【調査結果】 IT・セキュリティ担当者の40%が パンデミックを入退/物理アクセスセキュリティシステム更新の機会と認識

HID

• HID Global年次調査、1,000名を超える各産業のIT・セキュリティ担当者に対して実施
• 非接触技術を入退/物理セキュリティシステムのパンデミック対策の要と認識
• モバイル化やより高度なクレデンシャル(認証情報)技術への移行トレンドは継続中
東京 2021年7月2高信頼性のID認証ソリューションで世界をリードするHID Globalは本日、当社が2020年夏に実施した調査に基づく報告書「入退室管理・物理アクセス制御の動向レポート2021年版」を公開しました。物理セキュリティに対する既知の脅威の進化に加え、かつてない世界的な感染症のパンデミック(世界的大流行)による働く環境の大きな変化を反映した結果が得られるなか、対策の要と位置付ける非接触技術の導入が入退/物理アクセス制御システム(PACS)の更新を促す機会と認識されていることが明らかになりました。

継続トレンド - 回答者の所属企業ではクレデンシャル(認証情報)技術のモバイル化やモバイルと最新スマートIDカードの併用が進んではいるものの、完全移行までの措置としてセキュリティ性が低い旧技術の使用が続いています。モバイル化の導入については、回答者所属企業の50%以上が導入済、移行中または導入計画ありと回答、前回2020年版レポートの31%に比べて増加しました。また、旧技術の使用については半数以上(52%)で125kHz近接カード、磁気ストライプカードやバーコードなどの容易に複製可能なセキュリティ性の低いクレデンシャルが用いられています。

脅威が進化を続けるなか、セキュリティシステムの信頼性を確保する上で物理セキュリティインフラの老朽化と脆弱化は大きな課題です。自社の物理セキュリティシステムの適切性について、現在求められる要件を充足しているかとの設問に対しては、50%が満たしている、もしくは要件を上回ると回答。また、不正アクセス発生時の被害や、対応費用が導入コストを上回る可能性ついての認識はあるものの十分な設備投資を得られない主な理由としては、コスト(41%)、費用対効果に対する疑問(20%)が挙げられました。しかしながら、感染症のパンデミックはこのような傾向を変えつつあります。

職場でのフィジカルディスタンス(物理的距離)の確保という新しい課題に対し、企業や組織ではコスト関連のハードルを克服しながら対策を進める必要が生じました。HID Globalは「非接触技術が鍵となる。最近は、タッチレス技術で得られる健康やセキュリティ上のメリットに対する認識が高まっており、企業は時代遅れとなったインフラをモバイル対応のソリューションに置き換え始めている」と分析しています。

セキュリティ担当者は、将来の健康、セキュリティや環境の危機にも対処できる堅牢なシステムの構築を目指しています。セキュリティ責任者を対象にしたPACSの更新を推進する上位3つの技術や要因を尋ねた設問では、非接触技術(41%)が最も多く挙げられ、新技術の機能活用(38%)が続きました。また、全回答者を対象にしたPACSの改善に最も影響する技術についての設問でも、非接触技術(23%)が最も多く挙げられ、物理アクセスと論理アクセスの統合(19%)が続きました。

 


その他、パンデミック対策としては非接触技術に加えてリアルタイム位置情報サービス(RTLS)を接触履歴の追跡やフィジカルディスタンスの確保に用いる新たな活用法が注目を集めています。また、PACSシステムの構築運用に関しては、多くの回答者がITとセキュリティ部門の連携を強化しリソースを有効活用していく必要性を感じています。

このレポートは、HID Globalが2020年夏に実施したThe 2020 Access Control Systems Trends Survey(2020年アクセス制御システムのトレンド調査)に基づくもので、教育、ソフトウェア、通信、政府、製造、ヘルスケア、専門サービスなどの12を超える業種のセキュリティおよびIT担当者1,000名超からの回答をまとめたものです。日本語版レポートは、以下のリンクからダウンロードください。https://www.hidglobal.com/doclib/files/resource_files/pacs-state-of-access-control-2021-wp-jp.pdf


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HID Globalについて
HID Globalは世界中の人々、場所、そしてモノの信頼あるセキュリティ認証を支えています。HIDの技術は安全な取引、業務の生産性や、自由な旅行を可能にします。HID Globalの信頼あるセキュリティ認証ソリューションは、による物理的およびデジタルな場所への便利なアクセス、デジタルで識別、検証、追跡な可能なモノとモノをつなぎます。世界中で20億以上のモノがHIDのテクノロジーでつながり、HIDの製品とサービスは数百万人の日々の暮らしの中で使われています。HIDの製品とサービスは、政府機関、教育機関、病院、金融機関、一般企業ならびに数々の先進的な企業で導入されています。

テキサス州オースティンに本社を置くHID Globalは、世界各地に4,000人以上の従業員を擁し、各国の拠点を通じて100カ国以上に製品とサービスをお届けしています。HID GlobalはASSA ABLOYグループのブランドです。詳しくは、日本語ウェブサイト www.hidglobal.jp をご覧ください。

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会社概要

HID Global Corporation

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URL
https://www.hidglobal.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区永田町2-17-17
電話番号
-
代表者名
Björn Lidefelt
上場
未上場
資本金
-
設立
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