長野・下諏訪 日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」、現代のオートマタ3体の特別展示を10月5日より開始!読者ご招待券もプレゼント
日本唯一!アンティーク・オルゴール演奏からオルゴールづくり体験まで!
11月10日「いい音・オルゴールの日」に向けて、日本最大のオルゴールメーカーである日本電産サンキョーが、革新的な新製品を開発しています。新製品の発表に先駆け、プレスの皆様にオルゴールの関連情報を定期的にお届けします。
- オルゴールづくり匠の技と現代の人形作家のコラボが生み出したオートマタを期間限定で特別展示
可憐な少女がオルゴールのメロディにあわせて踊るワルツィングドール「ヴィオレッタ」、犬と散歩する少女「ルシール」と「スカーレット」の3体。オルゴールづくり匠の技と現代の人形作家のコラボが生み出した新たなるオートマタの魅力をぜひお楽しみください。
日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」
長野県諏訪郡下諏訪町5805 TEL:0266-26-7300
営業時間:4-9月9:00-17:30、10月-3月9:00-17:00
休館日:5-8月休館日なし、9月-翌4月は毎週月曜日、月曜が祝日の場合は翌火曜日。展示替え時休館。
入館料:
個人 大人1000円/小中学生500円
団体 大人750円/小中学生450円
※団体割引は20名様以上です。障がい者手帳をお持ちの方とその介護の方1名までは上記料金の半額となります。
交通のご案内:
電車:中央本線「下諏訪駅」より徒歩約10分
お車:長野自動車道・岡谷ICより約15分、中央自動車道・諏訪ICより約25分 駐車場完備
詳しくはホームページをご覧ください。
▶http://www.nidec-sankyo.co.jp/museum/
- 特別展示「オートマタ」概要
■展示期間:2022年10月5日(水)~10月18日(火)
■展示作品:
1.50弁オルフェウス ワルツィングドール「ヴィオレッタ」
曲目:花のワルツ/ 眠れる森の美女 / くるみ割り人形行進曲
サイズ:幅400mm×奥行400mm×高740mm
価格:2,750,000円(消費税込み)
人形作家・若月まりこさん
エレガントな動きと美しいオルゴールの響きのハーモニー。見て聞いて楽しいオルゴールの極み。心豊かな体験をぜひ 味わってください。
2. 50弁オルフェウス 犬のお散歩シリーズ「ルシール」
曲目:美しく青きドナウ・舞踏への勧誘
サイズ:幅310mm×奥行210mm×高570mm
価格:1,430,000円(消費税込み)
リプロダクション・人形作家 谷井真由美さん
3. 50弁オルフェウス 犬のお散歩シリーズ「スカーレット」
曲目:華麗なるワルツ/愛の夢/ブラームスのワルツ
サイズ:幅310mm×奥行210mm×高570mm
価格:1,430,000円(消費税込み)
リプロダクション・人形作家 谷井真由美さん
- オルゴールの秘密
- 人が音を作る
今回は、「オルゴールの秘密」ということで、下諏訪町から車で1時間、原村の工場を紹介いたします。この地は「 東洋のスイス」と呼ばれ、緑豊かで豊富な水と澄んだ空気で、戦後日本の精密機械工業の中心地となりました。工場ではオルゴールの要となるシリンダーや振動板をコンピュータ制御により完全自動化で製造しています。そして命ともいえる音の部分は一つ一つが丁寧に「匠」の手を介して作られています。上記写真のような完全オートメーションのパーツを作る工程と、人間が深く関わり高品質なオルゴールを生み出す過程をご覧ください。
- オルゴールの制作工程
オルゴール用に編曲する
—まず編曲のポイントを教えてください。
オルゴール編曲の一番のポイントは、クラシックやJ-POP といったいろいろなジャンルの曲を、1本1本の弁に音を割り振り、どのタイミングで鳴らすかピンの位置を決めていく作業です。ピアノで自由に弾くイメージとは違いますね。オルゴールは弁の数も演奏時間も限られていますので、原曲のどの部分を切り出すか、オルゴール1回転の中で表現する音の世界を描きます。
—具体的にはどのような工程なのでしょうか。
まず原曲をじっくり聴きます。そして鍵盤を弾きながらオルゴールのイメ―ジを捉えPC に楽譜を打ち込みます。複数の違う音をわずかにずらしたり、メロディーのタイミングを少しずつ遅くするなどテクニックを使って細かなニュアンスを調整します。
—1曲仕上げるのにどれくらい時間がかかりますか。
弁数によって変わりますが、小さいオルゴールであれば1日で数曲、弁が多いものは数週間から数カ月になります。お客様に納得いただくまで何回も調整する場合もあります。
—この仕事をどれくらいされているのですか
25 年です。現在までに7000 曲くらいは作りました。校歌をオルゴールにされる方も多いですね。
—思い出深い曲を教えてください。
先日、諏訪地域の御柱祭で唄われる「木遣り唄」をオルゴールにしました。「木遣り唄」は口伝えによるもので楽譜がないので、木遣り師の歌を聴いて音を採り仕上げました。最近ではとても印象深い仕事でした。
*現在も諏訪大社 下社 秋宮の手前にこのオルゴールが展示されています。
楽器の演奏が人によって違うように、オルゴールはひとつひとつその音色が違います。そこにはその音を調整している「匠」がいます。
- ひとつひとつ音を聴きながら振動板を手で調整
チューナーからの基準音を聴きながら、砥石で同じ音程になるまで弁を削ります。音程を合わせるだけでなく音質や音の響きなどを感じ、目指す音色を作り上げていきます。
—この仕事に就いたきっかけはありますか。
オルゴールの音に携わりたく入社し、すぐオルゴール事業部に配属されました。ちょうどその頃、高級オルゴール事業を立ち上げる動きや調律の専門家がいなかったことから、音作りに関わる調律工程に入ることが出来ました。
—どのくらい作られるのですか。
機械で作れない30 弁以上のオルゴールは、全て人間の手で調律をしています。調律は全集中して音を聞き、作り出す作業であり、1日数台から数十台を調律しています。また弁が多い機種は1 枚調律するだけでも数時間かかります。
—30弁では具体的にどういう工程をするのですか。
こちらの場合、曲によって振動板の音階が違うため、調律する曲をチューナーに設定します。そして1 弁1 弁指定の周波数をイヤホンで聴きながら、弾いた弁の音を確認し音程を合わせます。「音程」は機械で合ったことは確認できますが「音色」は数値表現がきないため、音の響きや音質、他の弁との調和などを感じ取るために多くの経験が必要です。弁を調律しながら心地よく澄んだ音色を耳で細かく聞き分けるセンスも必要です。
高級と言われるオルゴールに、ふさわしい「音色」が求められます。
*こうした丹念な制作工程を経て、今日も、手作りのオルゴールの音色が諏訪から生まれています。
どうぞこちらのHPでオルゴールの音色をお確かめください。30弁50弁72弁100弁の音色の違いをお楽しみいただけます。
日本最大のオルゴールメーカー「日本電産サンキョー」 高級オルゴール オルフェウス
▶ https://www.nidec-sankyo.co.jp/orgel/lp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像