次世代の芸術を育む、10代が主役の映画祭「なら国際映画祭 for Youth 2023」9/16~18の3日間を終え閉幕
ユース審査員が選ぶクリスタルSHIKA賞は「Sweet As」「さようならまでの時間」に決定!
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【ユース映画制作ワークショップメイキング映像】
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■猿沢池前の五十二段にてレッドカーペットセレモニー実施
開幕に先立ち、15日(金)に興福寺五重塔のお姿を臨める猿沢池前五十二段にてレッドカーペットセレモニーを実施。主役となるユースメンバーをはじめ、アンバサダーの永瀬正敏氏、特別顧問の加藤雅也氏、今年度より新理事長に就任した近藤誠一氏(2010~13年文化庁長官)や、上映作品監督、出演者が登壇。当会エグゼクティブディレクターであり、映画作家の河瀨直美より「芸術を育み、次世代に繋げていく」「奈良(地方)から世界へ発信」する中高生・10代が主役の映画祭の趣旨を表明しました。通常は階段を「のぼる」ことが多いレッドカーペットセレモニーですが、東大寺、興福寺、春日大社という世界遺産も近くに鎮座する五十二段で実施された今回は「神様をお連れする」として階段を「下る」なら国際映画祭ならではのスタイルで実施されました。
※古都奈良を象徴する興福寺の五重塔は大規模な保存修理工事が予定されています。(令和13年3月迄を予定)
登壇ゲスト:永瀬正敏・加藤雅也・近藤誠一(理事長)・河瀨直美・ユースメンバー・特別上映作品監督など
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■新プログラム「NARAtive Jr.」村松希祥監督初作品『縁々(えんえん)』
16日(土)のオープニングフィルムとして、今年度初の取り組み、奈良市の企業版ふるさと納税を活用した若者の映画制作&地域創生プロジェクト「Narative.Jr」、19歳の村松希祥監督の「縁々」をプレミア上映。ユース映画制作ワークショップに中学生の頃から何度も参加してきた村松希祥監督が奈良市田原地区で第一線で活躍する俳優、現場スタッフとともに創り上げた作品です。出演者の皆さんの舞台挨拶も行われました。
監督:村松希祥、キャスト:中野有紗・中嶋朋子・中林大樹・山口美也子、製作総指揮:河瀨直美
奈良市ふるさと納税企業版詳細:https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/4/118938.html
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■ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2023 受賞作品セレクション
16日(土)アジア発の新しい映像文化の発信と新進若手映像作家の育成を目的とする、米国アカデミー公認“ショートショート フィルムフェスティバル & アジア”から「SSFF & ASIA 2023受賞作品セレクション」5作品「砂漠の星」『Desert Lights』/「スカベンジャー」『Giddh(The Scavenger)』/半透明なふたり」『Seen』/「さようならまでの時間」『LIVE TILL I DIE』/「希望のかけ橋」『The Bridge』を上映。フェスティバルディレクターの武笠祥子氏をお招きしてトークイベントを実施いたしました。※画像は授章式の様子
登壇ゲスト:武笠祥子・河瀨直美
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■学生がPRを学び映画祭を盛り上げる“ユースシネマインターン”プログラム
17日(日)は、パートナーシップを結んでいるベルリン国際映画祭から届いた長編映画作品の上映後、ユースシネマインターンプログラムに参加しているユースメンバーによるインタビューを実施。ゲストにはなら国際映画祭の特別顧問であり、俳優の加藤雅也氏、なら国際映画祭2022のNARA-wave(学生映画部門)プログラムで最優秀賞である「ゴールデンKOJIKA賞」を受賞し、NARAtive2024の監督に選ばれた堀内友貴監督、そして、なら国際映画祭エグゼクティブディレクターである河瀨直美が登壇、ユースメンバーによる公開インタビューを実施いたしました。インタビューはユースシネマインターンメンバーにより「なら国際映画祭 for Youth 2023 DAIRY NEWS」として発行され、最終日18日(月)に会場にて配布いたしました。
公開インタビューゲスト:加藤雅也・堀内友貴・河瀨直美
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■クリスタルSHIKA賞には審査の上「Sweet As」「さようならまでの時間」が決定!
「ユース映画審査員」は、長編部門「ベルリン国際映画祭・ジェネレーション部門」推薦の5作品、短編部門「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023受賞作品セレクション」5作品をユース審査員だけで審査を行い、各部門最優秀作品の発表を行うプログラムです。最終日のクロージングセレモニーでは、各部門の最優秀作品「クリスタルSHIKA賞」を発表。長編部門からは「Sweet As」、短編部門からは「さようならまでの時間/LIVE TILL I DIE」が受賞しました。ユース審査員による総評,各作品へのコメントもあり、映画の審査を通して10代の感性と視点が伺えるプログラムとなりました。
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■天理市との共催、特別上映企画「陽のかけら」
17日(日)には天理市との共催特別上映企画 古川葵監督作品「陽のかけら」を上映。奈良県天理市の山間部に位置する「長滝」という村里に、2ヶ月間住み込みで撮影した短編ドキュメンタリーです。上映後は監督の古川葵氏と天理市市長並河健氏、河瀨直美によるトークイベントを実施いたしました。
登壇ゲスト:
古川葵・並河健(天理市市長)・河瀨直美
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■宮崎カーフェリーと初プロジェクト「Feel in MIYAZAKI, Speak in NARA」
最終日の18日(月)「Feel in MIYAZAKI, Speak in NARA」(宮崎カーフェリー株式会社共催事業)では、若者が今何を思い、何を感じているのか、宮崎への船旅を通した映像作品づくりで表現。その想いや価値観を3作品を通して共有いたしました。上映後はプロジェクト参加者と宮崎カーフェリー代表取締役社長の郡司行敏氏、なら国際映画祭エグゼクティブディレクター河瀨直美を交えたトークイベントも実施いたしました。
プロジェクト参加者:Mitsuki Kawase, Rei Miller, Maia Findlay
登壇ゲスト:郡司行敏(宮崎カーフェリー株式会社代表取締役社長)・河瀨直美
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■安藤桃子監督が特別講師”ユース映画制作ワークショップ” 上映会
今年は映画監督の安藤桃子氏を特別講師としてお招きして実施、2作品(2チーム)の映画を約1週間をかけて奈良の地で撮影、編集、制作しました。最終日の18日(月)はチーム新時代による「夏灯(なつあかし)」、チームチューファーによる「ここから」に続いてメイキング映像も上映。特別講師の安藤桃子監督にもご登壇いただきました。13歳~18歳までのユースメンバーとのトークもあり、映画制作を通じて得難い経験を手に入れたメンバー、次世代の可能性に会場は温かな拍手に包まれました。
登壇ゲスト:安藤桃子・河瀨直美
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■「なら国際映画祭 for Youth 2023」について
「なら国際映画祭 for Youth 2023」は、次世代を担う未来の映画人を発掘し、育成することを目的に開催している中高生、ユース世代を主役とした映画祭です。9月16日(土)から9月18日(月)の3日間で、映画を「創る」ユース映画制作ワークショップ、「観る」ユース映画審査員、「魅せる」ユースシネマインターンの3つのプログラムを展開いたしました。「ユース映画制作ワークショップ」で制作された映画2作品やメイキングのほか、「ベルリン国際映画祭」が推薦する⻑編映画5作品、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023受賞作品セレクション」の短編映画5作品も上映。今年から新設されたユースシネマプロジェクト経験者による企画「NARAtive Jr.」で制作された映画、天理市との共催映画、宮崎カーフェリーとの初プロジェクト映像なども含め、合計18本の作品が上映されました。
【開催概要】 イベント名称 :「なら国際映画祭 for Youth 2023」
開催期間 :2023年9月16日(土)~9月18日(月)
開催場所 :奈良公園バスターミナルレクチャーホール(〒630-8213 奈良県奈良市登大路町76)
公式ホームページ:https://nara-iff.jp
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■サポーターズクラブについて
なら国際映画祭では映画を通して「次の芽」を育んでくださるサポーターを募集しています。サポーターズクラブ(3種類)にご入会いただくと「なら国際映画祭」のほか、毎月1作品上映の「ならシネマテーク」「尾花座復活上映会」「星空上映会」などの作品を全て無料で鑑賞いただけます。
詳細:https://nara-iff.jp/news/2510/
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■特定非営利活動法人なら国際映画祭について
【運営団体概要】
社名:特定非営利活動法人なら国際映画祭
本社所在地:奈良市花芝町17番地
サン・ふくむらびるpartI 201号室
事業内容:映画祭の企画・運営
設立:2010年
公式ホームページ:https://nara-iff.jp
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@naraiff
公式Instagram:https://www.instagram.com/naraiffnaraiff/
公式Instagram(Youth):https://www.instagram.com/naraiffforyouth/
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