[IoT技術×樹木医の知見」により倒木事故を未然に防ぐ]

樹木傾きセンサー「ツリチル」の販売およびサービスの開始を発表

HARDWOOD株式会社

2025年9月16日、HARDWOOD株式会社(本社:東京都江東区亀戸4-12-3、代表取締役:森 広志)は、樹木傾きセンサー「ツリチル」の販売およびサービスの提供を開始した。この新サービスは、樹木傾きセンサーツリチルを通じて、人と樹木が安全に共存する社会を実現する。

詳細はhttps://hardwood.jp/tree-tilt-sensor

全国で多発する倒木による事故

取締役の片岡樹木医は樹木傾きセンサー「ツリチル」の販売開始経緯について下記の様に語る。

近年、全国で倒木や落枝による事故が多発しています。高度成長期以降に植えられた樹木は老木化・大径木化しており、台風や暴風雨の大型化の背景もあり、私たちの生活圏に近い樹木は倒木等のリスクが高まっている状況です。また、現場では樹木の専門技術者が不足していることもあり、管理が必要な樹木の安全点検や診断が間に合っておらず、結果的に倒木リスクの高い樹木が放置されていることが課題となっています。実際、全国では毎年5,000本以上の倒木被害が報告されており(※)、人と樹木の共存に対する安全性への対策がますます強く求められていると感じます。

※国土交通省 街路樹の倒木に関する全国調査結果について(令和5年12月)

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001711711.pdf

ツリチル設置の様子

樹木傾きセンサー「ツリチル」と樹木医の知見で倒木を未然に確認

日本でも数少ない「樹木医」専門会社のHARDWOOD株式会社が販売を開始する樹木傾きセンサー「ツリチル」は、IoTとセンサー技術を融合し樹木の傾きの大きさと方向を測定する。測定されたデータはクラウドにワイヤレスで送信されるため、24時間体制でモニタリングを行うことができる。

リアルタイム通知で倒木リスクを即時に把握することが可能となり、倒木事故を未然に防ぐことを目的としている。

ツリチルの解説動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=GrV3ij79V2I

樹木の傾きの大きさと方向をモニタリング
24時間体制でモニタリング

商品サービスは、ベーシックプランと見守りプランの2種類を展開予定。

ベーシックプランは、「ツリチル」から送信される樹木の傾きの大きさと方向のデータをもとに、樹木の専門家である全国の「樹木医」が管理方針の判断・対応する体制を作っていくことを目指す。一方で、見守りプランは、HARDWOOD株式会社の樹木医がその判断・対応を直接フォローする。

森社長(樹木医)のコメント

弊社では日々、様々な環境に植栽された樹木の診断や管理を行っております。対象樹木は街路樹・公園樹木・御神木・天然記念物・森林など多岐にわたります。

人間の生活圏に植栽された樹木は必ずしも樹木にとって良好な環境条件というわけではないため、人と樹木が安全に共存するためには樹木の安全性を定期的に確認・管理する必要があります。「ツリチル」は常に樹木の状態をチェックすることが出来るため、いち早く樹木の異常に気がつくことができ、今後の安全な樹木管理に寄与することができます。

樹木医/取締役 片岡 日出美

日本で初となる樹木の傾きセンサー「ツリチル」の導入は新たな樹木管理のツールとして大きな可能性を秘めています。例えば、巨木と共存する文化財等の保護や、鉄道・道路等の重要インフラの保護にも寄与できるのではないかと期待しております。さらに「ツリチル」が普及することにより、倒木への影響に関するデータが集まり、今後の樹木の安全管理の質を高めていくことも重要だと考えております。それらのデータから、また新たな樹木管理の知見や手法が生まれることも期待出来ます。

「ツリチル」から得られるデータにより、人と樹木が安全に共存するよりよい未来に一歩でも近づけたいという思いです。

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会社概要

HARDWOOD株式会社

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URL
-
業種
水産・農林業
本社所在地
東京都江東区亀戸4-12-3
電話番号
090-6542-4277
代表者名
森広志
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年04月