Keeper Security、特権アクセス管理に関する調査レポートを発表、多くのソリューションは複雑すぎるため利用しない機能に費用を費やしている組織が68%にのぼることを報告
シンプルな統合ソリューションに対する業界ニーズが明らかに
パスワード、シークレット、リモート接続の保護に向けてゼロトラストおよびゼロ知識アーキテクチャを活用したクラウドベースのサイバーセキュリティソフトウェアを提供するKeeper Securityは、「特権アクセス管理調査レポート:コストと複雑さに関するユーザーインサイト」を発表しました。この調査レポートは北米と欧州のITおよびセキュリティ管理者を対象に実施したもので、導入と維持が容易な特権アクセス管理(PAM)ソリューションに対するニーズの高さが示されました。また、IT管理者の84%は2023年中にはPAMソリューションを簡素化したいと回答しています。
シカゴ、2023年4月20日 – パスワード、シークレット、リモート接続の保護に向けてゼロトラストおよびゼロ知識アーキテクチャを活用したクラウドベースのサイバーセキュリティソフトウェアを提供するKeeper Security(キーパー・セキュリティ、日本法人:Keeper Security APAC株式会社)は、「特権アクセス管理調査レポート:コストと複雑さに関するユーザーインサイト」を発表しました。この調査レポートは北米と欧州のITおよびセキュリティ管理者を対象に実施したもので、導入と維持が容易な特権アクセス管理(PAM)ソリューションに対するニーズの高さが示されました。また、IT管理者の84%は2023年中にはPAMソリューションを簡素化したいと回答しています。
従来のPAMソリューションは使いこなせていない
サイバーセキュリティの脅威が拡大を続けるなか、IT管理者はすべてのユーザーおよびすべてのデバイスにおいて、可視性、セキュリティ、制御、レポーティングを提供できる効果的なPAMソリューションを求めています。現在、PAMの導入は企業全体に広がっており、調査回答者の91%がすでに何らかのPAM製品を使用していると回答しています。ですが一方で、従来のPAM製品は組織のニーズを満たせずにいることが調査結果で明らかになりました。IT管理者の3分の2以上(68%)は、現在のPAM製品は複雑すぎる、利用していない機能が多すぎると回答しており、このうち87%は導入や使用が簡単で、もっとシンプルなPAMがあれば利用したいと回答しています。
レポートでは以下の調査結果も報告されています。
- ITチームは、利用中のPAMについて、平均して62%の機能しか使用していない。回答者の58%は、PAMソリューションには使うことのない機能が含まれていることに同意。
- 調査回答者の約3分の2が、PAMは高価で必要以上の機能が備わっており、複雑すぎるため、ユーザーの満足度を低下させる要因になっていると回答。
- ITチームの半数以上(56%)が、PAMソリューションの導入を試みたが、完全には導入できなかったと回答。そのうち92%は、現在利用しているPAMソリューションが複雑すぎることを原因としている。
- ほとんどの組織(85%)が、現在利用しているPAM製品の管理や維持には専任のスタッフが必要と回答。
- IT管理者の3分の2(66%)が、より優れたPAMソリューションが必要であると考えており、58%の回答者はコストが高すぎるために導入していないと回答。
Keeper SecurityのCEO兼共同創業者であるDarren Guccioneは、「組織が自らを保護するためには、特権的資格、特権アカウント、特権セッションを保護する必要があります。今回発表した『特権アクセス管理調査レポート:コストと複雑さに関するユーザーインサイト』では、ITおよびセキュリティ部門の管理者が従来のPAM製品に満足していない理由が明らかになりました。産業界では、境界のないマルチクラウドIT環境や分散したリモートワーカーに対応できる最新の統合PAMソリューションが必要となっています。こうしたソリューションは、ゼロトラストおよびゼロ知識セキュリティを基盤として、必須機能を提供すると同時に、費用対効果が高く、導入が容易で、エンドユーザーにとって魅力的でなければなりません」と話しています。
合理化されたPAMソリューションが新たな業務上の課題に対応
このたびの調査では、IT管理者の3分の2近く(62%)が、経済状況の悪化によって現在のPAMプラットフォームを縮小する可能性が高いと回答しています。今日のITおよびセキュリティ管理者は、コスト増加の要因となる複雑で必要以上の機能を排除し、最も機密性の高いシステムを保護できるPAMソリューションに強い関心を持っています。調査によると、IT管理者たちが最も重視している基準の1つとして、迅速に導入でき、価格が手頃で、理解しやすく、統合が容易なソリューションを挙げています。
調査結果によると、IT管理者がPAMソリューションに求めるメリットの上位5項目は以下の通りです。
- 特権ユーザーのアクセス管理およびモニタリング
- 外部脅威者による特権的資格情報の侵害からの保護
- 情報漏えいの防止
- 企業内部の人間による特権的アクセスの偶発的または意図的な誤用からの保護
- 特権ユーザーのアクセスを確実に更新し「特権のクリープ」を防止
また、簡素化されたPAMソリューションのメリットに関する回答は、上位5つが共通していました。
- 導入が容易
- 他システムとの統合が容易
- コスト削減
- 統合されたプラットフォーム
- より少ない人員で対応が可能
デジタル環境は、これまでITプロフェッショナルが実施してきた管理手法では追いつけないほどに進化を続けています。可視性を維持しサイバー脅威に備えるために、ITおよびセキュリティ部門のリーダーは、変化し続ける職場環境に適応し、自動化を進め、進化していく必要があります。PAMソリューションは、主にITスタッフ、経営幹部、研究開発スタッフを保護するために設計されていますが、デジタル変革の加速と現在のハイリスクなセキュリティ環境から、組織内のすべてのエンドユーザーを保護することがますます重要となっています。
詳細については、レポートの完全版をダウンロードしてご確認ください。
https://www.keepersecurity.com/privileged-access-management-complexity-report/
調査方法
このレポートは、独立系調査会社が2023年1月に調査を実施し、北米および欧州のITおよびセキュリティ部門の幹部社員400名から回答を得て作成されました。
- Keeper Securityについて
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