【奨学金が若者の生きる力に】新たに20人の職業訓練生が6か月間の研修生活を終えそれぞれの道に旅立ちました。
国際協力NGO・IV-JAPANは、観光立国を目指すラオスで、20歳前後の貧しい家庭で育った女性や青年を対象に、ホテルの従業員になるための職業訓練を行っています。2022年2月末、2021年度最後の訓練生20名が無事に卒業を迎えました。卒業生は、それぞれホテルやゲストハウス、個人宅のヘルパーとして働き、自立の道を歩みます。
さいたま市に事務所を置く国際協力NGO・IV-JAPAN(以下、IV-JAPAN)は、1988年に設立されて以来、教育を受けられなかったラオスの貧しい青年・女性3500名以上に対して、職業訓練によって技術を習得し、自営起業や就職による貧困削減を進めています。2019年からは、日本外務省の「日本NGO連携無償資金協力」の助成金を受けてラオスの貧しい家庭の女性、青年にホテルの従業員になるための研修を行っています。研修生の多くは20歳前後です。
- 地方出身の若者20名が無事に卒業
- 奨学金が若者の夢の第一歩に
奨学金支給事業:https://iv-japan.org/projects/projects_scholarship/
無償で学べる環境さえあれば、貧困層にある若者たちも職業訓練に参加することができ、さまざまな技術を習得することができます。身に付けた技術で就職や起業を行うこともでき、安定した収入の獲得、貧困からの脱却、自立の促進に繋がります。山間部の地方では中学校も10カ村に1校程度しかなく、5~6キロを徒歩で通学しています。農業に従事する以外は産業がなく、若者は勉学の機会も就職の機会も限られています。
そのため、職業訓練は新しい人生の一歩を踏み出す第一歩であり、奨学金により、職業訓練を希望する若者の背中を一押することができます。IV-JAPANは今後もアジアの若者の自立の促進、貧困削減に取り組んでまいります。
≪ 国際協力NGO・IV-JAPAN ― その手に技術を、アジアに自立を。― ≫
「国際(International)ボランティア(Volunteer)の会」の名で1988年に任意団体として発足した当会は、2003年に法人化、団体英語名の頭文字を継承し、国際協力NGO ”IV”-JAPANとなりました。’貧困に暮らす女性や青年も、手に職を付けることで、貧困から抜け出すことができる’をテーマに現地に根付いた活動を行っています。
近年では、ラオスに於いて実践重視の職業訓練により人材育成、貧困削減に貢献し、全国の職業訓練校の教員の質の向上に寄与したことから、昨年は代表に外務大臣表彰、団体にJICA理事長賞が授与されました。
代表 :冨永 幸子
設立 :1988年5月
所在地 : 埼玉県さいたま市大宮区三橋二丁目545-2
事業内容 :国際協力 (ラオス、ネパール)
お問い合わせ先 :TEL/FAX 048-621-8612 E-mail: iv-japan@vanilla.ocn.ne.jp
団体WEBサイト:https://iv-japan.org/
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