【VEXロボティクス】世界大会に小中学生参戦!世界最大級のロボット競技大会VIQCがリモートで開催! 5/24-5/29

VIQC = VEX IQ Challenge 小学生の部・中学生の部

YSE

 VEXロボティクスは、世界中で急ピッチで導入が進むSTEM教育の教材メーカーのパイオニアです。STEM教育(近年STEAM教育とも呼ばれる)とは、もともとは移民が多いアメリカで、幼少期のこどもたちにSTEM(科学・技術・工学・数学)への興味を育ませ、貧困層からも優秀な人材を育成するために研究された教育プログラムです。アメリカでSTEM教育が本格的に始動してから10年以上の時を経て、ロボット競技がこどもたちの学習意欲を育むだけではなく、チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション力、グローバリズム、プロジェクト遂行力、課題解決力、クリティカル・シンキングといった21世紀の人類に必要されるスキルを育むことができるとして、世界中の教育関係者から注目されています。
 VEXロボティクスは、コンピューターサイエンスを学習の軸とし【ハードウエア・ソフトウエア・カリキュラム・競技大会】の4つの要素から構成されており、こどもたちは毎年更新される競技大会の課題を攻略するために、ロボット工学やプログラミングに取り組みます。


国内の小中学校からも参戦:

 


国内では、インターナショナルスクールが先駆けてVEXロボティクスを導入し、世界大会出場もインターナショナルスクールのチームが参戦してきました。2018年と2019年には、公立の小学校に通う児童も世界大会に出場してきましたが、先シーズンはコロナの影響で世界大会自体が中止になってしまいました。今シーズンも開催があやふまれましたが、ライブリモートで世界大会が開催されることが決まり、厳重な衛生管理のもと1月から練習大会や予選会が開催されました。今回世界大会に出場したチームは、東京都調布市のRedBisons、それと東京都八王子市のBeastHunterです。RedBisonsは、2019年にアメリカで開催された世界大会にも出場しており、3年連続で国内の代表チームに選ばれています。またBeastHunterは、昨年同様、国内のベストチームとして世界大会出場権利を獲得しました。

 

オンラインでロボと製作に取り組む様子 BeastHunterオンラインでロボと製作に取り組む様子 BeastHunter

世界大会出場を果たしたチーム:

 

BeastHunter 54506D
成績:258チーム中124位
尾花勇我(八王子市立宮上中学校)
住友和樹(八王子市立宮上中学校)
RedBisons 23418A
成績:258チーム中112位
田邉冠太(桐朋中学校)
二宮朋諒(駒場東邦中学校)
松澤奨真(調布市立神代中学校)
RedBisons 23418B
成績:200チーム中127位
小﨑裕之(中央大学附属中学校)
松澤史詠(調布市立神代中学校)

 

 

世界大会予選にて@TGG RedBisons世界大会予選にて@TGG RedBisons

競技カテゴリー:
VEXの競技大会は、4つのカテゴリーに分かれます。
- 小・中学生を対象にしたプラスチック製のロボットを使用するVEX IQ チャレンジ(略称:VIQC)
- 中・高生を対象にした金属製のロボットを使用するVEX ロボティクス・コンペティション(略称:VRC)
- 大学生が参加するVEX University(略称:VEXU)
- AIの最新技術を使ったVEX AI コンペティション(略称:VAIC)

大会概要:
VEXロボティクスの世界大会は、2007年に始まり2016年から2019年まで、毎年4月末に1週間かけてアメリカ・ケンタッキー州ルイビルで開催されてきました。昨年2020年は、新型コロナウィルスがパンデミックとなり中止。今シーズンはダラスに会場を変えて開催を予定していましたが、今年1月にリモートで世界大会を開催することが決定しました。新しい競技大会のテーマは、世界同時に世界大会の最終日に発表され、世界中のこどもたちは、次の世界大会の課題を攻略するためにロボット製作やプログラミングに着手します。2019-2020シーズンまでは、練習大会やリーグなどが世界中60ヵ国で2,500件以上開催され25,000チームが参加しました。これら競技大会は、REC財団(アメリカ)が運営・管理をしており、世界中のチームが各国で開催されるどのイベントにでも参加できる仕組みとなっています。

競技内容:
VIQCでは、大きく分けてチームワークチャレンジとスキルスチャレンジの2種類の競技に分かれています。またスキルスチャレンジは、各チームがコントローラー操作によるドライビングの技術と、プログラミグ制御による自律ロボットのプログラミング技術を競う内容に分かれています。

2021-2022 シーズン競技 Pitching In2021-2022 シーズン競技 Pitching In

競技大会では車検が行われ、ロボットの大きさやモーターの数など制限が設けられており、各チームは、課題を解決してきた記録を常にエンジニアリングノートブックにまとめる必要があります。競技大会中は、ジャッジたちによりノートの内容を質問され説明する必要があり、エンジニアリングノートブックは、実技で高得点を得る以上に評価され、上位入賞を目指すには必須のアイテムです。各競技には、2.5mx1.9mの専用の競技フィールドが使われます。チームワークチャレンジは、大会に出場しているチームからランダムにアライアンスが組まれ、各アライアンスは協力して最高得点獲得を競い合います。一回の競技大会で平均6チームとアライアンスを組みます。ゲームエレメント(オブジェクト)を所定の位置に移動するなど、アライアンスで協力しあい高得点獲得をめざしていく仕組みです。

 


リモート大会:

 

ライブリモード大会の様子 左:配信動画 右:MCライブリモード大会の様子 左:配信動画 右:MC

今シーズンの正式な世界大会名は、VEX Robotics [LIVE REMOTE] World Championship 2021です。通常4月末に一週間かけて開催されてきた競技大会は一ヶ月延長になり、5月17日から5月29日までの12日間開催されています。VIQCは、通常3日間開催されるところ[LIVE REMOTE] では6日間開催されました。コロナ禍ですが、30か国からVIQCの836チーム参戦しており、8,600人以上のこどもたちがオンライン上で繋がっています。
今シーズンは、同じ場所にチームが集まってチームワークチャレンジを行うことができなかった為、REC財団では、早い段階からリモートで練習大会を開催することを促してきました。チームワークチャレンジは、LRT(ライブリモートトーナメント)として開催することになり、オンライン上で2チームが各自フィールドを定点カメラに映しながら参加しました。またスキルスチャレンジは、LRS(ライブリモートスキルス)と呼ばれ、LRT同様、各自のフィールドを定点カメラで映しながらの参加となりました。もちろん車検もインタビューも必須で、それぞれ別日に行われました。
今回の世界大会は、リモートで行われた世界最大のロボット競技大会イベントとして、ギネス記録に認定されました。


2年連続で日本代表に選ばれチームの親御さまへのインタビュー:

 

Q. VEXの魅力を教えてください。

プログラミングをしている様子プログラミングをしている様子

 

A. 活動できる時間を長く設ける為、ガレージチーム(家庭で活動に取り組むチーム)として活動しています。こどもたちは飽きる事なく、永遠にVEXに触れ合う事が出来る環境を提供しています。チームの二人は、それぞれ得意分野や考え方が異なりますが、その部分をお互いに理解し解決策を見つけ出そうと日々切磋琢磨しています。
海外に行った経験はありませんが、オンラインで交流する海外のチームにもひるむ事無く接する事ができるようになりました。
Q. 日々の練習時間はどのくらいですか?
A. 週1回15時から17時まで活動しています。競技大会が近づくと、さらに週末に6~9時間/日ほど活動しています。

 

 

Q. 部活動や受験勉強との両立について教えてください。
A. 部活や習い事もあり、それぞれの時間を調整して活動を行う事が増えてきています。小学6年生の時は、それぞれ、水泳と卓球を習い事で通っており、中学生になると部活でテニス部と卓球部に所属していますが、両立はできているようです。

自宅のパティオでロボット製作に取り掛かる様子自宅のパティオでロボット製作に取り掛かる様子

Q. VEXを始めたきっかけ?
A. 現在の義務教育の学習内容や指導方法について疑問を感じたことがきっかけです。日本ではグローバル社会で活躍できる人材を生み出すための教育を目指していますが、現場の教職員が理解出来ていない状況や教えたくても教えられない状況に対し不信感がありました。その時に出会ったのがVEXでした。
Q. VEXに携わらせる魅力はなんですか?
子供達が楽しく自然な形で問題解決型教育やESTEAM教育を学ぶこと。それに公立学校の生徒でも世界とつながれるチャンスがある事に、魅力と必要性を感じています。子供にとっては、今すぐに必要な学びだと信じており、この時期を逃すと出来ないと判断し時間を優先して作っています。




まとめ:
他国同様、今後、コンピューターサイエンスがさらに盛んになり、またグローバルを意識したこどもたちが増え、VEXロボティクスの競技大会に参加するチームが増えてくると期待されています。
VEX世界大会を目指すロボコンコースを開設したスクールもありますので、体験会や見学などのお問い合わせは、お近くのスクールまでお問い合わせください。

PEAK ROBOTS
山形県西置賜郡小国町栄町90番地
電話番号:080-4878-7325(村上)
メールアドレス:speakkids100@gmail.com

DOHSCHOOL(ドースクール)
東京都世田谷区駒沢3-7-20 グリーンプラザI 3階
電話番号:03-6555-2139
メールアドレス:info@dohschool.com
ホームページ:https://dohschool.com

Yanaka Tech Academy
東京都台東区谷中2-8-12 ラディアンス2B
電話番号:090-6042-5927‬(橘)
メールアドレス:info@tech-yanaka.com
ホームページ:https://www.tech-yanaka.com/

クレファス高槻校
大阪府高槻市上田辺町6-20 寺本レヂデンス2F
電話番号:‭0726-72-6266‬
メールアドレス:info@cre-t.com
ホームページ:https://cre-t.com/

 

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会社概要

URL
https://stemjapan.org/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区南青山2-2-15 WIN青山531
電話番号
03-6555-4866
代表者名
丸山大介
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2020年07月