国際デザイン賞受賞、日韓国交正常化60周年、日本と韓国の伝統が融合した唯一無二の履物
和服にも韓服にも合わせることができる本革のブーツ、11月3日文化の日に発表。

日本の伝統的な履物を再解釈を行い、現代的な履物へと昇華させている京都・西陣の製靴工房、吉靴房と、世の中に生ずるエラーから新たな視点を与えるアートコレクティブ・HUMAN AWESOME ERROR(ヒューマンオウサムエラー)、2025年11月3日(文化の日)、日韓の文化の融合した+Z / Panchoppariを一般販売向けに公開いたします。
足袋から着想された中央のプリーツが印象的な革のパターン、それを覆うような朝鮮半島の伝統的な草鞋、チプシンを模したスリット状のアクセントが一足の靴に美しく融合し、和服、韓服どちらの装いにも合わせた仕上がりとなっています。
【URL】https://humanawesomeerror.stores.jp/items/64ccdf6c7beeeb0036359e1f
日本と在日コリアンの間に生まれた人間の感覚から始まったデザイン
日本と朝鮮半島、どちらの感覚も持っていながらどちらでもない、複雑な感覚を、何かを断定するような言葉ではなく、曖昧なものは曖昧なまま受け入れられるように違和感なく2つの要素が掛け合わせました。
吉靴房の持つ革の技術力と和の知見と、HUMAN AWESOME ERRORのリサーチによってデザインの検討が重ねられ、完成した靴は2023年には韓国ソウルで行われる国際賞、K DESIGN AWARD を受賞しました。




革靴の製作の技術や知識が実現した高度な革のパターンニング
靴底に使用する革底からシームレスに革紐を取り回し、チプシンの縦型のスリット部分の端とノットを作ることで、装飾的な意味だけではなく、足袋のシルエットを足の動きに合わせて支える構造的な仕組みを開発しています。試作段階で検証を重ね、細部の具体的なシルエットに至るまで型紙を詰めました。



※製作はご発注から完成まで約6ヶ月程度いただいています。
※お客様の足にぴったり合わせるため、3Dデータの送付かアトリエでの足の計測を推奨しています。
これからの時代を見渡しながら
日本における移民政策は限定的ではあるものの、中長期の定住者は増加傾向にあり、2025年6月時点では395万人*1と、過去最高の人数が記録されています。
これまでの日本の人たちが望むとも望まざるとも、日本と別のルーツの間に生まれる子供は今後も増えていく見通しの中で、多国籍のルーツを持つ個人の複雑な気持ちに寄り添うための一つのあり方として、この+Z / Panchoppariが存在できれば良いと考えています。
これまでの経験と探究心に裏打ちされた吉靴房の靴

吉靴房(きっかぼう)は製靴家・野島孝介が手づくり靴の製作を行う京都西陣のアトリエ兼ショップ。
伝統文化の延長線上にある「日本の革靴」を形にするべく吉靴房が生まれました。
剣道を20年以上専門でやってきた作り手だからこそ掲げられるテーマだと確信し、日本に古来から伝わる形を現代の生活に合うようにデザインに昇華し、革靴の技術と合わせながら製作をスタート。ヌメ革を基本素材とし、目指すのは畳に素足が触れた時の開放的な感触の心地よさ。
靴とは歩行の道具であると同時に、ファッションの決定的要素を持つ機能ある道具となります。
吉靴房の靴作りは、各個人へ思いやりと経験と個性を纏う特別な履物を提供することにあり、靴作りに必要な非常に多くの工程の中で、デザイン、設計、裁断、製甲、釣り込み、底付け、仕上げという全ての過程を手作業による製作で行っています。
製作者について

【吉靴房】
所在地:
〒602-8406
京都府上京区大宮通寺之内下ル花開院町111-2
電話:075-414-0121
FAX:075-414-0121
営業時間:
金曜日 ・ 月曜日 10時 ~ 16時
土曜日 ・ 日曜日 14時 ~ 17時

【HUMAN AWESOME ERROR 】
アーティスト、エンジニア、研究者、工芸家たちとともに、社会を取り巻く仕組みのエラーをおもしろがり、世界を捉え直すヒントを抽出する活動体。
E-mail:management@hae.tokyo
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