Google主催プロジェクトでグランプリ受賞プロダクトのプロトタイピングを分析した論文がアメリカ機械学会主催の国際学会で採択
S&D Prototyping株式会社 （東京都武蔵野市、代表取締役社長：三冨敬太）は、一般社団法人PLAYERSが企画・開発し、Google主催のプロジェクト「Android Experiments OBJECT」でグランプリを受賞したIoTデバイス「スマート・マタニティマーク」のプロトタイピングを分析。研究内容をまとめた論文が2022年8月「IDETC-CIE 2022」（国際学会・査読あり）に採択・発表されましたのでお知らせいたします。
論文では、創業メンバーへのインタビューと、このプロジェクトを進める中でのコミュニケーションツールSlackでの6339件のメッセージ、2GB分の画像データ、292ページのドキュメントなどから実施したプロトタイピングを収集し、実施されたプロトタイピングを分析。その結果、外部のステークホルダーを早い段階で巻き込むプロトタイピングがもっとも効率が良かったことを示しました。
スマート・マタニティマーク」プロダクト
実施されたプロトタイピングの一部
- プロトタイピングの分析プロセス
分析結果の散布図。配置された黒点がそれぞれのプロトタイピング
また、その結果を「チーム内のみで実施／チームの外も巻き込み」の軸で分類。さらに、プロトタイピングを行う目的として「探索・具体化／確認」の軸でも分類。この2軸を用いて、実施されたプロトタイピングを4つの象限に分け、それぞれの象限ごとにプロトタイピングの効率の傾向をみていきました。この結果から「チームの外も巻き込み」かつ「探索・具体化」プロトタイピングの経済性がもっとも良いことが示されました。つまり、早い段階でチームの外を巻き込むことが、もっともプロトタイピングの効率が良いといえます。
- アメリカ機械学会主催の国際学会「IDETC-CIE 2022」とは
- 本研究内容が紹介された書籍が9月20日に発売
・URL
https://amzn.asia/d/2i0QN0o
- S&D Prototyping株式会社について
本論文は、S&D Prototyping株式会社の代表取締役である三冨が筆頭著者として執筆・発表されました。弊社は、戦略的かつ迅速なものづくりを通じて、不確実性の高いプロジェクトをデザインするプロトタイピングファームです。特に、最新の学術研究と実践知から最適なプロトタイピングを提案・実践することを重視しています。
【S&D Prototyping株式会社概要】
会社名： S&D Prototyping株式会社
所在地： 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目13番2号
設立： 2021年7月
代表取締役：三冨敬太
事業内容： プロトタイピング研究・コンサルティング・伴走など各種支援
概要・ビジョン： 戦略的かつ迅速な新規事業・サービスづくりを得意とするプロトタイピングに特化。
すべての人がつくることを通して、 未来をプロトタイピングしていける社会を目指している。
・本件に関するお問い合わせ先
E-mail： keita.mitomi@sd-prototyping.co.jp
Web： https://sd-prototyping.co.jp/contact
コラボレーション、それ以外のお問い合わせについても、お気軽にご連絡ください。
- 一般社団法人PLAYERSについて
PLAYERSは「一緒になってワクワクし 世の中の問題に立ち向かう」をスローガンとした、プロトタイピングチームです。社会が抱える様々な問題に対し、当事者との共創ワークショップを通じて、リサーチ・アイディエーション・プロトタイピングをアジャイルで実行します。 また、ヴィジョンに共感いただいた企業と連携し、社会実装を推進することで、問題を解決へと導きます。
https://www.players.or.jp/
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