産学連携プロジェクトで特許取得した中学生の授業作品を商品化!コロナ禍を乗り越えて「脱着式はかま」販売開始
~発明少女が社長の「株式会社やくにたつもの、つくろう」が支援~
株式会社やくにたつもの、つくろう(愛知県安城市、神谷明日香社長)は、2022年7月4日(月)、産学連携プロジェクトで中学生が考案し特許を取得した新商品「脱着式袴SUZUKA」を発売いたします。
このプロジェクトは、2018年同志社中学校の社会科で行った産学連携授業で、当時同志社中学2年の今井涼香(いまい すずか)さんが「墓まではいていたい、はかま」として考案し、当社で特許取得と製品化を支援したものです。コロナ禍により開発・生産が難航しましたが、コロナ禍を乗り越えてこの度2022年7月4日から武道用品の開発販売を行う株式会社東山堂(京都府京都市、木村隆彦代表)より販売開始の運びとなりました。ぜひ、貴番組・貴紙にてご取材くださいますよう、お願い申し上げます。
このプロジェクトは、2018年同志社中学校の社会科で行った産学連携授業で、当時同志社中学2年の今井涼香(いまい すずか)さんが「墓まではいていたい、はかま」として考案し、当社で特許取得と製品化を支援したものです。コロナ禍により開発・生産が難航しましたが、コロナ禍を乗り越えてこの度2022年7月4日から武道用品の開発販売を行う株式会社東山堂(京都府京都市、木村隆彦代表)より販売開始の運びとなりました。ぜひ、貴番組・貴紙にてご取材くださいますよう、お願い申し上げます。
小中学生アイデアの特許取得と商品化を支援する会社のバックアップで製品化
株式会社やくにたつもの、つくろうは、小学6年時に空き缶分別箱で特許取得を果たした神谷明日香が社長を務め、小中学生のアイデアの特許取得と商品化を支援する会社です。2018年に同志社中学校2年社会科授業にて、「身の回りのものごとに目を向けて役に立つものを作ろう!」という産学連携授業に取り組んだ際、今井さんの考案作品「墓まではいていたい、はかま」に特許取得と商品化の可能性を見出して支援を開始しました。
剣道部の「不便」からファスナー式の袴を考案
剣道部に所属していた今井さんは、袴を着用する競技において自分だけでなく女性の多くがトイレでの不便を感じていることに着目。袴の紐を解かず簡単に素早く脱着できるファスナー式の袴を考案しました。
特許申請の際は、高齢者自らの生きがい充実や地域社会への貢献を目的とした公益社団法人安城市シルバー人材センターの会員に袴の試作品を作成してもらうなど多くの方々の協力を得て、2020年8月(今井さん当時同志社高等学校1年)特許取得に至り、京都新聞、中日新聞、朝日新聞、読売新聞に掲載されました。
コロナ禍で生産難航、その間今井さん自ら改良を重ねる
新聞掲載されたことで多数の企業から商品化の申し出が殺到。武道用品の老舗である株式会社東山堂にて製造販売することが決定し、商品化に向け順調に進んでいました。しかし、コロナ禍により製造する中国工場が停止となり国内工場で調整。袴を着用する剣道や弓道の大会中止も相次ぎ、生産が難航しました。その間に今井さんは、多くの剣道部部員へ試作品着用の感想を求め、感想を分析して改良案を自ら出し、株式会社東山堂と共に改良を重ねました。
当初の試作品よりも横ファスナーを長くして広く開くようにすることで、より着脱しやすくすることに成功。その後微調整を重ね、この度2022年7月4日から「脱着式袴SUZUKA」として販売開始が決定しました。
商品特徴
紐を解かずファスナーで脱着、女性の不便を解消
袴は、長い紐を体に巻きつけ結ぶことによって着付けます。従来の袴は、紐を解かないと脱着できず、トイレ時には後ろ紐を解く必要があります。解いた紐は長くて始末に困る上、再度着付けるのに時間が掛かり、多くの女性が不便さを感じていました。
本商品は、背面の腰板の下を横断するファスナーを取り付けることで、ファスナーを開けると腰板と後襲の上下に分かれるようにしてあります。そして、後襲がずり落ちて濡れないよう紐で固定されています。そのため、紐を解かず簡単にトイレを済ますことができるようになりました。
見た目も着用感も普通の袴と同じ
ファスナーは腰板の奥に隠れているため、見た目は従来の袴と変わりありません。着付け方法や着用感も従来の袴と変わらず、競技での支障もありません。
特許取得による唯一の袴と今井さんの想い
中学生が考案し特許取得を果たした本商品は、他には真似できない唯一の商品となります。考案当時の今井さんは、産学連携授業で発表した商品企画書にて、「この袴があると短時間でトイレに行けるため、試合中にトイレを我慢する必要がなくなる。試合に集中することができるようになるだろう。」と述べています。誰かの不便を見つけ、それを解消する「人の役に立つ商品」を考えるという授業の趣旨に合致した今井さんの想いによって、女性の不便を解消して競技集中を支援する袴ができあがりました。
商品概要
商品名:脱着式袴「SUZUKA」
販売者:株式会社東山堂
開発者:今井涼香(いまい すずか) 開発当時同志社中学2年生、2022年現在同志社高校3年生在学中
特徴:袴の上下がファスナーで脱着できる特許商品
対象利用者:剣道や弓道など袴を使用する男女競技者、卒業式や成人式などで袴を着用する女性
定価:25,000円(税別)
お問合せ先
【本件に関するお問合せ先】
株式会社やくにたつもの、つくろう
担当:杉浦文香(すぎうら ふみか)
住所:愛知県安城市和泉町上之切108番地1
電話:0566-70-7805(代表)
E-mail : info@yaku-tatsu.com
HPアドレス https://yaku-tatsu.com
【販売に関するお問合せ先】
株式会社東山堂
担当:藤原貴之(ふじわら たかし)
住所:京都市上京区新白水丸町451-1
電話:075-432-1669(代表)
E-mail : info@tozando.net
HPアドレス https://tozando.net
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