シリコンバレー発、DNA検査用検体採取容器「iSWAB DNA」が、がん遺伝子を調べる「PleSSision検査」に採用
採取した検体のバクテリア汚染を抑え、溶出されたDNA情報を長期間、高精度に保つことが可能
アメリカ・シリコンバレーに本社を構えるマウイDNAテクノロジーズ(本社:米カリフォルニア州ヘイワード市)は、検体の常温長期安定保存が可能な採取容器「iSWAB(アイスワブ)」を製造しています。この度、DNA検査用のiSWAB DNA-250が、三菱電機ソフトウエア株式会社が行う「PleSSision検査」の検体採取容器として採用されました。「PleSSision検査」は、一人ひとりの患者さんに最も適したがん治療薬の情報を提供するために、受託解析にてがん遺伝子を調べる遺伝子パネル検査です。
「iSWAB DNA」について:https://www.mawidna.jp/dna
「iSWAB DNA」について:https://www.mawidna.jp/dna
当社の主力製品であるiSWAB DNAシリーズは、口内から採取した検体から高品質のDNAを精製することが可能なバイオサンプル採取容器として画期的なものです。DNAを採取するために採血する事は、患者さんに負担になりますが、iSWABでは、口内からスワブで簡単に検体を採取することができるので、患者さんの負担軽減、現場での作業の効率化につながります。
「PleSSision検査」を導入している慶應義塾大学医学部 腫瘍センター ゲノム医療ユニット長 教授 西原 広史先生は、「iSWABを用いることで、より効果的に効率よくクオリティの高いDNAの採取ができるようになる」と述べています。
マウイDNAのビジネス開発担当の柳内 淳は、「iSWABは、検体採取という検査フローの最初のステップにイノベーションを起こし、社会・環境に役に立つ画期的な製品です」と述べています。製品の3つの特徴
1: クオリティの高いDNAの精製が可能
iSWABの特殊溶液効果がDNAを溶出させ、バクテリア汚染率を1% 以下に抑えるので、DNAのクオリティを高精度に保ちます。精製後、長さ40kb以上、2〜30μgの高品質の二本鎖DNA抽出が可能で、採血による検体採取に代替しうる製品です。
2: スワブで誰からでも簡単に検体採取が可能
市販の滅菌スワブを使い、頬の内側から検体を採取するので、乳幼児から高齢者、寝たきりの方まで、誰からでも短時間で安全に検体採取することができます。
3: 常温での長期保存が可能
検体採取後7年間以上の常温保存が可能で、輸送や保存に保冷剤や冷蔵設備が不要です。検体のバイオバンキングにも使え、コホート研究にも最適です。溶液にはアルコールや有害物質を使用していません。
製品概要
•iSWAB-DNA-250
•製品コード:ISD-T-250
•特許取得のコンパクトな容器 (米国特許番号9,138,205)
•倒れても、溶液がこぼれにくい設計
•サイズ: ⻑さ4.9cm, キャップの幅1.2cm, 底の幅9mm
•バーコード、QRコード付
•スワブの先端直径は4mm以下推奨
•品質保持期間: 36ヶ月
•溶液量: 0.6ml
•販売代理店:家田貿易株式会社
• PleSSision検査ウェブサイト:https://www.mss.co.jp/business/life-science/plessision/
マウイDNAテクノロジーズについて
2013年設立のマウイDNAテクノロジーズは、バイオサンプル試料を採取するための革新的なシステムであるiSWAB容器を開発・商品化しました。マウイの使命は、世界のどこにおいても、どんな人からも、常温でバイオサンプル試料の採取・保管を簡単にし、クオリティの高いサンプルを提供することです。またマウイは、PCR用のiSWABマイクロバイオームELや、RNA用やマイクロバイオーム用のiSWAB製品も販売しています。
ウェブサイト:https://www.mawidna.jp
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