都市部との垣根を越え活躍するクリエーター紹介。地方で価値を生み、利益を引き込む新たな働き方を提案する書籍『ローカルクリエーター』発売
ひとり出版社のスタブロブックス株式会社(本社:兵庫県加東市 代表取締役社長:高橋武男)は2021年12月15日、『ローカルクリエーター これからの地方をつくるのは「きみたち」だ』(スタブロブックス/編著)の販売を全国の書店、オンライン書店で開始しました。クリエイティブワークを軸に、地方での新たなライフスタイルを提案する新刊書籍として注目を集めています。
【本書の説明】
地方で付加価値を生み、得た利益を地元に還元する、
ウィズコロナ、アフターコロナ時代の新しい働き方、暮らし方――。
地方を拠点に都市部との垣根を越えたクリエイティブワークで付加価値を生み、得た利益を地元に引き込む――そんなこれからの地方づくりの在り方をテーマにした本です。
今流行りのコロナ移住を単に推奨したいわけではありません。「半農半x」のように、小さな暮らしを楽しみながら持続可能な暮らしをしようとお伝えすることだけが目的でもありません。
地方衰退が叫ばれている今、都市部で成長した人たちが地方に還り、利益を引き込んで地元をもっともっと元気にしよう、そんな呼びかけの気持ちを根底にもって制作しました。
【読者対象】
地方移住や地方での起業に興味のある方、好きな場所で好きな人たちと住み暮らしながら面白い仕事をしたいと考えている方、UJIターンを検討している方、地方創生や地域活性化に関心のある方々に読んでいただきたい本です。
【発刊の経緯】
本書の編著者であるスタブロブックスは、大阪や都市部でブックライター・書籍編集者として活動していた代表の高橋が地元の兵庫県加東市にUターン移住し、2020年4月21日に設立したひとり出版社です。
「自然あふれる田舎の自宅をオフィスにして、好きな仕事をして暮らす」――。
スタブロブックス代表の私は今から25年前の高校生の時に、当時アメリカで流行し始めていたSOHO(Small Office/Home Office:自宅をオフィスに働くこと)とよばれるライフスタイルをテレビ番組で知り、20年かけて田舎へのUターン移住を果たしました。そして地元加東市で出版社を立ち上げた2020年、コロナで地方の価値が再認識されるようになりました。
そこで企画したのが本書です。都市部から田舎にUターンし、地方で好きな仕事(クリエイティブな仕事)をしながら利益を上げ、地元を元気にする――そんな私自身の経験も踏まえた新たな働き方、暮らし方を一人でも多くの人に伝えるべく本書を企画しました。
【推薦】
内閣府 地域活性化伝道師
『まちづくり幻想』『地方創生大全』著者 木下斉氏 推薦!
「かつて都市に出なければクリエイティブな仕事ができないと言われていた。しかし、この本を読めば、むしろ地方にこそクリエイティブの最先端は存在することが分かる。仕事だけでなく、生き方、子育て、全てにおける創造性の自由度の幅が地方のほうが大きいのだ。君たちもローカルクリエーターの一人となり、地域を変える挑戦を始めないか」
【内容紹介】
「ローカルクリエーター」とは?
デジタル技術が今ほど発達していなかったひと昔前は、「地方の仕事(=ローカルワーク)」と「都市部の仕事(=シティワーク)」には一定の垣根がありました。そのため地方移住を実現するためには都市部での仕事を辞め、地域の仕事に新たに従事するスタイルが一般的だったように思います。東京でのサラリーマン生活に終止符を打ち、ハローワークや求人情報サイト経由で地元企業に就職する、あるいは起業するにしても就農したりカフェを始めたりするといったイメージです。
しかしデジタル技術が成熟した2010年代以降、もちろん一概にはいえませんが、地方の仕事と都市部の仕事の境目がなくなってきています。これによって都市部でやっていた仕事を地方移住後も継続し、地元に利益を引き込むワークスタイル、ライフスタイルを実現しやすくなりました。
都市部の拠点を引き払った地方への完全移住、都市部の拠点は残したまま地方にもう1つの居場所を設ける2拠点生活、都市部に居ながら地方で活動するローカルキャリア……など、働き方や暮らし方の柔軟性や創造性がこの10年で高まったと思うのです。
このように、地方(ローカル)に拠点を設けたあとも都市部(シティ)とアクティブに連携しながら付加価値を生み出す仕事(ワーク)に取り組み、得た利益を地元に還元する――そんな「ローカル」×「シティ」×「ワーク」の掛け算の働き方、暮らし方を本書では「ローカルシティワーク」とよびます。
そしてこの「ローカルシティワーク」を実践するプロフェッショナルを、本書では「ローカルクリエーター」と位置づけて話を展開しています。
本書では、各地で活躍している人たちのインタビュー記事も収録しています。
【ケース1:地方×コミュニティデザイン】 ――兵庫県加東市(北播磨)
共生研究家・共生コーチ 牛飼勇太さん
スキルとブランド力、そしてデジタルツールを武器に、
築100年の古民家から全国とつながり多彩に情報発信
【ケース2:地方×起業】 ――新潟県新潟市
フラー株式会社 代表取締役会長 渋谷修太さん
「新潟×起業×高専」の合わせ技で地方を盛り上げる!
コロナを機に新潟にUターンした起業家・渋谷修太の新たな挑戦
【ケース3:地方×企画】 ―――兵庫県洲本市(淡路島)
株式会社シマトワークス 代表取締役 富田祐介さん
淡路島の魅力を結びつけて価値を生み出し、島外に発信。
関係人口を創出し、人と利益を島に呼び込むプロデューサー
【ケース4:地方×出版】 ―――神奈川県足柄下郡真鶴町
真鶴出版 川口瞬さん・來住友美さん
真鶴の暮らしぶりを発信し、共感する人たちを迎え入れる。
ローカルメディアの価値と可能性、豊かな生き方のヒントに
【ケース5:地方×農業】 ―――和歌山県日高郡日高川町
藏光農園 藏光俊輔さん・藏光綾子さん
ITを先駆的に活用し、農産物の付加価値を高めて都市部に提供。
田舎を拠点とした農業で都会とつながり直す、新しい暮らし方
【ケース6: 地方×IT】 ――兵庫県三木市(北播磨)
N’s Creates 株式会社 代表取締役 中田和行さん
テレワークの一歩先行く「リモート×オフィス」の二刀流で事業拡大。
地方を拠点にスマホのアプリ開発、利益を地元に還元するIT企業
【目次】
●はじめに
●プロローグ 出でよ、ローカルクリエーター
●第1章 今こそ地方をクリエイティブ拠点に
●第2章 地方を元気にする「ローカルシティワーク」という働き方、暮らし方
●第3章 地方で活躍する「プロフェッショナルズ」ファイル
●エピローグ ローカルクリエーターこそ、地方活性化の主体者たれ
●おわりに
【編著者プロフィール】
スタブロブックス株式会社
2020年4月21日設立。兵庫県加東市のひとり出版社。社名の由来は陸上競技のスターティングブロック。「その一歩を後押しする本づくり」を大切にしている。同時に、地方の出版社というスタンスを活かしたローカル発の情報発信にも力を入れている。
【代表者プロフィール】
高橋武男(スタブロブックス株式会社 代表取締役)
1977年兵庫県加東市生まれ。関西外国語大学卒業。コピーライター、書籍編集者を経て、2008年にフリーランスの編集ライターとして独立。ビジネス書のブックライターとして70冊以上の執筆を手がける。2014年に加東市にUターン移住し、以降、田舎と都会を往復しながらライター活動を継続。「自然あふれる田舎の自宅をオフィスにして、好きな仕事をして暮らす」という高校時代に夢見たライフスタイルを実現させる。2020年、スタブロブックス株式会社を設立。
【書誌情報】
書名:『ローカルクリエーター これからの地方をつくるのは「きみたち」だ』
定価:本体1,800円(税別)
判型:A5判
体裁:並製
頁数: 216頁
ISBN:978-4-910371-03-0 C0036
発行日:2021年12月15日
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〒673-1446兵庫県加東市上田603-2
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