【古い家ならではの不満&不安ランキング】男女502人アンケート調査
古い家ならではの不満&不安に関する意識調査
一般社団法人あんしん解体業者認定協会(所在地:東京都港区、代表理事:鈴木佑一)は、全国の男女502人を対象に「古い家ならではの不満や不安に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
大事に住んでいても、古くなってきた家にはさまざまな不具合が現れるものです。
古い家の雰囲気が気に入って住んでいる方でも、「寒いのはツラい」「設備が古くて使い勝手が悪い」と感じることがあるかもしれません。
今回、一般社団法人あんしん解体業者認定協会( https://anshin-kaitai.or.jp/ )運営の解体無料見積ガイド( https://www.kaitai-guide.net/ )は、全国の男女502人に「古い家ならではの不満や不安」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「解体無料見積ガイド」のURL( https://www.kaitai-guide.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
調査概要
調査対象:古い家に住んでいる方
調査期間:2023年1月5日~13日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:502人(女性298人/男性204人)
回答者の年齢:10代 0.8%/20代 17.5%/30代 31.3%/40代 29.3%/50代 16.7%/60代 4.4%
調査結果サマリー
・古い家に住んでいて感じる不満1位は「断熱性能が低い」
・古い家に住んでいて感じる不安1位は「災害に耐えられなさそう」
・住み替えや建て替えを検討している人は52.0%
古い家に住んでいる502人に、「古い家に住んでいて感じる不満」を聞いたところ、1位は「断熱性能が低い(261人)」でした。
2位「見た目が悪い(98人)」、3位「設備が古い(64人)」、4位「建て付けが悪い(57人)」と続きます。
全体的に断熱性能や設備など「機能面の弱さ」を挙げた人が多くなりました。
建築資材や住宅設備は年々進化していますから、新しい家と比べたときに「うちの家は機能面で劣るなぁ」と感じることも多いのでしょう。
<1位 断熱性能が低い>
・築90年の木造平屋建てに住んでいます。どの部屋に行っても隙間風が吹いていて、とにかく寒すぎます。暖房をつけていてもあまり効果がありません(29歳 女性)
・断熱材が入っていないため、夏は暑く、冬は寒さがダイレクトに入ってきます。とくに冬の寒さはこたえます(36歳 男性)
・冬はとにかく寒いです。家の中より外の方が暖かく感じる日も多いです(50歳 女性)
「冬が寒くてツラい」という意見が多数。
古い家が寒い理由としては「断熱材が入っていない」「二重サッシではない」「気密性が低く、隙間風が入りやすい」などが挙げられます。
断熱性能が低いと光熱費がかさむことになり、日々の家計を圧迫します。
<2位 見た目が悪い>
・外観が悪い。汚く見える箇所が多い(20歳 男性)
・まわりの家が建て替えをして、自分の家だけが古く見えてしまう(36歳 男性)
・外装も内装も汚くて、快適な生活が送れない(59歳 女性)
古い家の「外観」「内装の古風さ」「汚れ」を気にしている人も多くなりました。
「古いのが味」と思えればよいのですが、「汚れや傷などが目立つ」「周りに新しくてきれいな家が多い」といった場合には恥ずかしく感じる人もいるようです。
「子どもが恥ずかしがって、友達を家に呼ばない」といった体験談も寄せられています。
<3位 設備が古い>
・冷暖房の設備が古いため、夏は冷えにくく、冬は温まりにくい。換気扇の設備も古く、ほとんど機能していない(27歳 女性)
・背が低かった祖母に合わせて台所を作ってあるので、皿洗いなどをしていると腰が痛くなることです(38歳 女性)
・トイレが和式で、足腰に負担がかかりイヤになります。またお風呂がバランス釜なので、浴槽に水を貯めてからガスを点火して沸かさなければならず、面倒です(41歳 男性)
設備が古いと「使い勝手が悪い」「故障や不具合が起こりやすい」というデメリットがあります。
とくにトイレやお風呂など、毎日使う水回りの設備が使いにくいと、ストレスが大きくなりそうです。
また設備については「コンセントが少ないため、新しい家電や住宅設備を導入できない」という不満も寄せられています。
<4位 建て付けが悪い>
・玄関の鍵がなかなか閉まりません。扉の建て付けがとても悪く、閉める際にギコギコいいます(26歳 男性)
・玄関の鍵がかかりにくい。鍵が抜けなくなるときもある(41歳 女性)
・各部屋のドアの建て付けが悪くなってきており、締まりが悪いこと(57歳 男性)
「ドアや押し入れの扉の開閉に苦労している」という声が多数。 玄関ドアの開閉に不具合があると外出時や帰宅時に困りますよね。
また「扉」「ふすま」「窓」がきちんと閉まらないと、隙間ができて冷暖房の効率も悪くなってしまいます。
<5位 手入れが大変>
・ほとんどの部屋が和室なので、定期的に障子や畳の交換が必要。費用もかかる(19歳 女性)
・屋根裏からホコリが落ちてくるので掃除が大変です(31歳 男性)
・管理や掃除が大変。ミニマルでシンプルな生活をしたいのに問題が多すぎ、どうしようもなくて不満(54歳 女性)
日々の掃除や定期的なメンテナンスを負担に感じている人も多いとわかります。家が古くなるほどに、補修が必要な箇所やかかる費用が増えていくからでしょう。
「頑張って掃除してもたいしてキレイにならないので、モチベーションがあがらない」という声もありました。
<6位 害虫・害獣の発生>
・隙間から虫が入ってくる。隙間にガムテープを貼って侵入を防いでいる(21歳 女性)
・ハエ・アリ・ワラジムシなどの虫が多く発生すること(36歳 男性)
・ムカデが出ることです(43歳 女性)
古い家は気密性が低く隙間もできるため、虫や害獣に侵入されやすくなっています。森林や田畑に近い場所では、とくに虫や動物を見かけることも多くなりそうです。
古い家の害虫・害獣といえば「シロアリ」ですが、他にも「ムカデ」「見たこともない虫」「イタチ」「ネズミ」が発生したという体験談がありました。
<7位 間取りが使いにくい>
・脱衣室が狭い(30歳 女性)
・キッチンや洗面所など、水回りの配置が非効率(45歳 男性)
・お洒落なレイアウトではない(52歳 男性)
古い家の間取りは、現代的なライフスタイルに合わないことも多々あります。例えば「キッチンからリビングが見えない」などですね。
また増築した家の場合、増築部分までの動線が不便なこともあるでしょう。
<8位 壁が薄い・防音ではない>
・防音性・遮音性が低い(37歳 男性)
・壁が薄いので、芝刈り機やバイクの音がうるさい(41歳 男性)
・最も不満なのが防音性です。うちの周辺は井戸端会議や道路族が多いので、うるさくてリモートワークの支障になっています(51歳 女性)
防音性が低いと、周囲の音が聞こえてストレスになることも。集合住宅の場合は自分が出す音にも注意しなくてはならず、毎日気を使うことになるでしょう。
対策としては「防音カーテンや防音シートの設置」「床に防音マットを敷く」などがあります。
<9位 床がきしむ・たわむ>
・床がギシギシ鳴って嫌な感じ(31歳 女性)
・床が抜けそうになってベコベコしている箇所がいくつかある(44歳 男性)
・古すぎて、歩くたびに床がきしむ(54歳 女性)
歩くたびに床がギシギシなったりへこんだりするのは、気分のいいものではありません。
いつか抜けてしまうのでは」と不安になってしまいそうですね。
<10位 カビ・湿気がひどい>
・換気が悪く、お風呂場をしっかり掃除していないとお風呂場以外の場所にもカビが生えてしまう(31歳 女性)
・冬は結露がひどく、カビが生えて衛生上よくないと思う(46歳 女性)
古い家は結露が発生しやすかったり換気が悪かったりして、湿気がこもりがちです。「クローゼットの湿気がひどく、服にカビが生える」といったケースもあるほど。
見た目が悪いだけではなく、健康被害にもつながりそうで心配ですね。
続いて、「古い家に住んでいて感じる不安」を聞いたところ、圧倒的1位は「災害に耐えられなさそう(277人)」でした。
2位「今後メンテナンスが大変そう(98人)」、3位「雨漏りや腐食が進みそう(44人)」、4位「防犯性が低い(40人)」と続きます。
地震や大雨などの災害を心配している人が多数。全体的には「家や設備の耐久性」と「メンテナンス」に不安を感じている人が多いとわかりました。
<1位 災害に耐えられなさそう>
・耐震性に不安がある。「大きな地震がきたら」と思うと怖い(29歳 女性)
・築年数が古く、耐震基準が阪神淡路大震災前のものであること。近郊に将来動くと予測される活断層があるので不安(48歳 男性)
・熊本地震で家が少し傾いたようになり、玄関の引き戸の隙間が大きくなりました。今度また大きな地震や台風が襲ってきたらと思うと、不安は尽きません(63歳 男性)
古い家だと現行の耐震基準を満たしていないことも多いため、「地震が怖い」という人が多くなっています。
実際に地震を経験した人からは、「家が大きく揺れて怖かった」「地震のたびに壊れる部分がある」という声もありました。
また屋根が古い場合には、台風や集中豪雨で雨漏りしたり瓦が飛ばされたりする可能性があります。
<2位 今後メンテナンスが大変そう>
・不具合がおこり、メンテナンスの必要な箇所が一気に出てきそう(32歳 女性)
・「風呂」「給湯器」「屋根」「外壁」など、メンテナンス費用が増えてきていて困る(48歳 男性)
・今はこまめな修理で使えていますが、いつか水回りの大規模修繕が必要になるかもしれないことです(57歳 男性)
大切に使っていても、家自体も住宅設備も経年劣化していきます。部品の交換や簡単な修理程度で済めばいいですが、設備が古いと部品・材料が手に入らないことも。
設備そのものの入れ替えが必要になると、まとまった費用がかかってしまいます。
<3位 雨漏りや腐食が進みそう>
・天窓から雨漏りすることがあり不安(34歳 女性)
・天井のシミがどんどん大きくなっているので、そのうち天井に穴が空くのではないかと心配(40歳 男性)
・雨漏りしてくるようになったら大変だなと思っています(55歳 女性)
屋根や外壁が紫外線などで劣化して破損すると、雨漏りが起こりやすくなります。またベランダのヒビや天窓のコーキングから雨水が入ってくることも。
雨漏りが原因で木材が腐ったりカビが発生したりするため、不安に思っている方が多くなりました。
<4位 防犯性が低い>
・窓が多く、最新の防犯装置などもついていないので、防犯面が心配(39歳 女性)
・防犯面です。玄関のカギは交換しましたが、庭に面した窓の鍵は簡単に外から外せるタイプなので心配です(47歳 女性)
・玄関の鍵が古いので、防犯上の心配がある(57歳 男性)
「玄関の鍵が古い」「窓の鍵が貧弱」などの理由で、防犯面の不安を感じている人も多数。
また古い家だとモニターホンや防犯カメラの取り付けが難しい場合もあります。
玄関ドアや窓については、補助錠の利用を検討するのが手軽でおすすめです。
<5位 設備が壊れそう>
・ボイラーが古く、いつ壊れるかわからず不安。また壊れた際に修理期間が長引かないか不安(37歳 女性)
・配管など見えない部分の老朽化(41歳 男性)
・水道管が古くなっているので、排水に不安を感じています(51歳 男性)
古い家は住宅設備が古いままのことも多く、「いつ壊れるかわからない」と不安を感じている人も多くなりました。見えないところにある水道管や電気系統が劣化し、漏水や漏電につながることも考えられます。
そのため「設備の破損が火事などにつながらないか不安」という声もありました。
<6位 害虫・害獣が発生しそう>
・ネズミなどの動物がいないか心配です(18歳 男性)
・シロアリなどが巣を作っていないかすごく不安になります(21歳 女性)
・どこかしらに害虫の巣窟ができていないか(35歳 女性)
古い木造住宅だと「シロアリが気になる」という方が多いのではないでしょうか。シロアリは木材をボロボロにし、家の耐久性を低下させてしまいます。
そのほか「ネズミ」「ハクビシン」などの動物が侵入したり住み着いたりするのが心配という声もありました。
害獣が木材や配管・ケーブルを傷つけたり、フンや害獣がもつ寄生虫による健康被害が発生したりすることも考えられます。
<7位 家が崩れるかもしれない>
・いつ家が崩れるか分からない(22歳 男性)
・いつどこが崩れたり壊れたりするかわからないので、冷や冷やする(34歳 女性)
・家が倒壊しないか不安(43歳 男性)
「外壁の崩れ」「階段や床のきしみ」などがあって、家の耐久性に不安を感じている人も。
「地震や災害がなかったとしても、崩れるかも」と思っている人もいるようです。
古い家に住んでいる502人に「住み替えや建て替えの検討状況」を聞いたところ、「当面は考えていない」と答えた人が52.0%で半数を超えました。
不満や不安を抱きつつ、今の家に住み続けるという人が多いとわかりました。
住み替えや建て替えにはまとまった費用がかかります。
また「家族の意向」「出産や子どもの独立など、ライフイベントのタイミング」なども関係するため、すぐには決断できないのでしょう。
<住み替えや建て替えを検討している理由>
・そろそろ築年数に限界が来そうだから。また「平屋にしたい」とも思うから(27歳 女性)
・同居している両親が高齢になってきたので、住みやすいバリアフリーな住まいにしたい(35歳 女性)
・冬の結露にはほんとうに参っている。ただ引っ越しを検討しているものの、条件に見合う物件がなかなか見つからない(46歳 女性)
・冬の寒さに耐えられなくなってきた(48歳 男性)
・築40年以上になり、耐震構造ではないからです(63歳 男性)
「高齢になったときのことを考えると健康面や使い勝手が不安」「地震が不安」などの声が寄せられました。
災害や介護はいつ発生するかわかりませんから、「できるだけ早く住み替え・建て替えしたいな」と考える人も多いのではないでしょうか。
また「メンテナンス費を払い続けるより、思い切って住み替えや建て替えにお金をかけたほうがいいのでは」という意見も。
築年数や劣化の程度によって、住み替え・建て替えへの関心度は変わると思われます。
なお建て替えの場合、解体工事と新築工事を別々に発注する「分離発注」が主流となってきています。
分離発注だと「ハウスメーカーから下請け解体業者への中間マージン」が削減でき、工事費総額が安くなるからですね。
「ハウスメーカーに解体から新築まで一括で頼もうと思ったけど、見積もりを見たら高くて…」という方は、分離発注を検討してみるのもおすすめです。
<住み替えや建て替えをしない理由>
・金銭的に厳しいのと、祖父母が「今住んでいる地域から離れたくない」と言っているから(24歳 女性)
・建て替えるような資金はないので、手を加えるとしてもリフォームが関の山だと思う(36歳 男性)
・金銭面が理由で、引っ越しは当面考えていません。古さは気になりますが場所は気に入っているのでしばらく住み続けると思います(49歳 女性)
・現在父親の在宅介護を行っており、介護が落ち着くまでは引っ越しできそうにないため(50歳 男性)
・高台にポツンとある一軒家の環境が気に入っている。セルフリノベしつつ死ぬまで住むつもり。後を譲る者もいないので、建て替える必要がない(54歳 女性)
「金銭的に厳しい」という声が圧倒的多数。建て替えや住み替えを希望しつつ、予算面で諦めている人が多いとわかります。
他には「立地や環境が気に入っているから」「家庭の事情」という回答も寄せられました。
「古いけど今の家が好き!」「家の手入れやDIYが好き」という方なら、不便なことがあっても楽しく暮らせそうですね。
■建て替えは分離発注が主流
家の建て替え工事すべてをハウスメーカーへ依頼すると、解体費用にハウスメーカーの中間マージン分20~30%が上乗せされるため、料金が高くなる傾向があります。そのため、現在では解体工事と新築工事をそれぞれ別の業者へ発注する分離発注が主流です。
参考URL:建て替えの解体費用( https://www.kaitai-guide.net/purpose/rebuilding/ )
「過度な暑さや寒さ」「自宅内での温度差」は体調不良につながりかねません。
また将来的に地震が発生すると予想されている地域では、現在の耐震性能を満たしていない家に住み続けるのは不安ですよね。
不満・不安を解消する方法として一般的なのはリフォームです。
ただし古い家だと、リフォームしたくても「新しい住宅設備が導入できない」「気軽に耐震補強工事ができない」というケースも。
リフォームでは満足いく結果にならなさそうなら、「住み替え」「建て替え」が解決策となります。
費用が理由で躊躇しているご家庭も多いですが、不満・不安があるなら、今から少しずつでも準備を始めておくとよいでしょう。
例えば「情報収集する」「資金を貯め始める」といった取り組みをしてみてはいかがでしょうか。
【記事等へのデータ引用・転載時のお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「解体無料見積ガイド」のURL( https://www.kaitai-guide.net/ )へのリンク設置をお願い致します。
■解体無料見積ガイドについて
解体無料見積ガイド( https://www.kaitai-guide.net/ )は、解体業界の透明化を目指して、一般社団法人あんしん解体業者認定協会が運営。あなたのエリアの優良・適正低価格な複数の解体業者から、正確なお見積りを受け取ることができる完全無料のサービスです。
■一般社団法人 あんしん解体業者認定協会について
一般社団法人あんしん解体業者認定協会は、解体工事を計画する皆様が安心して依頼できる環境作りを目的に、全国都道府県下の優良解体業者を認定しています。また、解体工事に関する様々な疑問にお応えするご相談窓口としての業務を行い、ご希望に応じて無料でご紹介も行っています。
■協会概要
社名 :一般社団法人 あんしん解体業者認定協会
所在地 : 〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-31 VORT芝浦WaterFront 4階
代表者 : 代表理事 鈴木佑一
設立 : 2015年6月
URL : http://anshin-kaitai.or.jp/
古い家の雰囲気が気に入って住んでいる方でも、「寒いのはツラい」「設備が古くて使い勝手が悪い」と感じることがあるかもしれません。
今回、一般社団法人あんしん解体業者認定協会( https://anshin-kaitai.or.jp/ )運営の解体無料見積ガイド( https://www.kaitai-guide.net/ )は、全国の男女502人に「古い家ならではの不満や不安」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
【データの引用・転載についてお願い】
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調査概要
調査対象:古い家に住んでいる方
調査期間:2023年1月5日~13日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:502人(女性298人/男性204人)
回答者の年齢:10代 0.8%/20代 17.5%/30代 31.3%/40代 29.3%/50代 16.7%/60代 4.4%
調査結果サマリー
・古い家に住んでいて感じる不満1位は「断熱性能が低い」
・古い家に住んでいて感じる不安1位は「災害に耐えられなさそう」
・住み替えや建て替えを検討している人は52.0%
- 古い家に住んでいて感じる不満1位は「断熱性能が低い」
古い家に住んでいる502人に、「古い家に住んでいて感じる不満」を聞いたところ、1位は「断熱性能が低い(261人)」でした。
2位「見た目が悪い(98人)」、3位「設備が古い(64人)」、4位「建て付けが悪い(57人)」と続きます。
全体的に断熱性能や設備など「機能面の弱さ」を挙げた人が多くなりました。
建築資材や住宅設備は年々進化していますから、新しい家と比べたときに「うちの家は機能面で劣るなぁ」と感じることも多いのでしょう。
<1位 断熱性能が低い>
・築90年の木造平屋建てに住んでいます。どの部屋に行っても隙間風が吹いていて、とにかく寒すぎます。暖房をつけていてもあまり効果がありません(29歳 女性)
・断熱材が入っていないため、夏は暑く、冬は寒さがダイレクトに入ってきます。とくに冬の寒さはこたえます(36歳 男性)
・冬はとにかく寒いです。家の中より外の方が暖かく感じる日も多いです(50歳 女性)
「冬が寒くてツラい」という意見が多数。
古い家が寒い理由としては「断熱材が入っていない」「二重サッシではない」「気密性が低く、隙間風が入りやすい」などが挙げられます。
断熱性能が低いと光熱費がかさむことになり、日々の家計を圧迫します。
<2位 見た目が悪い>
・外観が悪い。汚く見える箇所が多い(20歳 男性)
・まわりの家が建て替えをして、自分の家だけが古く見えてしまう(36歳 男性)
・外装も内装も汚くて、快適な生活が送れない(59歳 女性)
古い家の「外観」「内装の古風さ」「汚れ」を気にしている人も多くなりました。
「古いのが味」と思えればよいのですが、「汚れや傷などが目立つ」「周りに新しくてきれいな家が多い」といった場合には恥ずかしく感じる人もいるようです。
「子どもが恥ずかしがって、友達を家に呼ばない」といった体験談も寄せられています。
<3位 設備が古い>
・冷暖房の設備が古いため、夏は冷えにくく、冬は温まりにくい。換気扇の設備も古く、ほとんど機能していない(27歳 女性)
・背が低かった祖母に合わせて台所を作ってあるので、皿洗いなどをしていると腰が痛くなることです(38歳 女性)
・トイレが和式で、足腰に負担がかかりイヤになります。またお風呂がバランス釜なので、浴槽に水を貯めてからガスを点火して沸かさなければならず、面倒です(41歳 男性)
設備が古いと「使い勝手が悪い」「故障や不具合が起こりやすい」というデメリットがあります。
とくにトイレやお風呂など、毎日使う水回りの設備が使いにくいと、ストレスが大きくなりそうです。
また設備については「コンセントが少ないため、新しい家電や住宅設備を導入できない」という不満も寄せられています。
<4位 建て付けが悪い>
・玄関の鍵がなかなか閉まりません。扉の建て付けがとても悪く、閉める際にギコギコいいます(26歳 男性)
・玄関の鍵がかかりにくい。鍵が抜けなくなるときもある(41歳 女性)
・各部屋のドアの建て付けが悪くなってきており、締まりが悪いこと(57歳 男性)
「ドアや押し入れの扉の開閉に苦労している」という声が多数。 玄関ドアの開閉に不具合があると外出時や帰宅時に困りますよね。
また「扉」「ふすま」「窓」がきちんと閉まらないと、隙間ができて冷暖房の効率も悪くなってしまいます。
<5位 手入れが大変>
・ほとんどの部屋が和室なので、定期的に障子や畳の交換が必要。費用もかかる(19歳 女性)
・屋根裏からホコリが落ちてくるので掃除が大変です(31歳 男性)
・管理や掃除が大変。ミニマルでシンプルな生活をしたいのに問題が多すぎ、どうしようもなくて不満(54歳 女性)
日々の掃除や定期的なメンテナンスを負担に感じている人も多いとわかります。家が古くなるほどに、補修が必要な箇所やかかる費用が増えていくからでしょう。
「頑張って掃除してもたいしてキレイにならないので、モチベーションがあがらない」という声もありました。
<6位 害虫・害獣の発生>
・隙間から虫が入ってくる。隙間にガムテープを貼って侵入を防いでいる(21歳 女性)
・ハエ・アリ・ワラジムシなどの虫が多く発生すること(36歳 男性)
・ムカデが出ることです(43歳 女性)
古い家は気密性が低く隙間もできるため、虫や害獣に侵入されやすくなっています。森林や田畑に近い場所では、とくに虫や動物を見かけることも多くなりそうです。
古い家の害虫・害獣といえば「シロアリ」ですが、他にも「ムカデ」「見たこともない虫」「イタチ」「ネズミ」が発生したという体験談がありました。
<7位 間取りが使いにくい>
・脱衣室が狭い(30歳 女性)
・キッチンや洗面所など、水回りの配置が非効率(45歳 男性)
・お洒落なレイアウトではない(52歳 男性)
古い家の間取りは、現代的なライフスタイルに合わないことも多々あります。例えば「キッチンからリビングが見えない」などですね。
また増築した家の場合、増築部分までの動線が不便なこともあるでしょう。
<8位 壁が薄い・防音ではない>
・防音性・遮音性が低い(37歳 男性)
・壁が薄いので、芝刈り機やバイクの音がうるさい(41歳 男性)
・最も不満なのが防音性です。うちの周辺は井戸端会議や道路族が多いので、うるさくてリモートワークの支障になっています(51歳 女性)
防音性が低いと、周囲の音が聞こえてストレスになることも。集合住宅の場合は自分が出す音にも注意しなくてはならず、毎日気を使うことになるでしょう。
対策としては「防音カーテンや防音シートの設置」「床に防音マットを敷く」などがあります。
<9位 床がきしむ・たわむ>
・床がギシギシ鳴って嫌な感じ(31歳 女性)
・床が抜けそうになってベコベコしている箇所がいくつかある(44歳 男性)
・古すぎて、歩くたびに床がきしむ(54歳 女性)
歩くたびに床がギシギシなったりへこんだりするのは、気分のいいものではありません。
いつか抜けてしまうのでは」と不安になってしまいそうですね。
<10位 カビ・湿気がひどい>
・換気が悪く、お風呂場をしっかり掃除していないとお風呂場以外の場所にもカビが生えてしまう(31歳 女性)
・冬は結露がひどく、カビが生えて衛生上よくないと思う(46歳 女性)
古い家は結露が発生しやすかったり換気が悪かったりして、湿気がこもりがちです。「クローゼットの湿気がひどく、服にカビが生える」といったケースもあるほど。
見た目が悪いだけではなく、健康被害にもつながりそうで心配ですね。
- 古い家に住んでいて感じる不安1位は「災害に耐えられなさそう」
続いて、「古い家に住んでいて感じる不安」を聞いたところ、圧倒的1位は「災害に耐えられなさそう(277人)」でした。
2位「今後メンテナンスが大変そう(98人)」、3位「雨漏りや腐食が進みそう(44人)」、4位「防犯性が低い(40人)」と続きます。
地震や大雨などの災害を心配している人が多数。全体的には「家や設備の耐久性」と「メンテナンス」に不安を感じている人が多いとわかりました。
<1位 災害に耐えられなさそう>
・耐震性に不安がある。「大きな地震がきたら」と思うと怖い(29歳 女性)
・築年数が古く、耐震基準が阪神淡路大震災前のものであること。近郊に将来動くと予測される活断層があるので不安(48歳 男性)
・熊本地震で家が少し傾いたようになり、玄関の引き戸の隙間が大きくなりました。今度また大きな地震や台風が襲ってきたらと思うと、不安は尽きません(63歳 男性)
古い家だと現行の耐震基準を満たしていないことも多いため、「地震が怖い」という人が多くなっています。
実際に地震を経験した人からは、「家が大きく揺れて怖かった」「地震のたびに壊れる部分がある」という声もありました。
また屋根が古い場合には、台風や集中豪雨で雨漏りしたり瓦が飛ばされたりする可能性があります。
<2位 今後メンテナンスが大変そう>
・不具合がおこり、メンテナンスの必要な箇所が一気に出てきそう(32歳 女性)
・「風呂」「給湯器」「屋根」「外壁」など、メンテナンス費用が増えてきていて困る(48歳 男性)
・今はこまめな修理で使えていますが、いつか水回りの大規模修繕が必要になるかもしれないことです(57歳 男性)
大切に使っていても、家自体も住宅設備も経年劣化していきます。部品の交換や簡単な修理程度で済めばいいですが、設備が古いと部品・材料が手に入らないことも。
設備そのものの入れ替えが必要になると、まとまった費用がかかってしまいます。
<3位 雨漏りや腐食が進みそう>
・天窓から雨漏りすることがあり不安(34歳 女性)
・天井のシミがどんどん大きくなっているので、そのうち天井に穴が空くのではないかと心配(40歳 男性)
・雨漏りしてくるようになったら大変だなと思っています(55歳 女性)
屋根や外壁が紫外線などで劣化して破損すると、雨漏りが起こりやすくなります。またベランダのヒビや天窓のコーキングから雨水が入ってくることも。
雨漏りが原因で木材が腐ったりカビが発生したりするため、不安に思っている方が多くなりました。
<4位 防犯性が低い>
・窓が多く、最新の防犯装置などもついていないので、防犯面が心配(39歳 女性)
・防犯面です。玄関のカギは交換しましたが、庭に面した窓の鍵は簡単に外から外せるタイプなので心配です(47歳 女性)
・玄関の鍵が古いので、防犯上の心配がある(57歳 男性)
「玄関の鍵が古い」「窓の鍵が貧弱」などの理由で、防犯面の不安を感じている人も多数。
また古い家だとモニターホンや防犯カメラの取り付けが難しい場合もあります。
玄関ドアや窓については、補助錠の利用を検討するのが手軽でおすすめです。
<5位 設備が壊れそう>
・ボイラーが古く、いつ壊れるかわからず不安。また壊れた際に修理期間が長引かないか不安(37歳 女性)
・配管など見えない部分の老朽化(41歳 男性)
・水道管が古くなっているので、排水に不安を感じています(51歳 男性)
古い家は住宅設備が古いままのことも多く、「いつ壊れるかわからない」と不安を感じている人も多くなりました。見えないところにある水道管や電気系統が劣化し、漏水や漏電につながることも考えられます。
そのため「設備の破損が火事などにつながらないか不安」という声もありました。
<6位 害虫・害獣が発生しそう>
・ネズミなどの動物がいないか心配です(18歳 男性)
・シロアリなどが巣を作っていないかすごく不安になります(21歳 女性)
・どこかしらに害虫の巣窟ができていないか(35歳 女性)
古い木造住宅だと「シロアリが気になる」という方が多いのではないでしょうか。シロアリは木材をボロボロにし、家の耐久性を低下させてしまいます。
そのほか「ネズミ」「ハクビシン」などの動物が侵入したり住み着いたりするのが心配という声もありました。
害獣が木材や配管・ケーブルを傷つけたり、フンや害獣がもつ寄生虫による健康被害が発生したりすることも考えられます。
<7位 家が崩れるかもしれない>
・いつ家が崩れるか分からない(22歳 男性)
・いつどこが崩れたり壊れたりするかわからないので、冷や冷やする(34歳 女性)
・家が倒壊しないか不安(43歳 男性)
「外壁の崩れ」「階段や床のきしみ」などがあって、家の耐久性に不安を感じている人も。
「地震や災害がなかったとしても、崩れるかも」と思っている人もいるようです。
- 住み替えや建て替えを検討している人は52.0%
古い家に住んでいる502人に「住み替えや建て替えの検討状況」を聞いたところ、「当面は考えていない」と答えた人が52.0%で半数を超えました。
不満や不安を抱きつつ、今の家に住み続けるという人が多いとわかりました。
住み替えや建て替えにはまとまった費用がかかります。
また「家族の意向」「出産や子どもの独立など、ライフイベントのタイミング」なども関係するため、すぐには決断できないのでしょう。
<住み替えや建て替えを検討している理由>
・そろそろ築年数に限界が来そうだから。また「平屋にしたい」とも思うから(27歳 女性)
・同居している両親が高齢になってきたので、住みやすいバリアフリーな住まいにしたい(35歳 女性)
・冬の結露にはほんとうに参っている。ただ引っ越しを検討しているものの、条件に見合う物件がなかなか見つからない(46歳 女性)
・冬の寒さに耐えられなくなってきた(48歳 男性)
・築40年以上になり、耐震構造ではないからです(63歳 男性)
「高齢になったときのことを考えると健康面や使い勝手が不安」「地震が不安」などの声が寄せられました。
災害や介護はいつ発生するかわかりませんから、「できるだけ早く住み替え・建て替えしたいな」と考える人も多いのではないでしょうか。
また「メンテナンス費を払い続けるより、思い切って住み替えや建て替えにお金をかけたほうがいいのでは」という意見も。
築年数や劣化の程度によって、住み替え・建て替えへの関心度は変わると思われます。
なお建て替えの場合、解体工事と新築工事を別々に発注する「分離発注」が主流となってきています。
分離発注だと「ハウスメーカーから下請け解体業者への中間マージン」が削減でき、工事費総額が安くなるからですね。
「ハウスメーカーに解体から新築まで一括で頼もうと思ったけど、見積もりを見たら高くて…」という方は、分離発注を検討してみるのもおすすめです。
<住み替えや建て替えをしない理由>
・金銭的に厳しいのと、祖父母が「今住んでいる地域から離れたくない」と言っているから(24歳 女性)
・建て替えるような資金はないので、手を加えるとしてもリフォームが関の山だと思う(36歳 男性)
・金銭面が理由で、引っ越しは当面考えていません。古さは気になりますが場所は気に入っているのでしばらく住み続けると思います(49歳 女性)
・現在父親の在宅介護を行っており、介護が落ち着くまでは引っ越しできそうにないため(50歳 男性)
・高台にポツンとある一軒家の環境が気に入っている。セルフリノベしつつ死ぬまで住むつもり。後を譲る者もいないので、建て替える必要がない(54歳 女性)
「金銭的に厳しい」という声が圧倒的多数。建て替えや住み替えを希望しつつ、予算面で諦めている人が多いとわかります。
他には「立地や環境が気に入っているから」「家庭の事情」という回答も寄せられました。
「古いけど今の家が好き!」「家の手入れやDIYが好き」という方なら、不便なことがあっても楽しく暮らせそうですね。
■建て替えは分離発注が主流
家の建て替え工事すべてをハウスメーカーへ依頼すると、解体費用にハウスメーカーの中間マージン分20~30%が上乗せされるため、料金が高くなる傾向があります。そのため、現在では解体工事と新築工事をそれぞれ別の業者へ発注する分離発注が主流です。
参考URL:建て替えの解体費用( https://www.kaitai-guide.net/purpose/rebuilding/ )
- まとめ
「過度な暑さや寒さ」「自宅内での温度差」は体調不良につながりかねません。
また将来的に地震が発生すると予想されている地域では、現在の耐震性能を満たしていない家に住み続けるのは不安ですよね。
不満・不安を解消する方法として一般的なのはリフォームです。
ただし古い家だと、リフォームしたくても「新しい住宅設備が導入できない」「気軽に耐震補強工事ができない」というケースも。
リフォームでは満足いく結果にならなさそうなら、「住み替え」「建て替え」が解決策となります。
費用が理由で躊躇しているご家庭も多いですが、不満・不安があるなら、今から少しずつでも準備を始めておくとよいでしょう。
例えば「情報収集する」「資金を貯め始める」といった取り組みをしてみてはいかがでしょうか。
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■一般社団法人 あんしん解体業者認定協会について
一般社団法人あんしん解体業者認定協会は、解体工事を計画する皆様が安心して依頼できる環境作りを目的に、全国都道府県下の優良解体業者を認定しています。また、解体工事に関する様々な疑問にお応えするご相談窓口としての業務を行い、ご希望に応じて無料でご紹介も行っています。
■協会概要
社名 :一般社団法人 あんしん解体業者認定協会
所在地 : 〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-31 VORT芝浦WaterFront 4階
代表者 : 代表理事 鈴木佑一
設立 : 2015年6月
URL : http://anshin-kaitai.or.jp/
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