品川区、品川歴史館特別展「変わりゆく品川の風景」開催
~浮世絵・近代版画・写真など資料を通して街の風景の移り変わりを紹介~
品川区は10月9日から品川歴史館で品川歴史館特別展「変わりゆく品川の風景」を開催します。
写真キャプション 1925(大正14)年の大崎橋と目黒川(当館所蔵)
品川区は、1979(昭和54)年の八潮誕生により品川・大崎・大井・荏原・八潮の5地区で構成されることになりました。当館が所蔵する江戸時代から明治時代の浮世絵や大正・昭和時代のスケッチと近代版画などの絵画資料、そして震災や戦災、急激に移り変わる街の風景を写した写真や絵葉書は各地域の歴史を今に伝えています。
本展では、当館が所蔵する浮世絵・近代版画・写真などの資料を通して江戸から昭和にかけての品川の風景の移り変わりを紹介します。
開催背景
当館は開館以来、江戸時代の浮世絵、関東大震災前後や戦後復興に関する版画・写真などの資料を収集してきました。これらの資料は、困難に立ち向かい懸命に生きる人びとが描き、写した当時の記録です。令和元年暮以降の新型コロナウイルス感染拡大により閉塞感漂う昨今において、災害に負けることなく発展を続けてきた品川の姿をお楽しみいただきたいとの考えにより企画しました。
紹介予定資料の一部
・歌川広重初代「東海道五拾三次之内 品川 日之出」
展示期間:10月9日(土)~10月22日(金)
・竹内重雄「チンチン京浜電車 大森海岸~大森駅間(建物はガス電気工業)(大正十年)」
展示期間:10月9日(土)~11月4日(木)(11月5日以降は複製展示)
・1925(大正14)年の大崎橋と目黒川
展示期間:10月9日(土)~12月5日(日)通期パネル展示
・川瀬巴水「品川」
展示期間:11月12日(金)~12月5日(日)
特別展記念イベント
期間中、開催を記念して学芸員による展示解説を実施します。
日にちとテーマ:10月16日(土曜日)「江戸と東京の名所・品川」
11月13日(土曜日)「関東大震災前後の品川」
12月5日(日曜日)「写真が記録した品川の発展」
時間:14時~15時
会場:品川歴史館2階講堂
定員:30名(申し込み不要、先着順)
参加方法:当日、直接品川歴史館2階講堂へお越しください。※特別展の観覧料が必要です。
開催概要
イベント名:品川歴史館特別展「変わりゆく品川の風景」
開催期間:10月9日(土)~12月5日(日)9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日
会場:品川歴史館
東京都品川区大井6-11-1
イベントURL:https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/hsindex.html
観覧料:一般300円、小・中学生100円(20人以上の団体は2割引。70歳以上の方、障害のある方、品川区立・区内在住の小・中学生は無料)
※特別展開催中は、常設展の観覧料も上記の観覧料になります。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては開館日などに変更が生じる可能性があります。事前にホームページをご確認ください。
品川歴史館概要
品川歴史館は、郷土資料の保存と活用、区民文化の向上を目的に1985(昭和60)年に開館しました。日本考古学発祥の地といわれる大森貝塚と、東海道第一番目の宿場として栄えた品川宿を中心にした常設展示では、原始・古代から現代にいたるまでの品川の歴史を学ぶことができます。また、日本庭園を望む書院を備えており、茶道など伝統的文化活動の場としても利用されています。
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