【日本ケミコン】 宮城工場に『ハイブリッドコンデンサ』専用の製造棟が竣工
車載や生成AIなどのICT向けに採用が急拡大しているハイブリッドコンデンサ専用の製造棟が竣工しました。2028年度には生産能力が月産1億個(2023年度比2倍)に拡大する計画です。
日本ケミコン株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：上山 典男）の関係会社であるケミコン東日本株式会社（本社：宮城県大崎市、代表取締役社長：今野 健一）は宮城工場（宮城県大崎市）の敷地内に、新製造棟が竣工したことをお知らせいたします。
新製造棟は導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ（以下、ハイブリッドコンデンサと略します）の専用工場として稼働させ、本年11月に初出荷を予定しています。
新製造棟は2023年6月に着工し、2024年6月に計画通り竣工いたしました。竣工式は8月に行い、宮城県知事をはじめとするご来賓の方々にご参加いただきました。
新製造棟で生産するハイブリッドコンデンサは、低いESR特性を持ち、安定した温度特性や高い耐熱性、長寿命を実現したアルミ電解コンデンサです。
近年、電子化、電動化が進む自動車への採用が急拡大しているほか、通信基地局やAIサーバーへの採用が今後一層進むことが想定され、増産体制の確立が急がれておりました。そうした中、当社では国内2拠点（※注1参照）での生産に加えて、台湾にある現地法人（※注2参照）における生産を2023年4月に開始し、その後も生産ラインの増設を進めてまいりました。さらに今般の新製造棟を稼働させることで、全社におけるハイブリッドコンデンサの生産能力を2028年度には月産1億個に拡大する計画です。これは、2023年度の2倍の生産能力となります。
新製造棟は2階建てで、延べ床面積は11,930平方メートル、総工費は約50億円（建屋部分のみ）となっております。当社がこれまでに集積してきた自動化技術やIoT技術を結集したスマートファクトリーとして稼働させます。
今後も、より一層の品質向上と生産効率の向上を目指し、皆様のご期待に応えられるよう努めてまいります。
注1：ケミコン東日本株式会社宮城工場およびケミコンデバイス株式会社米沢工場
注2：台湾佳美工股份有限公司
日本ケミコン株式会社
アルミ電解コンデンサの世界シェアトップメーカーとして、車載・ICT・産業機器・家電などグローバルに展開するお客様に受動部品を提供しています。
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