産後ケアのヴィタリテ株式会社、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスより資金調達を実施。

　産後ケア施設「ヴィタリテハウス」を運営するヴィタリテ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役CEO：鶴野ゆか、以下「ヴィタリテ」）は、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスを引受人とする第三者割当増資により5,000万円の資金調達を完了したことをお知らせいたします。

◾️ヴィタリテハウスについて

　ヴィタリテハウスは、2023年4月にオープンした産後ケアの専門施設です。

　産後の女性の身体と心は、様々な変化を経験します。ホルモンバランスの変動や出産そのものの影響で、身体的な疲労や心の揺らぎが生じることがあります。このような時期に適切なケアを受けることは、母親としての健康を維持し、赤ちゃんとの良好な関係を築くためにとても重要です。

　ヴィタリテハウスでは、アートや食事にもこだわった居心地のよい上質な環境の中で、助産師や保育士をはじめとする専門家が産後の身体を癒し、不安やストレスに対するメンタルケアなど心身両面からのケアを行います。また赤ちゃんのお世話、母乳育児のサポートや新しい環境に慣れる手助けを行うことで、赤ちゃんとお母さん、ご家族が幸せに新しい生活をスタートできるよう丁寧なケアとサポートを行っています。

　多くの産後ケアが0～4ヶ月までのところ、ヴィタリテハウスでは産前から社会復帰を見据えた12ヶ月まで利用可能とし、母子保健にとどまらず産後女性のQOLの向上まで視野に入れた継続的なサポートを提供しています。

◾️社会課題の解決

ヴィタリテは３つの社会課題の解決に取り組んでいます。

①産後うつ

　厚労省の調査によると１０人に１人の母親に「産後うつ」の疑いがあることがわかっています。産後うつが重症化すると自殺や虐待のリスクに繋がります。ヴィタリテハウスでは、栄養、睡眠不足による体力低下、育児不安など、産後うつに繋がる要因を未然に防ぎ、症状のあるお母さんには解消できるようにサポートします。

②低出生率

　出生率低下の原因の一つとして、一定数のお母さんたちが産後の不安と負担の重さを認識していることが背景にあります。産後ケアの拡充が進めば、そのサポートにより育児や第２子の出産に対して前向きな気持ちが保たれ、少子化対策の一環として効果が期待できます。

③産後の女性の社会復帰

　女性が活躍する企業が増えている中、育休からのスムーズな復帰も課題です。ヴィタリテでは産後１２ヶ月まで利用可能であることに加えて、職場復帰に向けた「職場復帰応援プログラム」を提供。今後は企業との連携も予定しています。

◾️今後の展望

　今回の資金調達による資金をもとに、「上質な環境とサービスの両立」を大切にしたヴィタリテハウスのクオリティを維持しながら、都内近県を中心とした施設拠点の増設を加速いたします。

　ヴィタリテの産後ケア施設の拡充により、産後の母子のサポートはもとより、社会課題の解決と産後女性のQOLの向上に邁進してまいります。

◾️投資家コメント

ポーラ・オルビスホールディングス コーポレートベンチャーキャピタルCVC担当 岸 裕一郎氏

　このたび、ヴィタリテの取り組む産後ケア領域に大きな可能性を感じ、出資をさせていただきました。産前から出産、そして育児へと続くライフステージは女性だけでなくその家族にとっても非常に重要であり、心身のサポートが求められています。

　ヴィタリテの提供するサービスは、この大切な時期に寄り添い、より健康的で安心できる環境を整えるうえで大きな価値をもたらすと確信しております。

　今後も産後ケアへの需要は拡大し、社会全体で女性や家族を支える仕組みづくりが求められると考えています。

　ヴィタリテの先進的なアプローチは、業界に新たなスタンダードをもたらすだけでなく、多くの人々の健康とウェルビーイングに貢献すると感じています。今回の出資を通じて、さらに事業を拡大しより多くの方々の暮らしを支えていくことを心より期待しております。

◾️本件に関する問い合わせ先

ヴィタリテ株式会社

Email: [e-mail]

◾️会社概要

会社名：ヴィタリテ株式会社

代表取締役：鶴野ゆか（戸籍名：田淵ゆか）

本社所在地：東京都港区南青山2-5-17 POLA青山ビルディング５階

設立：2023年7月5日

資本金：8,600万円

ヴィタリテハウス公式HP：https://vitalitehouse.com/