国際物流スタートアップ "3CF&Co."が運営する荷主と大手フォワーダーのマッチングプラットフォーム「LOGI-CONEX」に株式会社日新が参画。協業パートナーを拡大へ
荷主企業と大手フォワーダーとのマッチングプラットフォーム「LOGI-CONEX」(ロジコネックス)を運営する株式会社3CF&Co.(スリーシーエフアンドシーオー、所在地:東京都世田谷区、代表:榮喜健介、URL:https://www.3cf.co.jp/ )は、このたび、新たに株式会社日新(所在地:東京都千代田区、代表:筒井雅洋、URL:https://www.nissin-tw.com/)との協業を開始しました。
- 協業パートナーに株式会社日新が参画!
従前より、ジャパントラスト株式会社や三菱倉庫株式会社等、業界を代表する大手フォワーダー5社との協業体制を構築していましたが、今般、新たに株式会社日新にも協業パートナーとして参画頂きました。協業パートナー各社は、グローバルネットワークと豊富な輸送実績を持ち、輸送条件に関わらず、安定した輸送品質で荷主企業の輸出・輸入・三国間取引ニーズにお応えすることができます。また、そうした大手各社と直接取引を行うことで、競争力のある物流コストが実現可能となります。
- マッチングプラットフォーム「LOGI-CONEX」について
こうした課題の解決を企図し、大手荷主企業やフォワーダー各社において業務の標準化・デジタル化が推進されていますが、中小荷主企業においてはそうしたシステムの導入負荷が高く、また、荷主企業、フォワーダー各社において、利用されている物流システムがそれぞれ異なるため、業界全体の効率性向上には、なお課題が残ったままと認識しています。
当社は荷主企業と複数の大手フォワーダーとの輸送手配業務を標準化することで、物流業界全体の業務効率の向上を目指しています。なお、主な機能は以下となります。
(既にご利用頂ける機能)
①大手フォワーダー各社からの相見積りの取得
多くの荷主企業において、フォワーダー各社からの見積もり取得が、起用フォワーダー選定の際の必要なプロセスとして規定されています。他方、国内・海外の各港において要求される物流コストが異なることや、各船社からのサーチャージ等の費目の名称や定義が標準化されていないことで、フォワーダー各社から提示される見積りも費目の名称や定義が各社ごとに異なり、業務の標準化や効率化の阻害要因となっていました。
LOGI-CONEX を通じて相見積もりすることで、船社ごと、フォワーダーごとに見積り内容を比較・選定し、適切な物流コストで協業フォワーダー各社の強みを活かした最適な輸送手配を行うことが可能となります。
②フォワーダ―への発注及び輸送手配指示
グローバルネットワークを保有する協業フォワーダー各社との輸送手配業務の標準化やデジタル化を推進しています。これにより、社内各部署に留まらず、各支店や工場、海外法人等、部署やサイトごとに分散して行われていた業務の一元管理やコスト管理が可能となります。
(これからご利用頂ける予定の機能)
③船積予約業務の電子化
世界の大手船社9社によって海上コンテナ貨物の取扱量の約85%が輸送されています。当社はそれら9社を含む大手船社各社とデータ連携を行うことで、船積予約業務のデジタル化や効率化を進めています。
④輸送の可視化
大手船社とのデータ連携の実装により輸送ステータス情報の可視化サービスの提供を進めています。輸出者は輸入者から輸送手配状況の進捗や貨物到着時期の問い合わせが寄せられるケースが多々ありますが、輸送状況を輸出者・輸入者間で共有することで荷主企業の業務効率の向上に寄与することを目指しています。
LOGI-CONEXのサンプル画面
- 当社設立の背景及び基本方針について
また、足許においては新型コロナウィルスの影響により、特に米中両国における港湾の貨物処理能力が低下することで洋上待機船が増加し、輸送全体のキャパシティが大きく低下している状況です。このため、貿易量の多い米中間の輸送ニーズが高まり、日本においては大手船社各社による抜港による更なる輸送スペースのひっ迫や物流コストの高騰を招いています。これらのことにより、特に中小の荷主企業にとっては商談の成立が困難な状況が続いています。
他方、物流業界においては、ともすると荷主企業の影響力に比して契約上立場の弱い物流会社の適切な利幅が圧縮されているケースがあります。
こうした環境を踏まえ、当社は荷主企業、フォワーダー両者にとっての利便性や収益性の向上に資する取組を行うことで、物流業界全体の サステナビリティを担保しつつ、「物流 DX の推進」や「物流標準化の推進」によるサプライチェーン全体の最適化を進め、ひいては日本の物流競争力向上に資する取組を行うことを基本方針として掲げています。
上述の通り、海上コンテナ輸送マーケットは世界の大手船社9社によって海上コンテナ貨物の取扱量の約85%が輸送されており、寡占の進んだ業界です。当社は荷量の集約によるコストの削減や、新たな荷主企業との接点構築機会を協業フォワーダーに提供することで、協業フォワーダー各社の収益や対船社交渉力等の向上に寄与し、また、こうして得られた各社の強みを荷主企業に還元することで、協業フォワーダーと共に更なる物流競争力の向上に貢献することを目指しています。
- LOGI-CONEXに関する問い合わせ先
LOGI-CONEXは、初期費用や月額費用なしで、荷主企業登録いただければすぐにお使いいただけます。LOGI-CONEXについてもっとお知りになりたい、あるいはデモトライアルをご希望の際など、お気軽に、下記のリンクから、お問い合わせください。
3CF&Co. お問い合わせフォーム https://www.3cf.co.jp/contact
株式会社3CF&Co.(スリーシーエフアンドシーオー)について
事業内容
荷主企業と大手フォワーダーとのマッチングプラットフォーム「LOGI-CONEX」の構築・運営
企業情報
所在地:東京都世田谷区玉川3-20-2マノア玉川ビル501号室
設立日:2019年2月26日
URL:https://www.3cf.co.jp
代表者:代表取締役 榮喜健介
経営メンバー
榮喜健介
双日(日商岩井)、国土交通省において、官民の観点から貿易関連事業を担ってきた。その中で、日本の国際競争力の維持・強化のために、荷主企業と物流事業者の両者にとって有益である仕組みの構築が必要と痛感し、2019年に株式会社3CF&Co.を創業。
安部慎太郎
三井物産の元代表取締役副社長。株式会社3CF&Co.の理念・事業性に共感し、顧問に就任。
すべての画像