからも、応援よろしくおねがいします!
■長坂真護について( https://www.magogallery.online )
1984年生まれ、美術家。2009年、自ら経営する会社が倒産し路上の画家に。2017年6月“世界最大級の電子機器の墓場”と言われるガーナのスラム街“アグボグブロシー”を訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。アートの力を使って、“先進国の豊さは、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている”真実を伝えると決意。「サスティナブル・キャピタリズム」を提唱し、これまでにガスマスクをガーナに届け、2018年にはスラム街初の学校を設立。2019年8月アグボグブロシー5回目の訪問でスラム街初のミュージアムを設立した。この軌跡をエミー賞授賞監督カーン・コンウィザーが追い、ドキュメンタリー映画“Still A Black Star ”を制作し、アメリカのドキュメンタリー映画アワードImpact Docs Awardで優秀賞4部門受賞。現在、公開へ向けて準備中。
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