鉄道の制御で抜群の信頼性を誇るリレーを製造するベスタクト・ソリューションズがFA市場向けの高信頼性リレーを販売開始、2023年2月に新機種を追加ラインナップ
・長寿命で高信頼性が求められる鉄道や電力、鉄鋼で活躍する製品技術を生かしたFA市場向けリレー
・FA市場の制御盤に使用されるリレーで課題となっている接触不良問題を解決
・リレーの交換頻度が減ることにより設備のメンテナンスコストを低減
・FA市場の制御盤に使用されるリレーで課題となっている接触不良問題を解決
・リレーの交換頻度が減ることにより設備のメンテナンスコストを低減
長寿命で高信頼性のリレーや近接スイッチ、リミットスイッチの製造・販売を行う安川グループの株式会社ベスタクト・ソリューションズ(本社:福岡県行橋市)は、自社で初となるFA市場向けリレー製品3機種を2022年に発売開始。2023年2月1日より、プラグイン型リレー2機種に新たにAC操作型を追加ラインナップします。40年以上鉄道や電力、鉄鋼分野で培ってきた技術を活かした製品で、FA市場の制御盤のリレーで課題となる接触不良問題を改善し、リレーの交換頻度を減らすことによる設備メンテナンスコストの低減に貢献します。これらの特徴から、産業用ロボット、サーボモータ&コントローラ、インバータで世界シェアトップクラスを誇る株式会社安川電機のブレーキ付きサーボモータの推奨リレーに選ばれています。
ベスタクト・ソリューションズは、一般的なリードスイッチに比べて定格電流や電気的寿命において圧倒的な優位性をもつパワーリードスイッチ “ベスタクト” をコア技術に、リレー、磁気近接スイッチ、リミットスイッチを展開しています。これらの製品は、鉄道や電力、鉄鋼をはじめとした人命に関わるような設備や、確実なスイッチングが期待される設備を有する様々な市場で40年以上採用されてまいりました。一般的なリードスイッチとの比較においても、また気中接点リレーや金属シール接点リレーとの比較においても優位性のある点が、ベスタクト製品が選ばれ続ける理由の一つと言えます。
【一般的なリードスイッチとベスタクトとの比較】
ベスタクトは特殊な接点構造と接点材料によりー般のリードスイッチよりも大きい定格電流を実現しています。これにより直接制御できる機器の幅が広がるため、回路内の余分な保護回路や小型の接触器を削減し、回路設計者の設計の自由度を高めることに繋がります。またベスタクトの特殊な接点は、接点部の消耗を防ぐ効果も生むため、電気的寿命が長くなります。長寿命なリレーを実現し、リレーの交換頻度を減らすことができます。
【他社リレーとベスタクトリレーとの比較】
ベスタクトは接点が遮断する(OFFする)際に、短い遮断時間を実現しているため、接点部の消耗を防いでいます。リレーが接点を遮断する際には放電が発生しますが、ベスタクトリレーはグロー放電(接点部を短時間で均等に消耗する放電)で遮断するのに対して、気中接点リレーや金属シール接点リレーは、アーク放電(接点部を長時間で極部的に激しく消耗する放電)で遮断しています。そのため、ベスタクトリレーは気中接点リレーや金属シール接点リレーに比べて電気的寿命が長くなっています。
また、内蔵された不活性ガスにより酸化被膜と呼ばれる接点のスイッチングを妨げる物質の発生を防ぐため、微小負荷のスイッチングにおいても極めて低い故障率を実現しています。
ベスタクト・ソリューションズがFA市場に製品を投入する理由は、製造業の人手不足による自動化や省人化の需要の高まりにあります。FA機器と総称される機器の組み合わせで、手作業で行っていた工程を代替する時代背景があり、ロボットやサーボ、AGVなどが普及しました。それによりFAシステムの一部として汎用リレーも付随して使用される幅が広がりましたが、自動化されたシステムの中には、汎用リレーで制御するには過剰なスイッチングの頻度が求められる場面も増えてきました。そこで高頻度の使用においても長寿命と低い故障率、高い接触信頼性を実現するベスタクトリレーが活躍できます。また自動化や省人化の波は食品業界にも及び、自動化システムが導入され、湿気や油、粉じんのある現場にもリレーが必要になっています。そのような悪環境でも外部雰囲気に強い接点部を持つベスタクトリレーが活躍することができます。そして、このたび新たにFA市場向けベスタクトリレーにACタイプをラインナップした理由は、本製品をFA市場で採用して頂いている中で、AC電源でFAシステムを組まれているお客様からAC対応のご要望を多く頂いており、本製品のFA市場での更なる活躍の場を広げるためです。
【お困りごとの解決事例】
■FA機器採用事例①
サーボモータブレーキ制御用リレーへ採用されています。採用前はサーボモータのブレーキ指令で使用する気中接点型リレーを湿度の高い悪環境で使用していたために接触不良が多発し、設備のランニングコストを押上げていました。そこでベスタクトリレーが採用され、接触不良の大幅な改善により、サーボブレーキの信頼性向上とメンテナンスコストの低減に貢献しています。
■FA機器採用事例②
野菜工場の野菜台座の運搬用途リニアモータの切り替えリレーへ採用されています。採用前はリレーの開閉頻度が高いために3か月毎に交換しており、メンテナンスコストを押上げていました。そこでベスタクトリレーが採用され、機械的寿命が大幅に改善されました。交換周期が大幅に延びて、トータルコストの低減にもつながっています。
FA用プラグイン型リレー製品URL: https://www.bestact.co.jp/products/p2/p14
FA用DINレール取付型リレー製品URL: https://www.bestact.co.jp/products/p3/p16
■製品仕様
【株式会社ベスタクト・ソリューションズ会社概要】
経営理念:私たちは、信頼性の⾼いスイッチで、世界中の安⼼・安全にチャレンジし続けます。
会社名:株式会社ベスタクト・ソリューションズ
所在地:福岡県行橋市西宮市2-13-1 (株)安川電機 行橋事業所内
設立:2018年9月3日(安川コントロール(株)よりベスタクト事業を分社化し、設立)
事業内容:ベスタクトおよび、スイッチング・デバイス関連製品の製造販売
代表取締役:生山 武史
電話番号:(0930)58-8200
URL:https://www.bestact.co.jp/
【ベスタクト・ソリューションズ イメージ動画】
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