6月15日(火)開講 AndTech WEBオンライン3か月連続学習講座「MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・MLCC製造プロセス技術、5G、車載向けMLCCの技術動向 入門」Zoomセミナー講座を開講予定
昨今市場の増加が見込まれる積層セラミックコンデンサ(MLCC)での課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師からなる「MLCC」3か月連続学習講座を開講
株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、
昨今市場の増加が見込まれる積層セラミックコンデンサ(MLCC)での課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師陣からなる「MLCC」3か月連続学習講座を開講いたします。
MLCCの誘電体材料・また製造プロセス技術、市場の増大する5G、車載向けMLCCの情報を学習することができます。
本講座は、2021年6月22日に第一講を開講予定いたします。 詳細:https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=6732
昨今市場の増加が見込まれる積層セラミックコンデンサ(MLCC)での課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師陣からなる「MLCC」3か月連続学習講座を開講いたします。
MLCCの誘電体材料・また製造プロセス技術、市場の増大する5G、車載向けMLCCの情報を学習することができます。
本講座は、2021年6月22日に第一講を開講予定いたします。 詳細:https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=6732
- AndTech オンラインLive配信・WEBセミナー オンライン学習講座会 概要
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テーマ:MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・MLCC製造プロセス技術、5G、車載向けMLCCの技術動向 入門
- 開催日時:2021年6月15日(火) 14:00-17:00(第2講 7月13日(火) 第3講 8月24日(火) )
- 参 加 費:55,000円(税込) ※ 電子にて資料配布予定(2名受講同額料金)
- U R L :https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=6732
- WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)
- セミナー講習会内容構成
ープログラム・講師ー
和田技術士事務所 和田 信之 氏(元村田製作所)
※ 技術士(化学:セラミックスおよび無機化学製品)九州大学大学院 理学修士
【第1回】「MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・
MLCC製造プロセス技術、および5G、車載向けMLCCの技術動向 入門講座
---セラミックコンデンサおよびMLCC用チタン酸バリウム誘電体材料の基礎---」
(日時:6月15日(火) 14:00-17:00 、学習時間:3時間)
【第2回】「MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・
MLCC製造プロセス技術、および5G、車載向けMLCCの技術動向 入門講座
---MLCC誘電体材料の格子欠陥制御と長期信頼性の基礎---」
(日時:7月13日(火) 14:00-17:00 、学習時間:3時間)
【第3回】「MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・
MLCC製造プロセス技術、および5G、車載向けMLCCの技術動向 入門講座
---MLCC製造プロセス、および最近の 技術動向の基礎---」
(日時:8月24日(火) 14:00-17:00 、学習時間:3時間)
- 本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題
MLCCのNiなどの内部電極や誘電体の合成方法、サイズ効果、構造など、
格子欠陥制御や長期信頼性の実現に向けた知識、原理と効果、そしてその課題、
シート成形工程、スラリー分散性、電極塗布などの技術を学ぶことができます。
- 本セミナーの受講形式
WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。
- 株式会社AndTechについて
化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、
幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。
弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」
「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。
https://andtech.co.jp/
- 株式会社AndTech 技術講習会一覧
一流の講師陣からなるWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。
https://andtech.co.jp/seminar_category/
- 株式会社AndTech 書籍一覧
https://andtech.co.jp/books/
- 株式会社AndTech コンサルティングサービス
https://andtech.co.jp/business_consulting/
- 本件に関するお問い合わせ
株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)
- 下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)
【第1回】「MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・MLCC製造プロセス技術、および5G、車載向けMLCCの技術動向 入門講座
---セラミックコンデンサおよびMLCC用チタン酸バリウム誘電体材料の基礎 ---」
(日時:6月15日(火) 14:00-17:00 、学習時間:3時間)
【学習のねらい】
積層セラミックコンデンサ(MLCC)はコンデンサ素子がセラミックスからなる全固体素子で、電解液など溶液を含む電解コンデンサに比べた優れた性能により、その市場が大きく成長しています。ここでは、まず、コンデンサとはなにか、セラミックスとはどういうものかを理解いただきます。次に多くのMLCCで使用されるチタン酸バリウム(BaTiO3)についてその概要、特に強誘電性と言う特徴を理解することで、MLCCの利点や課題などが明確になっていきます。まずは基礎的にMLCCとは何かをつかんでいただけると思います。
【プログラム】
1. 積層セラミックコンデンサ(MLCC)の概要
1-1 セラミックスおよびセラミックコンデンサとは
セラミックスの構造、焼結現象、粒成長、平衡状態図、コンデンサの分類
1-2 インピーダンス素子としてのコンデンサ
周波数、インピーダンス、デカップリング、
1-3 MLCCの概要
温度補償系 温度係数、高誘電率系 誘電率温度特性
1-4 Ni内部電極MLCC
2. BaTiO3 (BT) 誘電体セラミックスの特性
2-1 BTの強誘電性
結晶構造、相転移、分極、ドメイン、ヒステリシス
2-2 BT粉末のサイズ効果
グレイン、c/a、
2-3 BT粉末の合成法
固相法、シュウ酸法、水熱合成法
2-4 BT誘電体原料の組成
アクセプター元素、ドナー元素
2-5 BT誘電体セラミックス
コアシェル構造、非コアシェル構造、不均一歪、焼結助材 1.
3. 演習
【演習回答・内容への質疑応答】
【第2回】「MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・MLCC製造プロセス技術、および5G、車載向けMLCCの技術動向 入門講座
---MLCC誘電体材料の格子欠陥制御と長期信頼性の基礎 ---」
(日時:7月13日(火) 14:00-17:00 、学習時間:3時間)
【学習のねらい】
MLCCの内部電極にはNiが使用されています。MLCCは酸化物であるセラミックと金属材料の内部電極を積層したものを焼成し、一体化したものです。Niは大気中で焼成すると酸化し、金属ではなく酸化物となって、電極の役割を果たしません。酸素の少ない雰囲気(還元雰囲気)焼成が必要です。一方で、酸化物セラミックスであるチタン酸バリウムは還元雰囲気で焼成すると、一部の酸素が揮発し半導体化して、コンデンサにする事が出来ません。Ni内部電極のMLCCを可能にしたのは、酸化物結晶の格子欠陥を制御し、半導体化の要因である酸素空孔が制御できたためです。ここではその原理と効果、そしてその課題などを説明していきます。
【プログラム】
1. Ni内部電極MLCC対応のBT材料の耐還元性
1-1 酸化物の還元現象
熱力学、平衡、ギブスの生成自由エネルギー、酸素分圧
2-2 BTの酸素空孔生成
格子欠陥式、化学平衡、平衡定数
1-3 格子欠陥制御
Aサイト、Bサイト、化学量論比、
1-4 添加元素(ドナー、アクセプタ元素)添加の効果、役割
酸素空孔、伝導電子、ルシャトリエの原理、長期信頼性
1-5 粒界の役割
粒界の構造、酸素の拡散、元素の偏析
2. BTセラミックスの長期信頼性
2-1 BTの電気伝導性
バンド伝導、オーム則、バンドギャップ
2-2 高電界での電気伝導
チャイルド則、放出電流、摩耗故障
2-3 酸素空孔移動現象
活性化エネルギー、EELS分析、分子動力学計算、第一原理計算
2-4 MLCCの摩耗故障と加速性
摩耗故障、温度加速、電圧加速1.
3. 演習
【演習回答・内容への質疑応答】
【第3回】「MLCCの基礎、MLCC誘電体材料・MLCC製造プロセス技術、および5G、車載向けMLCCの技術動向 入門講座
---MLCC製造プロセス、および最近の 技術動向の基礎 ---」
(日時:8月24日(火) 14:00-17:00 、学習時間:3時間)
【学習のねらい】
MLCCの発展はセラミック素子の薄層化で進行し、最新のMLCCでは素子の厚みは0.5µm (0.0005mm) 以下の厚みで達成されています。これらはMLCCの各々の製造プロセスで、限りない研究開発、現場での改善改良によって達成し、高い世界シェアを維持しています。重要なプロセスについて、その技術と課題を説明していきます。スマートホンの発展に伴い、MLCCは小型・大容量化が進んできましたが、最近の5Gや車載用として、高周波、高電圧、高温のニーズに合うMLCCも要望され、第二の成長が期待されています。新しい技術動向を最後に紹介していきます。
【プログラム】
1. MLCCの製造プロセス
1-1 製造工程の概要
1-2 シート成形工程、主にスラリーの分散性 シート特性
シート成形 シート剥離
スラリー組成 バインダー 分散剤、可塑剤、シート強度、表面粗さ、レオロジー
スラリー分散 ビーズミル、周速
シート物性調整 シート強度、表面粗さ、均一性
1-3 Ni内部電極工程、主にその焼結性
Niペースト ペースト組成 印刷方法、乾燥収縮、焼成収縮、共素地
1-4 MLCC焼成工程、主に焼成雰囲気制御とBT酸素空孔制御
バインダーの熱分解、H2-H2O、雰囲気調整 酸素分圧、残留炭素
酸素空孔生成の熱力学、再酸化処理
2. MLCCの技術動向
2-1 小型、大容量化
素子厚 積層数 低ESL化 平滑コンデンサ
2-2 Iot、5Gへの対応、
スマホの5G化 5Gの動向、高周波、低ESR、低ESL化、多端子化
2-3 車載に向けた高圧、高温化
車載用MLCCの市場、サイズ、高電圧、設計、品質保証、
車載規格AES-Q200、車載信頼性データ、
車載用設計 チップ設計、セラミックス材料、有機材料
中高圧設計 DCバイアス特性、高温特性 CaZrO3材料
3. 演習
【演習回答・内容への質疑応答】
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* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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