ルクセンブルク、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)独自パビリオンの建設契約締結
テーマは「DOKI DOKI – ときめくルクセンブルク」
2023年9月15日、Luxembourg @Expo2025 Osaka GIE(和訳「経済利益団体ルクセンブルク@2025大阪万博」、以下、GIE)は、2025年の大阪・関西万博における独自パビリオン(タイプA)の建設工事契約を株式会社内藤ハウス(以下、内藤ハウス)と締結いたしました。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪湾の人工島、夢洲にて開催される同万博の開幕まで残り600日を切る中、本契約の締結はルクセンブルクの同万博参加の重要なステップとなります。
GIEは、ルクセンブルク政府とルクセンブルク商業会議所によって結成された経済利益団体であり、大阪・関西万博におけるルクセンブルクパビリオンの計画、建設、運営、解体をその使命としています。
1967年に設立され、山梨県に本社を置く内藤ハウスは、システム・プレハブ、自走式立体駐車場などの建設事業を展開する会社で、日本に13の事業所ネットワークを持っています。同社が持つシステム・プレハブ建築の開発と建設のノウハウは、ルクセンブルクが目指す循環型経済に配慮したパビリオン実現に資すると考えられています。
GIEと内藤ハウスの契約締結にあたり、ルクセンブルク経済大臣フランツ・ファイヨは、「日本の建設業界が非常に複雑な状況である中、今回建設工事契約に至ることで、我々のパビリオン実現が確実なものとなりました。ルクセンブルクの建築家とエンジニアが設計したルクセンブルク館が、歴史と実績のある内藤ハウスと協力することで形になります。」とコメントしました。
建設契約の調印後、ルクセンブルク館のコミッショナー、アンドレ・ハンゼンは、ルクセンブルクが大阪市に建築許可申請書を提出したことに言及し、ルクセンブルクは大阪・関西万博への参加準備において最も進んだ国の一つとなったとコメントしました。
【2025年大阪・関西万博のルクセンブルク・パビリオンについて】
2022年2月、ルクセンブルク経済省は建築デザインならびに空間演出のコンペを開始。専門家による審査の結果、2022年6月にルクセンブルクの建築家「シュタインメッツデマイヤー(STEINMETZDEMEYER)」及び空間デザイナー「ジャングルド・ナーヴズ(Jangled Nerves)」の作品が計12のプロジェクトの中から最優秀賞に選ばれました。ルクセンブルク・パビリオンは、膜屋根を持つ鉄骨構造で、循環型経済の原則に従って設計され、万博閉幕後に可能な限りパビリオン部材の再利用を目指すという目標を掲げています。ルクセンブルクパビリオンは、「DOKI DOKI –ときめくルクセンブルク」をテーマに、ルクセンブルク大公国の持続可能性と循環型社会のビジョンを共有し、来場者の鼓動が「ドキドキ」と脈打つような体験を提供します。ルクセンブルクパビリオンは大阪・関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」のもとに、万博来場者とルクセンブルクの人々、そして日本とルクセンブルク大公国をつなぐことを目的としています。
(上記は、GIEならびにルクセンブルク経済省によるプレスリリースを和訳)
【ルクセンブルク大公国とは】
世界で唯一の「大公国」であるルクセンブルクはベルギー、ドイツ、フランスに囲まれた小国です。面積は神奈川県ほど、人口は約65万6千人ほどの小さな国ですが、国民一人当たりのGDPが世界一位の豊かな国として知られています。金融やICTなどの基幹産業に加え、最近では宇宙やバイオなどの分野でも発展を遂げています。また、首都ルクセンブルク市の古い町並みと要塞群はユネスコ世界遺産に登録されており、岩山の上にそびえる中世の街と要塞を谷越しに望む眺めは息をのむ美しさです。また、美食の都として知られるルクセンブルクは、国民一人当たりのミシュラン星の数世界一を誇ります。ヨーロッパの中でも特に治安のよい国だと言われています。
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