業界初のマグネット式鎌錠、21年秋に「CLオート鎌錠」としてリニューアル|累計販売個数13,000個突破

保育士などの人手不足や園内の事故防止のため、約1,300施設で導入

株式会社久力製作所

浴室用レバーハンドルが国内トップシェアで、ドア・引戸用建築金物の設計開発から製造販売までを行う株式会社久力製作所(本社:茨城県行方市 代表取締役:久力 章喜)は、保育士などの人手不足による働き方改革や園内での事故防止への意識の高まりを受け、扉を閉めるだけで自動で鍵がかかる業界初のマグネット式鎌錠(※1)「NSオート鎌錠」を21年秋にリニューアル販売し、2022年1月末時点で累計販売個数13,000個、導入施設数約1,300数を突破したことをお知らせいたします。
※1 自動で施錠できる引戸式鎌錠にマグネットを採用したものとして、当社調べによるところ業界初

 

扉を閉めると自動で鍵が閉まる「CLオート鎌錠」扉を閉めると自動で鍵が閉まる「CLオート鎌錠」

  • CLオート鎌錠の特徴
  1. 業界初のマグネット式を採用
  2. 電力式の課題だった、電池切れや誤作動などのリスクを解消
  3. 自動で鍵が閉まるため、幼稚園や保育園でチャイルドロックとして活用が進む
  4. コストダウンにも成功し、導入しやすい価格帯を実現
CLオート鎌錠は、マグネットの反発を利用して引戸の鍵を自動で閉めることができる鎌錠です。業界では電力による自動式がすでに存在していましたが、電池が切れて動作が止まったり衝撃による故障で誤作動を起こすといったリスクがあり、利便性の課題が残っていました。また、機械を組み込むことがコストにも跳ね返り、価格も上がってしまうことから導入が進むことはありませんでした。久力製作所は業界で初めてマグネットを採用することで、従来の電力式にあった利便性やコスト面の課題を解決しただけでなく、マグネットの磁気反発によって鎌を作動させる独自技術が特許を取得し、新しい市場を創り出すことに成功しました。また、取付ねじを見えにくくすることで意匠性にも優れており、内装のイメージを損なうことなく設置できることも、導入を後押ししています。

近年、保育士の人手不足や園内での重大事故件数の増加など、保育士の働き方の改善や環境整備、安全面を強化する必要性が増しています。CLオート鎌錠は幼稚園や保育園を中心に約1,300施設に導入されており、引戸の高い位置につけてチャイルドロックとして、保育士の仕事の効率化や園内の安全性の向上に寄与しています。

 

久力製作所は、扉から社会の課題を解決し安心安全な社会をつくっていくメーカーとして創立から70年以上培ってきた技術力をさらに高め、今後は介護施設等にもCLオート鎌錠の導入を進め、皆様の安心、安全、快適な暮らしをサポートしてまいります。

 

  • 導入実績

社会福祉法人 至誠学舎立川 梅丘至誠保育園様


東京都を中心に12の園を運営している同社では、保育士の先生が働きやすい環境をつくり、園児の安全性も向上できるという理由から同施設の全ての引戸でオート鎌錠を採用いただいています。
扉の施錠解錠を手動で行う場合、鍵のかけ忘れによって園児が外に出てしまったり、扉と壁の隙間に指を挟めてしまうといった怪我に繋がるケースもありました。また、子どもを抱えることで両手が塞がってしまうケースも多い保育士にとって、手動での開け閉めは煩わしさを感じさせる要因となっていました。そこで保育士の先生の手間を省きつつ、鍵のかけ忘れといった安全上のリスクを解消するため、オート鎌錠の採用に至りました。


オート鎌錠を採用いただいた保育園と提案いただいた設計事務所から、以下のコメントをいただきました。

「手動で鍵の開け閉めをする必要がなく、鍵のかけ忘れの心配がなくなりました。保育士の精神的負担が減るだけでなく、園の安全性も向上しました。」(梅丘至誠保育園 園長 コメント)

「久力製作所のオート鎌錠は利便性と意匠性に優れているため、積極的に採用しています。保育園や幼稚園だけでなく、今後は介護施設向けでも検討しています。」(設計事務所 コメント)

 

  • 幼稚園、保育園を取り巻く社会課題
厚生労働省が2020年8月に発表したデータによると、常勤の保育士の離職率は9.3%と、1割弱が離職にいたっています。また、経験年数に半比例するように保育士数も減少しており、慢性的な人手不足が課題となっています(※2)。そこで業界では、保育士の働き方を少しでも改善し、長く働き続けられる環境づくりや働き手の確保が喫緊の課題となっています。


また、園児の安全面に対する意識も高まっています。2020年に保育園等で発生した重大事故は2015件といわれ、事故の報告を義務付けた2015年以降、重大事故件数は増え続けており、毎年過去最多を更新しています(※3)。鍵のかけ忘れによって園児が危険なところに行ってしまうのを防いだり、扉の開け閉めによる怪我を防止していくことが、より重要になると考えています。

※2 令和2年8月 厚生労働省「保育士の現状と主な取組」内『保育士の経験年数、採用・離職の状況』参照
※3 令和3年6月 内閣府子ども・子育て本部『「令和2年教育・保育施設等における事故報告集計」の公表について』参照
 

  • 商品概要

CLオート鎌錠は、自動で施錠できる引戸式鎌錠の国内におけるシェアがほぼ独占状態です。業界他社ではほぼ販売実績がなく、すでに廃盤となっている商品も多いため、CLオート鎌錠が市場で支持されています。

前身となる「NSオート鎌錠」の発売以降、2014年から右肩上がりで販売数が伸び続けています。20年は一時的に新型コロナウイルスの影響を受けるも、21年で持ち直しており、再び順調に推移しています。引手の材質を樹脂から金属にすることで耐久性や意匠性を向上したリニューアル商品「CLオート鎌錠」を21年秋に発売し、全体の累計で約13,000個の販売に至りました。
商品名 CLオート鎌錠
価格 ・7,600円(塗装仕上げ)
・8,000円(メッキ仕上げ)
販売サイト https://www.kuriki-ss.co.jp/
2022年度の販売目標数 3,000個

 

  • 久力製作所について
久力製作所は、ドア・引戸等の建築金物および浴室・洗面トイレ用アクセサリのメーカーです。特に浴室用レバーハンドルでは、国内トップシェアを占めており、水濡れなどの苛酷な環境に強い製品を供給しています。現在では、日本の主要な住宅設備機器メーカー様に広くご採用頂き、皆様の快適な暮らしのお手伝いをさせて頂いております。 また、私たちは、自社開発-自社生産-自社販売の一貫体制によるお客様ニーズへの素早い対応と中国子会社からの低コスト調達を強みとしております。今後も住宅用機能部品のトップメーカーを目指し、更なる品質向上・高機能・高施工性で低価格の商品を創ってまいります。

・商号:株式会社久力製作所
・本社所在地:〒311-1724 茨城県行方市小貫1681-1
・創立:1948(昭和23)年4月
・代表者:代表取締役 久力 章喜
・URL:https://www.kuriki-ss.co.jp/

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会社概要

株式会社久力製作所

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URL
https://www.kuriki-ss.co.jp/index.html
業種
製造業
本社所在地
茨城県行方市小貫1681-1
電話番号
0291-35-2636
代表者名
久力 章喜
上場
未上場
資本金
-
設立
1970年11月