日本最大級のデザインカンファレンス「Designship 2021」登壇者13名を発表。​

深澤直人氏、マツダの前田育男氏をはじめとした豪華デザイナーが登壇。

一般社団法人デザインシップ

一般社団法人デザインシップ(以下、デザインシップ)が主催するデザインカンファレンス「Designship 2021」の登壇者(以下、スピーカー)が決定いたしましたのでお知らせいたします。

昨年に続き、本年度もオンラインで開催いたします。没入感を演出するライブ視聴サイトを特設、視聴者同士のコラボレーションを生むオープン型グラフィックレコーディングなどを活用し、業界や業種を越えたあらゆるデザインナレッジと物語をお届けします。
(お申し込み:https://design-ship.jp/
 


■イベント概要
Designship 2021は、デザインに興味・関心のある全ての方を対象として実施される日本最大級のデザインカンファレンスです。各業界内で閉じている傾向にあるデザインコミュニティの壁を超えて一同に会し、学び、鼓舞し合うような機会を提供、引いては国⺠の創造性向上に寄与することを目的としています。今年が4回目の開催です。

■スピーカー
各業界でデザイナーとして培ってきた比類なき知識と経験を共有するスピーカーとして、13名の方にご登壇いただきます。(9/30時点)

キーノートスピーカー(全7名)

深澤 直人(NAOTO FUKASAWA DESIGN 代表)
プロダクトデザイナー。1956年生まれ。多摩美術大学卒業。セイコーエプソンを経てサンフランシスコのIDEOに勤務した後IDEO東京オフィスを立ち上げる。2003年Naoto Fukasawa Design設立。人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評がある。電子精密機器から家具、インテリア、建築に至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。デザインのみならず、デザインを通して対象の本質にせまる力、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。現在は、イタリア、ドイツ、アメリカ、スイス、スペイン、中国、韓国、タイ、台湾、シンガポール、フランス、ポルトガル、スウェーデン、フィンランドなど世界を代表する60社以上の製品のデザインを手がける。近年、HIROSHIMAという名の木の椅子はアップルパークに数千脚導入され話題になる。「イサム・ノグチ賞」など受賞歴多数。MUJIのアドバイザリーボード。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。
  • 「今デザインにできること」
  • 「コロナ禍でデザインにできることは何か」という問は誰もが思い浮かべるだろう。しかし、デザインはどのような状況にあっても生活に寄り添いその変化や流れに対応している。デザインは問題を解決することと思っている人も少なくないだろうが、デザインは何を問題とするかの定義を見出すものであり、それに対応した最適解を導き出すことである。
 

前田 育男(マツダ株式会社 常務執行役員 デザイン・ブランドスタイル担当)
1982年、京都工芸繊維大学工芸学部意匠工芸学科卒業、東洋工業(現マツダ)入社。チーフデザイナーを歴任し2009年4月、デザイン本部長就任。マツダブランドの全体を貫くデザインコンセプト「魂動」を立ち上げ、車だけでなく、販売店の一新やモーターショー会場の監修などを行う。2016年より常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当。趣味はモータースポーツで、国際C級ライセンスを保有。著書:「デザインが日本を変える ~日本人の美意識を取り戻す~」(光文社新書)「平成31年度知的財産権制度関係功労賞」受賞
  • 「デザインが日本を変える」
  • 全てが効率化されるのが現代のトレンドです。自動化された移動手段は、新たな価値を生む一方で、人とクルマの「一体感」、道具と心を交わすような「結びつき」は薄くなっていくでしょう。マツダはあえてこの時代だからこそ、クルマはもっと身近な、家族のような命ある存在であり続けることを大切にしていきたい。そしてクルマ本来の魅力に、更に磨きをかけていきたいと考えます。それは、道具と人との結びつきを大切にする日本だからこそ生み出せる“クルマの姿”だと思っています。その姿を描き続けること、これがマツダデザインの挑戦です。
 

井口 皓太(CEKAI 代表)
1984年生まれ。’08年武蔵野美術大学基礎デザイン学科在学中に株式会社TYMOTEを設立。’13年にクリエイティブアソシエーションCEKAIを設立。 動的なデザインを軸に、モーショングラフィックスから実写映像監督、また、チームビルディング型の クリエイティブディレクションを得意とする。主な受賞歴に2014東京TDC賞、D&AD2015yellow pencil、NY ADC賞2015goldなど。京都芸術大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師。
  • 「クラフトマンシップの逆流」
  • 2021年、我々のようなデザインに携わる者はデザインをする以前に、 その環境や仕組み自体から考え直す地点に立っているといえます。 ものをつくる根源的なものは何か? ものづくりのミクロの世界に宿る微弱なエネルギーを守り、 拡張するという視点で、デザインの未来を共有できる時間になればと思っています。
  

尾形 真理子(クリエイティブディレクター/コピーライター)

1978年東京都生まれ。2001年(株)博報堂に入社し、2018年(株)Tangを設立。LUMINE、資生堂、Tiffany&Co.、キリンビール、Netflix、FUJITSU、WACOALなど多くの企業広告を手がける。朝日広告賞グランプリ、ACC賞ゴールド、TCC賞など、受賞多数。『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』で小説デビュー。2021年9月『隣人の愛を知れ』(幻冬舎)を上梓。その他、歌詞の提供やコラムの執筆など活躍の場を広げる。

岡室 健(クリエイティブディレクター/アートディレクター)
1978年東京都生まれ。2006年(株)博報堂入社。HAKUHODO DESIGNを経て、現在CRC局勤務。ADC賞、TDC賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞、海外賞など受賞多数。2015年からスタートした紙のイノベーションなど、新しい表現やメディア創出を自主的に提案し、デザイナーだから生み出せる新しい表現の可能性を社会の中で広げていく活動を積極的に行なっている。
  • 尾形氏と岡室氏の対談形式のセッションを予定。詳細は後日公開。

渡邊デルーカ 瞳, 小山田 育(HI(NY) 代表・クリエイティブディレクター)
ニューヨークのSchool of Visual Artsグラフィックデザイン科卒業。MTV、The Seventh Artを経て2008年にHI(NY)を設立。2016年には日本支店を京都に開設する。主な仕事に、米国コカコーラの新商品ブランディング&パッケージデザイン、国連の展示会デザインなど。アトランタのHigh Museumやパリのコレットにて展示会に参加。著書に『ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと』がある。One Show、Graphis、GD USA他受賞多数。
  • 「日本の次世代デザイナーの働き方」
  • 私たちは、2008年にニューヨークでデザイン事務所を立ち上げ、2016年からは日本支店の設立とともに日本のプロジェクトにもより深く取り組んできました。アメリカと日本の両方でプロジェクトに携わる中で、日本はデザイナーにとって働きやすい環境がまだまだ整っていないと感じることが多くあります。このセッションでは、海外で働く日本人女性という視点と経験から、これからの日本のデザイナーに向けて、自分らしくクリエイティビティを発揮し、それを尊重する人たちと気持ちよく仕事をしていくにはどうすれば良いのかを考えていきたいと思います。
  • 渡邊氏と小山田氏の対談形式のセッションを予定。
(以上5組7名)


公募スピーカー(全6名)

takejune(株式会社スマートバンク 取締役CXO / デザイナー)
  • 「強くてニューゲーム」とスタートアップのデザイン
  • 私はスタートアップ黎明期であった2012年に、共同創業者・取締役・デザイナーという立場で起業しました。それからのおよそ10年間でサービス立ち上げ・グロース・組織づくり・企業売却・大企業内でのグロース・退任後のエンジェル投資などを経験し、現在は2度目の起業にチャレンジしています。 「デザイナー」の肩書とスキルセットをもって、プロダクトだけでないスタートアップの様々な面に対してどのように価値を発揮してきたかの経験を語れたらと思います。 自分には強い生存バイアスがあり、一般化できないN=1の経験であることを自覚しつつも、デザイナー出身の起業家を増やしたいという想いを持って、その「道」の存在を示せればと思っています。
 

YING ZHONG(日立製作所 デザイナー)
  • 「『文化の違い』だけじゃない-デザイナーとして海外プロジェクトに関わること」
  • 海外向けに価値のあるソリューションを作るためには、現地の価値観を適切に理解することが前提である。コロナ禍の中で、パンデミック対応の多様化によって各地で価値観の分化が激しく起きている。しかし、渡航が制限される中、現地で生活者と触れ合い、生の声を得るという従来行われてきたことが困難となり、リアルタイムで彼らの行動や考え方を理解するために新たな工夫が必要となった。私が推進したいくつかのプロジェクトをもとに、自分が感じたことや、知らない街を変えるための泥臭い経験の数々をお話しします。
 

荒井 康豪(株式会社フォーデジット アートディレクター)
  • 「グラフィックデザイナーはDXできるか?」
  • 私は紙媒体をメインにアナログ領域のグラフィックデザインを20年ほど経験した後、3年前からデジタル領域でサービスデザインをしています。その立場から「デジタルデザイン」の中に「グラフィックデザイン」は当たり前に内包されていて、グラフィックを習熟したデザイナーがデジタル領域でできることは多いと日々感じています。しかしグラフィックデザイナーの多くは、なぜかデジタル領域に深入りしないようにしている気がするのです。 アナログからデジタルへと越境した私が、自身の経験をもとにグラフィックデザイナーのDXについて考えます。
 

篠原 健(株式会社キュービック 執行役員 CDO)
  • 「デザイナーが作る新規事業で意識すること」
  • デザイナー主体で立ち上がった新規事業(SNSアニメ『モモウメ』、音声コミュニケーションプラットフォーム『koenare(コエナレ)』)をご紹介しながら、デザイナー起点の新規事業開発において気をつけるべき点やポイントなどを語る。 この2つのサービスは「世の中を少しでも元気にしたい」というデザイナーの熱い思いとアクションが重なり実現した。 一方で、ビジネス部門や新規事業開発専門部門以外での新たなサービスづくりとなると、実際には困難も多い。 今回のサービスはなぜデザイナーから生み出せたのか。 どのように発想し、どのようなプロセスを経て作られ、現在どのように発展しているか(発展していくか)をお伝えする。
 

田房 夏波(Royal College of Art, MA Service Design)
  • 「実店舗における顧客体験の実践と、海外デザイン大学院での探求」
  • 日本の伝統をつなぐ株式会社和える(aeru)の実店舗を中心に、職人が作った器などの日用品を活かした顧客体験を企画してきました。 そこで目にしたお客様の様子から「日常の暮らしの中で体験するあらゆるサービスは、人々の世界の見え方が変わるきっかけになる」と実感し、現在は英国Royal College of Artの修士課程でサービスデザインを学んでいます。 このセッションでは、実店舗での体験によるお客様の価値観の変容(self-transformation)の事例とともに、非デザイナーの私が海外デザイン大学院で探求している、豊かな文化を暮らしの中で楽しみながら受け継ぐためのデザインについて語ります。
 

Kanno Shu(Industrial designer, Engineer)
  • 「逆襲のインダストリアルデザイン」
  • テクノロジーの進化は知識を民主化し、製品構造をシンプルにし、製造コストを下げることに貢献をしてきました。しかし、これらの変化は同時に、ものづくりにおける競合との差別化を困難にし、世の中に似たようなものを溢れかえらせたとも考えられます。この状況下で、インダストリアルデザイナーは、社会的な価値観やビジネスの変化もあいまって、従来の方法論だけでは生き残ることが困難な時代の到来に直面しています。インダストリアルデザイナーをはじめとするものづくり関係者劣勢のこの新時代を、如何に生き抜き、逆襲できるのか。自身の大企業やベンチャーでの経験、および昨今急速に発展するUI/UXデザインとの関係性を踏まえ、インダストリアルデザインが未来を躍進する為のアイデアをお伝えいたします。
(以上全6名)

一般社団法人デザインシップについて
一般社団法人デザインシップは、「次世代の産業に貢献するデザイン人材の輩出」を目的に2018年4月2日に設立。2018年12月に業界の壁を越えた日本最大級のデザインカンファレンス「Designship」を開催。以降、2019年11月に東京国際フォーラムで開催、2020年10月にオンラインで開催。

【会社概要】
会社名:一般社団法人デザインシップ
代表者:広野 萌
設立:2018年4月2日
URL:https://corp.design-ship.jp/
事業内容:デザインカンファレンスの運営、デザインスクールの運営など

【お客様からのお問い合わせ先】
下記メールアドレスまでお問い合わせください。
contact@design-ship.jp

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会社概要

一般社団法人デザインシップ

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URL
https://corp.design-ship.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2F
電話番号
-
代表者名
広野 萌
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年04月