【ネパール僻地の医療アクセス課題】に取り組むASHAがカトマンズ大学と共同プロジェクトを開始

ネパール現地の専門知識/経験/ネットワークとASHAの活動を融合し、医療課題に取り組みます

特定非営利活動法人ASHA

特定非営利活動法人ASHA(以下ASHA)は、 2023年7月、カトマンズ大学(ネパール)とネパールのRamechhap郡Likhu Tamakoshi村におけるデジタルプライマリ・ヘルスケア、健康教育実施の2つの共同プロジェクトを開始しました。カトマンズ大学とASHAは2023年1月に連携協定を締結し、今回初めての共同プログラム開始となります。

2023年1月15日(日)都内で行われた覚書調印式にて。 左からASHA代表理事サッキャサンディープ、任喜史、カトマンズ大学Biraj Singh Thapa氏、Ram Lama氏2023年1月15日(日)都内で行われた覚書調印式にて。 左からASHA代表理事サッキャサンディープ、任喜史、カトマンズ大学Biraj Singh Thapa氏、Ram Lama氏

■Likhu Tamakoshiの医療環境
プロジェクト実施地であるRamechhap郡Likhu Tamakoshi村は、カトマンズから230kmの位置にあり、人口約30,000人の農村地域です。市域は124.51km²(東京23区の約1/5)であり、その大半は山間部で、道路の舗装も不十分な環境にあります。
Likhu Tamakoshi村は、簡易的な医療機関が7か所存在し、母子保健プログラムも実施されています。しかし、生活習慣病や妊婦ケアの分野においては、保健医療サービスの利用には格差があることが分かっています。この格差が人々の健康状態の悪化を招いており、直近の重要課題となっています。こうした課題は、適切な保健医療サービスの利用やセルフケアを通じて重症化を防ぐことができるにもかかわらず、地域に山間部が多いという地理的な問題や、健康維持に必要な基本的な健康・医療に関する知識が不足しているという社会的な理由などから、人々が望ましい健康行動を取りにくい状況が起因していると考えられます。

■Likhu Tamakoshiにおけるネパール大学との共同プロジェクト
Likhu Tamakoshiの医療環境課題の解決に向け、主に2つの内容を軸としてプロジェクトを進行します。
1.デジタルプライマリ・ヘルスケア
地域住民から雇用した常勤保健スタッフであるコミュニティヘルスワーカーが毎月妊婦、2歳未満の乳児、慢性疾患の患者を訪問します。訪問時には領域別の問診、リスクが高い可能性のある患者に対するアラートや住民・患者の教育に利用できる動画等の教育コンテンツ、訪問管理ができるアプリ「ASHAConnect」を活用します。
2.健康教育の実施
主に日常生活で実施できる応急処置をテーマとし、中学校の学生向けに1時間の講義と実技セッションを行います。カトマンズ大学からはプロジェクト会議への参加と各種評価、医学的側面からの監修、システムやアプリケーション開発における技術支援、またインストラクターとして健康教育のトレーニングを実施するボランティア募集の支援等をいただき、共にプロジェクトを推進していきます。

■ASHAの事業内容
「”Basic Health Rights” for All 世界中の誰もが、健康でいる権利を享受できる世界を。」をパーパスとし、事業を推進しています。

ASHAの事業内容ーコミュニティ×テクノロジーの医療提供システム作り、コミュニティがたすきを繋ぐ健康教育ASHAの事業内容ーコミュニティ×テクノロジーの医療提供システム作り、コミュニティがたすきを繋ぐ健康教育

コミュニティ×テクノロジーの医療提供システム作り
医療機関にてカルテが未管理な地域における、カルテの電子化による適切な情報管理と医療の質向上・ニーズ可視化に取り組んでおり、延べ約2,000人の受診データが蓄積・活用されています。
さらに地理的なアクセスの悪さへの対応として、保健スタッフを地域住民から雇用し、妊婦・子ども・生活習慣病患者への日常的な家庭訪問による健康指導や高リスク者の管理を行っています。また、前述の「ASHAConnect」を開発・提供し、現在までに10名のスタッフが800人程度に日々のケアを実施しています。

コミュニティがたすきを繋ぐ健康教育
健康教育を受ける機会がないネパールの僻地における、中学生向け健康教育の特別授業の開発・実施をしており、2021年から約400名を対象に健康教育を実施。中学生の日常的な応急処置等での活用実績も出てきました。2023年8月もネパール現地にて健康教育研修を行う予定です。

ご寄付のお願い
ASHAは、コミュニティ×デジタルの力で、今、医療を必要としている人に 医療を届ける“しくみ”をつくる、専門知識を持つプロボノで構成された日本のNPOです。世界中の誰もが、健康でいる権利を享受できる世界を実現するために、寄付で私たちの活動に是非ご参加をお願いします。
寄付ページ:https://www.asha-np.org/donate

■団体概要

・団 体 名:特定非営利活動法人ASHA【特例認定】
・所 在 地:東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
・代 表 者:任喜史、サッキャ・サンディープ(代表理事)
・創   立:2017年10月1日(2022年に創立5周年を迎えました)
・主な活動内容:ネパールの地方医療現場における医療の質向上及び効率化の支援
・メンバー数:日本:50名、ネパール:10名
・公式サイト:https://www.asha-np.org/
・Instagram:https://www.instagram.com/npo_asha_nepal/

【東京都より特例認定の認定を受けました】 
特定非営利活動法人ASHAは「特例認定NPO法人」として東京都より認定されました。そのため、当法人への寄付は寄附金控除の対象になり、確定申告で「所得控除」または「税額控除」を受けることができます。
ASHAへの寄付はこちらから: https://www.asha-np.org/donate

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ボランティア医療・病院
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会社概要

特定非営利活動法人ASHA

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URL
https://www.asha-np.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区浜松町 2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
電話番号
-
代表者名
任 喜史
上場
-
資本金
-
設立
2017年10月