【病院DXを推進】生成AIによるレセプト業務の完全自動化を目指す。AIレセプト管理ツール「Reze」をリリース
〜次世代型レセプト管理ツールにより、医師・医療事務の業務負担の軽減、レセプトの返戻・査定対応漏れ防止による売上アップを実現〜
株式会社mutex(所在地: 東京都文京区本郷)は、2025年7月10日にAIレセプト管理ツール「Reze」をリリースしましたのでお知らせいたします。

医療機関の直面する課題
日本の医療機関は、いま深刻な経営課題に直面しています。一般社団法人日本病院協会の「2024年度 病院経営定期調査」によると、医業利益が赤字となっている病院は全体の74.9%に上ることが明らかになりました。赤字の継続は、医療サービスの質や地域医療の継続性にも影響を及ぼしかねない深刻な問題です。
この経営悪化の背景には、システムコストの圧迫や収益機会の逸失、医事課の人材不足のような複合的な要因が存在しています。

AIレセプト管理ツール「Reze」
Rezeの概要
Rezeは、レセプトや審査結果データを一元管理し、返戻・査定対応漏れを防ぐことで、医療機関の収益向上を支援するクラウドサービスです。
レセプトの作成・管理業務を効率化することで、医事課や医師の業務負担の軽減にも貢献します。
さらに、レセプト情報をデータとして蓄積・管理することで、情報連携やタスクの可視化が容易になり、院内業務のDX推進を後押しします。
Rezeは、下記のとおり、段階的に提供機能を拡張していく方針です。
▼ 今後のシステム拡大方針
Version 1:レセプトデータを一元管理し、生成AIを活用することで、請求漏れや返戻・査定対応漏れを防止し、医師・医事課双方の業務効率化を実現します。
Version 2:レセプト作成から請求処理までのプロセスをAIエージェントが担い、
医療事務の自動化をこれまでにないレベルで推進します。

Rezeの特徴
Version 1では、レセプト情報のデータベース化とAIを活用した支援機能を軸に、医師・医事課の業務負担を軽減する機能を提供します。


病院、医療施設の皆様へ
・医事課・医師の業務の効率化
・レセプトの返戻・査定対応漏れの防止
業務効率化と対応漏れ防止に向けた新たな選択肢として、ぜひご確認ください。
下記より、Rezeの詳細資料をダウンロードいただけます。
サービスに興味をお持ちの方はぜひダウンロードください。
医療法人 永井病院との共同開発
Rezeは、三重県の医療機関「医療法人 永井病院」との共同開発により、現場の実務に即した設計を行っています。レセプト作成・返戻対応・情報整理など、日々の業務で直面する課題を丁寧にヒアリングし、プロダクトに反映しています。
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現場ヒアリングを通じて、レセプト作業の実態や運用フローを踏まえたUI設計
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症状詳記の生成や修正提案など、実務起点のAI機能を実装
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複数職種が関わる中での情報共有や役割分担を意識した構成
今後も継続的に現場の声を取り入れながら、より実用的なアップデートを進めていきます。

プロダクトロードマップ
Rezeは、まずレセプト業務の見える化・管理から着手し、今後はそこを起点に、
生成AIによる業務削減やレセプトデータを活用した経営分析支援といった領域へ、機能の幅を広げていきます。
そして将来的には、レセプト業務の完全自動化を実現することを目指しています。
なお、現在はVersion 1.2までの機能を無償で提供しており、現場の声を反映しながら継続的なアップデートを行っています。

Version 1.0(現在利用可能)
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レセプト・審査結果の管理
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レセプトの請求情報と「返戻」や「査定」などの、審査の内容を データベースで一元管理し、一覧化します。
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タスク管理
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院内のタスクを、アプリケーション内で一元管理します。
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月次レポート
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月に一度、レセプトのデータを基に、レセプト業務の実績値をまとめたレポートを発行します。
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請求データ・審査結果の取り込み(1~2営業日でのデータ反映)
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請求データ、各種帳票をRezeアプリケーションにアップロードすることができます。
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Version1.1(2025年9月頃を予定)
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症状詳記の生成
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電子カルテに記録された症状や手術のメモ、および請求データを入力することで、AIが症状詳記を自動生成します。
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労災レセプトへの対応
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Rezeアプリケーション内で労災レセプトの管理が可能になります。
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再審査請求・再審査結果への対応
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再審査の請求内容や審査結果など、再審査に関わる情報をアプリケーション内で閲覧することが可能になります。
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Version 1.2(2025年11月頃を予定)
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通知機能
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タスクへのアサインやコメントの追加等があった際に、リアルタイムで通知を受け取れるようになります。
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未請求レセプトの管理
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アプリケーション内で未請求のレセプトを管理できるようになります。これにより、請求漏れ(保留)レセプトの監視を実現できます。
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アプリ内ヘルプチャット
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アプリケーション内に有人のチャット窓口を配置し、ユーザーがリアルタイムでサポートを受けられるようになります。
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ホーム画面の追加
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ユーザーのタスクや通知など、業務に関わる重要なコンテンツを一目で確認できるようになります。
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データの自動インポート
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アップロードしたレセプトのデータを自動でインポートし、アプリケーションに即時反映することが可能になります。
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Version1.3(2026年1月頃を予定)
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症状詳記AIv2
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学習データに医薬品・医療機器の添付文書を追加し、アルゴリズムの改善を行うことで、より高い精度での症状詳記生成を実現します。
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ダッシュボード
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レセプトデータを集計することで、返戻率や返戻枚数などのレセプトの実績値を確認することができます。
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AIレセプトチャットボット
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レセプト業務に関わる質問について、回答を提供するAIチャットボットを実装します。
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Version1.4(2026年2月頃を予定)
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自然言語クエリでのデータ検索
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レセプトデータに対して自然言語でデータの検索を行い、素早く直感的にレセプトの実績値を
把握することが可能になります。
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レポートのエクスポート
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レセプト業務の実績値をまとめたレポートをアプリケーション内から ダウンロードできるようになります。
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Version1.5(2026年4月頃を予定)
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対応優先度の提示
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生成AIを活用し、対応が必要なレセプトの業務タスクを自動的に作成します。また、それらの業務を優先度に応じて分類・整理します。
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修正方針の提示
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生成AIを活用し、対応が必要なレセプトの業務タスクを自動的に作成します。
また、それらの業務を優先度に応じて分類・整理します。
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Version2(2027年内を予定)
標準型電子カルテ、共通算定モジュールとの連携を行い、生成AIを活用することで、AIエージェントによるレセプトの請求業務の完全自動化を実現します。
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請求漏れや返戻リスクの低減
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AIエージェントによる自動請求により、ヒューマンエラーによる請求漏れや返戻を防止し、確実な売上を実現します。
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医師・医事課の人的負担の軽減
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これまで人力で行っていたレセプトの作成・請求業務を すべてAIエージェントが肩代わりすることで、医師・医事課の人的負担を大幅に軽減し、本来の医療サービスに注力できます。
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正確な会計管理・分析
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Rezeアプリケーション内でレセプト請求情報を一元管理することにより、正確な会計管理を行うことが可能になります。またAIによる分析機能により、経営判断の精度向上に貢献します。
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サービス紹介動画
会社概要
社名:株式会社mutex
本社:東京都文京区本郷4-1-4 Design Place α 802
代表者:代表取締役 熊澤 洸平
設立:2022年2月10日
資本金:1万円
TEL:090-7388-4632
事業内容:コンピュータのソフトウェア及びハードウェアの企画、研究、開発、設計、製造、販売、保守、リース、賃貸、輸出入並びにこれらに関するコンサルティング業務
URL:https://www.mutex-inc.dev/
Reze サービスURL: https://lp.reze.app/
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