【隠れ心房細動】早期発見で脳梗塞予防！WEBセミナー4/19(水)開催～隠れ心房細動の見つけ方を解説～YouTubeライブ14時配信

関西労災病院

2023年3月28日 14時00分

「心房細動」は、放置すると重い後遺症を残す恐れのある脳梗塞や、心不全、認知症などの合併症を引き起こす可能性があります。約半数の方には自覚症状がなく、脳梗塞を発症して初めて心房細動と診断される方が少なくありません。しかし、心房細動は今や、早期のカテーテルアブレーション治療で根治可能であり、いかに早期発見できるかが合併症を未然に防ぐ鍵となります。そこで、関西労災病院では『家でできる心房細動の見つけ方』について詳しく解説する無料セミナーを、4月19日（水）14時よりYouTubeライブにて開催いたします。

https://youtube.com/live/W7dCY2qOg74

セミナー実施背景

心房細動は、心臓の中の心房という部屋が細かく震えるように動く不整脈の一種で、血液のうっ滞から心臓内にできた血栓が脳の血管を詰まらせて脳梗塞を発症させたり、血液循環の悪化から心不全を発症させたりする疾患です。心臓内にできる血栓はほかの部位にできる血栓よりサイズが大きいため、突然発症し重症化しやすいという特徴があります。心房細動のある人は、正常な人と比べて脳梗塞の発症リスクが５倍高いとも言われています。

日常生活で動悸や息切れなどを感じることがあっても、心房細動の症状自体が軽いことや、新型コロナウイルスへの感染を恐れて、医療機関を受診されない方が多くいらっしゃいます。加えて、心房細動は無症状のケースも多く、約半数の心房細動患者さんには自覚症状がありません。そのため、症状のない『隠れ心房細動』（不顕性心房細動）の患者さんをいかに見つけ出せるかが重要となります。そこで、関西労災病院では家庭でできる不顕性心房細動の見つけ方を多くの方に知っていただき、脳梗塞や心不全などの合併症を未然に防ぐことを目的に、オンラインセミナーを開催することとなりました。

セミナー概要

■日時

2023年 4月19日（水）14：00～14：45

■配信内容

１. 心房細動ってどんな病気？

２. 自覚症状がないのにどうやって見つけるの？

３. 予防法はあるの？

４. どうやって治療するの？

■実施方法

関西労災病院公式YouTubeチャンネルからのライブ配信

https://youtube.com/live/W7dCY2qOg74

■料金

無料

■お申し込み

不要

■講師

関西労災病院循環器内科副部長増田正晴

【略歴】
2003年　大阪大学医学部卒業
2003年　大阪府立急性期・総合医療センター心臓内科
2009年　桜橋渡辺病院不整脈科
2012年　大阪大学医学部循環器内科助教
2014年　関西労災病院循環器内科

【資格】
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本不整脈心電学会不整脈専門医・評議員
日本医師会認定産業医
植込み型除細動器・両心室ペースメーカ植込み資格
リードレスペースメーカ植込み資格
着用型自動除細動器（WCD)処方資格
カテーテル左心耳閉鎖術実施医
エキシマレーザーによるリード抜去資格
ＡＣＬＳインストラクター
身体障害者福祉法指定医
更生医療指定医
Faculty of Asia-pacific Heart Rhythm Society
医学博士

家庭用心電図記録デバイスデータの診療への活用

症状のない不顕性心房細動を見つけるため、関西労災病院ではデジタル技術で解決をめざす試みを始めており、家庭用心電図記録デバイスのデータを積極的に診療に活かしています。不顕性心房細動患者さんを早期に見つけ出し、早期治療することにより、脳梗塞・心不全の撲滅をめざしています。

【心電図メール相談】

アップルウォッチや家庭用心電計、人間ドックなどで心電図の異常を指摘されても、動悸などの自覚症状がない方は忙しさから受診を後回しにしがちです。そこで、忙しくて医療機関を受診できない方のために、メール相談（無料）を行っています。異常を示す心電図データをPDFファイルで送信すると、不整脈専門医師が受診すべきどうかをメールでアドバイスいたします。

https://www.kansaih.johas.go.jp/formecg.html

【アップルウォッチ貸出し】

心電図検査では異常がなくても動悸症状などに悩まれている方には、アップルウォッチを貸し出しています（無料）。そして、症状が出たときすぐに記録してもらい、診断の参考データとしています。その他、カテーテルアブレーション治療後の再発の有無の確認や、心不全患者さんの心拍数・運動耐容能確認などの診療にも役立てています。