鈴鹿高専・小山高専・大分高専が産学共同研究チームを新設
高専の教育高度化の実現に向けて、産学連携での社会実装を加速!
鈴鹿高専、小山高専、大分高専は、「高度先端マテリアル社会実装研究・教育」分野での産学官連携を促進するため、企業ニーズに対応して最適な人財・設備を結集した産学共同研究チーム(K-Team)を新設しました。
全国の国立高等専門学校は、未来技術の社会実装教育の高度化事業(GEAR5.0)を推進しています。分野ごとに拠点と協力校のユニット(K-Drive)を設置し、鈴鹿高専は「高度先端マテリアル社会実装研究・教育」分野の拠点として、サステイナブルな産学官連携スタイルで新素材開発を目指しています。
この度、同分野に参画する、鈴鹿工業高等専門学校(鈴鹿高専・三重県鈴鹿市)、小山工業高等専門学校(小山高専・栃木県小山市)、大分工業高等専門学校(大分高専・大分県大分市)は、企業ニーズに対応して最適な人財・設備を結集した産学共同研究チーム(K-Team)を新設しました。
本チームでの活動を通じ、企業と連携した実践的な研究に、学生が参画して教育を高度化すると共に、高度先端マテリアルに関する知識と技術とを兼備した人財が活躍することで、「社会実装ならば高専」という位置づけを確立します。
K-CIRCUIT(※)が牽引する高度先端マテリアル社会実装研究・教育
https://www.suzuka-ct.ac.jp/gear-materials/
※鈴鹿高専が拠点となる「高度先端マテリアル社会実装研究・教育」分野が設置するKOSEN連携社会実装技術イノベーション・リサーチセンター (KOSEN Center for Innovative Research, Collaboration, and the Use of Implemented Technology)の略称
(1)自動連続線引き筆機械開発研究室
設置日:令和3年3月22日
設置場所:鈴鹿工業高等専門学校
連携企業:株式会社 華月
概要:鈴鹿工業高等専門学校では、環境に配慮して脱炭素化に向けた機械設備の開発などで株式会社華月とのK-Teamを新設し、より完成度の高い製品開発を目指します。
本研究室が目指す社会実装
1.高精度加工技術の開発による、新たな煮込み鍋の商品化
2.光学機器による粒度の計測による、原材料の品質検査
3.光学的/力学的手段による組成や物理的特性の計測
4.非接触式(光学機器)寸法計測による、加工品(仕掛品含む)の品質検査
5.接触式寸法計測
(2)環境エネルギー発電技術開発研究室
設置日:令和3年2月4日
設置場所:小山工業高等専門学校
連携企業:西松建設株式会社
概要: 新環境発電技術によるCO2排出削減を目指した新素材・新技術の提案・開発を行い、その技術の有効性について検証を行います。
本研究室が目指す社会実装
1.太陽光等の環境エネルギーを電気に変換する新たな発電体の開発
2.安価で高機能な有機無機複合材料の開発とそれを用いた機能性材料の開発
3.様々な場所や状況でエネルギー自給を実現できる熱電変換技術及び光発電技術の提案
(3)ハイドロネクスト水素協働研究室
設置日:令和3年2月15日
設置場所:大分工業高等専門学校
連携企業:株式会社ハイドロネクスト
概要: 水素社会の実現に向けて水素精製技術の確立が求められています.大分工業高等専門学校では,教員と学生及び企業の連携による次世代水素透過金属膜の研究開発と実装製品の検証を行います.
本研究室が目指す社会実装
1. 効率的な超高純度水素精製技術の開発
2. コンビナート副生ガスに対応可能な技術の選定
3. 水素透過膜の耐久性評価法の確立
4. 結晶粒をコントロールした材料の評価と適用
取組に至った背景
本事業では、鈴鹿工業高等専門学校を中核拠点校として、協力校4高専、連携校9高専で合わせて14高専が連携して、企業ニーズに対応して最適な人財・設備を結集した産学共同研究チーム(K-Team)を全国的に開設しています。K-Teamには、教職員、学生、企業技術者など多彩な人材がチームを組んでオープンイノベーションを創出し、研究成果の社会実装を実現します。
この度、社会実装の加速化にあたり、地方のニーズに応える形で、鈴鹿工業高等専門学校、小山工業高等専門学校、大分工業高等専門学校にて、新たに3つのK-Teamを設置するに至りました。それぞれのK-Teamで産学連携での社会実装を加速していきます。
K-Teamの新設についてGEAR5.0 K-Drive(マテリアル)のユニットリーダーである鈴鹿工業高等専門学校の兼松秀行教授は、「K-teamは高専産学連携チームを想定した略語ですが、この言葉のように産学が一体となって成果を上げて社会実装を行っていくことを目的としています。このK-teamが今後全国面展開していくことによって、私ども高専の研究が産業界のお役立ち、将来の我が国の発展のけん牽引役の一翼を担っていくことを願っています」と語りました。
GEAR5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)について
地域密着型・課題解決型・社会実装型など従来型の高専としての特長を生かしつつ、オール国立高専、広範な企業、自治体、大学などとの連携体制という全国規模の「面」(基盤)としての体制の下、スケールメリット、オール国立高専の資源を駆使した新たな人材育成モデルの構築、企業、自治体、大学などと幅広く連携し、ユーザーサイドの視点も取り入れた効果的な人材育成など、高専だからこそできる人材育成の質的転換を目標に実施する、国立高専機構が取り組む社会実装教育高度化事業です。
令和2年度から、介護・医工、マテリアルの二つのテーマからスタートし、一つの学問分野だけでは解決できないテーマ(社会課題)に対して、様々な分野の知見を生かしたアプローチで課題解決に結び付ける実践的な人材育成プログラムの開発を目指します。
鈴鹿工業高等専門学校について
鈴鹿高専は、全国12の一期校のひとつとして設立された歴史ある学校で、これまでの50年間に卒業した7,300人余りの卒業生は技術者や研究者あるいは企業家として社会で活躍し、産業界の方々から高い評価を受けています。また、平成5年には、科学技術の一層の進展と本格的な国際化時代の到来に対応するため、さらに2年間の高度な専門教育を実施するための「専攻科」を設置して国際社会で活躍できるエンジニアの育成に努めています。
【学校概要】
会社名:独立行政法人国立高等専門学校機構 鈴鹿工業高等専門学校
所在地:三重県鈴鹿市白子町
校長名:竹茂 求
設立:1962年
URL:https://www.suzuka-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
【お客様からのお問い合わせ先】
鈴鹿工業高等専門学校
TEL:059-368-1908(平日10時から16時)
e-mail:somu@jim.suzuka-ct.ac.jp
この度、同分野に参画する、鈴鹿工業高等専門学校(鈴鹿高専・三重県鈴鹿市)、小山工業高等専門学校(小山高専・栃木県小山市)、大分工業高等専門学校(大分高専・大分県大分市)は、企業ニーズに対応して最適な人財・設備を結集した産学共同研究チーム(K-Team)を新設しました。
本チームでの活動を通じ、企業と連携した実践的な研究に、学生が参画して教育を高度化すると共に、高度先端マテリアルに関する知識と技術とを兼備した人財が活躍することで、「社会実装ならば高専」という位置づけを確立します。
K-CIRCUIT(※)が牽引する高度先端マテリアル社会実装研究・教育
https://www.suzuka-ct.ac.jp/gear-materials/
※鈴鹿高専が拠点となる「高度先端マテリアル社会実装研究・教育」分野が設置するKOSEN連携社会実装技術イノベーション・リサーチセンター (KOSEN Center for Innovative Research, Collaboration, and the Use of Implemented Technology)の略称
(1)自動連続線引き筆機械開発研究室
設置日:令和3年3月22日
設置場所:鈴鹿工業高等専門学校
連携企業:株式会社 華月
概要:鈴鹿工業高等専門学校では、環境に配慮して脱炭素化に向けた機械設備の開発などで株式会社華月とのK-Teamを新設し、より完成度の高い製品開発を目指します。
本研究室が目指す社会実装
1.高精度加工技術の開発による、新たな煮込み鍋の商品化
2.光学機器による粒度の計測による、原材料の品質検査
3.光学的/力学的手段による組成や物理的特性の計測
4.非接触式(光学機器)寸法計測による、加工品(仕掛品含む)の品質検査
5.接触式寸法計測
(2)環境エネルギー発電技術開発研究室
設置日:令和3年2月4日
設置場所:小山工業高等専門学校
連携企業:西松建設株式会社
概要: 新環境発電技術によるCO2排出削減を目指した新素材・新技術の提案・開発を行い、その技術の有効性について検証を行います。
本研究室が目指す社会実装
1.太陽光等の環境エネルギーを電気に変換する新たな発電体の開発
2.安価で高機能な有機無機複合材料の開発とそれを用いた機能性材料の開発
3.様々な場所や状況でエネルギー自給を実現できる熱電変換技術及び光発電技術の提案
(3)ハイドロネクスト水素協働研究室
設置日:令和3年2月15日
設置場所:大分工業高等専門学校
連携企業:株式会社ハイドロネクスト
概要: 水素社会の実現に向けて水素精製技術の確立が求められています.大分工業高等専門学校では,教員と学生及び企業の連携による次世代水素透過金属膜の研究開発と実装製品の検証を行います.
本研究室が目指す社会実装
1. 効率的な超高純度水素精製技術の開発
2. コンビナート副生ガスに対応可能な技術の選定
3. 水素透過膜の耐久性評価法の確立
4. 結晶粒をコントロールした材料の評価と適用
取組に至った背景
本事業では、鈴鹿工業高等専門学校を中核拠点校として、協力校4高専、連携校9高専で合わせて14高専が連携して、企業ニーズに対応して最適な人財・設備を結集した産学共同研究チーム(K-Team)を全国的に開設しています。K-Teamには、教職員、学生、企業技術者など多彩な人材がチームを組んでオープンイノベーションを創出し、研究成果の社会実装を実現します。
この度、社会実装の加速化にあたり、地方のニーズに応える形で、鈴鹿工業高等専門学校、小山工業高等専門学校、大分工業高等専門学校にて、新たに3つのK-Teamを設置するに至りました。それぞれのK-Teamで産学連携での社会実装を加速していきます。
K-Teamの新設についてGEAR5.0 K-Drive(マテリアル)のユニットリーダーである鈴鹿工業高等専門学校の兼松秀行教授は、「K-teamは高専産学連携チームを想定した略語ですが、この言葉のように産学が一体となって成果を上げて社会実装を行っていくことを目的としています。このK-teamが今後全国面展開していくことによって、私ども高専の研究が産業界のお役立ち、将来の我が国の発展のけん牽引役の一翼を担っていくことを願っています」と語りました。
GEAR5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)について
地域密着型・課題解決型・社会実装型など従来型の高専としての特長を生かしつつ、オール国立高専、広範な企業、自治体、大学などとの連携体制という全国規模の「面」(基盤)としての体制の下、スケールメリット、オール国立高専の資源を駆使した新たな人材育成モデルの構築、企業、自治体、大学などと幅広く連携し、ユーザーサイドの視点も取り入れた効果的な人材育成など、高専だからこそできる人材育成の質的転換を目標に実施する、国立高専機構が取り組む社会実装教育高度化事業です。
令和2年度から、介護・医工、マテリアルの二つのテーマからスタートし、一つの学問分野だけでは解決できないテーマ(社会課題)に対して、様々な分野の知見を生かしたアプローチで課題解決に結び付ける実践的な人材育成プログラムの開発を目指します。
鈴鹿工業高等専門学校について
鈴鹿高専は、全国12の一期校のひとつとして設立された歴史ある学校で、これまでの50年間に卒業した7,300人余りの卒業生は技術者や研究者あるいは企業家として社会で活躍し、産業界の方々から高い評価を受けています。また、平成5年には、科学技術の一層の進展と本格的な国際化時代の到来に対応するため、さらに2年間の高度な専門教育を実施するための「専攻科」を設置して国際社会で活躍できるエンジニアの育成に努めています。
【学校概要】
会社名:独立行政法人国立高等専門学校機構 鈴鹿工業高等専門学校
所在地:三重県鈴鹿市白子町
校長名:竹茂 求
設立:1962年
URL:https://www.suzuka-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
【お客様からのお問い合わせ先】
鈴鹿工業高等専門学校
TEL:059-368-1908(平日10時から16時)
e-mail:somu@jim.suzuka-ct.ac.jp
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