農業チャットツール「FarmChat」で病害虫診断サービスを開始
〜農業データ連携基盤「WAGRI」とAPI連携〜
この度、株式会社ファーム・アライアンス・マネジメント(本社:東京都千代田区九段南3-4-5)の農業チャットツール「FarmChat」(注.1)が農業データ連携基盤「WAGRI」(注.2)の病害虫診断サービスと市況情報サービスのAPI連携を開始し、FarmChatの機能で利用可能となりました。(図.1)
(図.1:FarmChatとWAGRIAPI連携スキーム)
農業のICT化が進むなかで、ICTベンダーや機器メーカー等から多様なシステムが開発されており多種多様な農業データがありますが、システム間の相互連携がほとんどなく、形式の異なるデータが個々に存在している状態でしたが、本連携によってデータ取得と整形が効率化し、FarmChatユーザーは手軽に情報を取り出して利用できるようになりました。
FarmChatの病害虫診断サービスは「匠のアドバイス」機能としてWAGRIのPRISM(注.3)病虫害診断APIと連携し、(注.4)4作目(キュウリ、イチゴ、ナス、トマト)の葉表の画像を元に学習した病害判定エンジンによって、診断を行いたい品目の画像をスマホで撮って送付すると病害診断結果をチャットBotで受信することができます。診断結果については、単独の結果を示すのではなく、確率の高いものから候補が表示されます。(図.2)
病害虫の迅速な識別は、営農における適切な防除のために必要であるとともに、植物防疫上も重要です。今後は、順次、診断可能な品目の追加、参考となる被害画像例、防除に使用できる農薬等の情報も表示される予定です。
(図.2:病害虫診断サービス ※FarmChat画面キャプチャ)
(注.1)農業チャットツール「FarmChat」とは?
「FarmChat」は、農業者はもとより農業に関わる全ての人々向けのビジネスチャットツールです。これまで紙や電話でやりとりすることがほとんどであった農業分野の業務運用を効率化し、様々なデータ連携機能を利用して営農業務をサポートします。 ※ホームページURL:https://farm-chat.com/
(注.2) 農業データ連携基盤「WAGRI」とは?
農業の担い手が、データを使って生産性の向上や、経営の改善に挑戦できる環境をつくるために、データの連携や提供機能を持つ「農業データ連携基盤」(通称:WAGRI)を構築。今後、生産現場での活用に加え、流通から消費まで連携を拡げ、多くの分野からの参画をいただくため、平成29年8月に「農業データ連携基盤協議会」(通称:WAGRI協議会)を設立しました。 ※ホームページURL:https://wagri.net/ja-jp/
(注.3)PRISMとは?
官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)は、平成28 年12 月に総合科学技術・イノベーション会議と経済財政諮問会議が合同で取りまとめた「科学技術イノベーション官民投資拡大イニシアティブ」に基づき、600 兆円経済の実現に向けた最大のエンジンである科学技術イノベーションの創出に向け、官民の研究開発投資の拡大等を目指して、平成30 年度に創設された制度です。
(注.4)「匠のアドバイス」とは?
裏付けされた栽培データによって、AIから栽培に関するアドバイスを受けることができます。
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