桑名宗社が『宝刀 村正』の漆を研磨し、写しを作刀するためクラウドファンディングプロジェクトを開始。1,000万円を目標に1月31日(水)まで支援募集。
ー村正を「皆に愛された刀」として数百年先まで残したいー
(プロジェクトページURL:https://readyfor.jp/projects/1543-5)
◾クラウドファンディング立ち上げの背景
桑名宗社(春日神社)には三重県指定文化財の村正の太刀が二振所蔵されています。二振は歴史上最も有名な刀工の一人である「村正」自身の奉納による代表作であり、各々『春日大明神』『三﨑大明神』の御神号が刻まれています。後世に守り継ぐべき宝刀と呼ぶに相応しい特別な太刀です。
しかし、『三﨑大明神』には戦時下に刀身を守るために塗られた漆が、その役割を終えた今でも村正を包んだままとなっています。漆の下には錆が発生している可能性があり、さらには刀身へ浸潤していることが危惧されています。
そこで私たちは「宝刀村正 研磨・写し奉納プロジェクト」を立ち上げ、宝刀村正を守り、伝えるためにクラウドファンディングに挑戦します。
クラウドファンディングプロジェクト概要
● プロジェクトタイトル:「宝刀村正 研磨・写し奉納プロジェクト~村正漆黒のヴェールを脱ぐ~」
● ページURL:https://readyfor.jp/projects/1543-5
● 実行者:桑名宗社(宗教法人桑名神社)
● 第一目標金額:1,000万円
● 形式:通常型/All or Nothing形式
※All or Nothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。
● 公開期間:2023年12月4日(月)17時〜 1月31日(水)23時
● 資金使途:桑名宗社に所蔵されている『太刀 村正』の漆研ぎ・写しの作成費用
◾宮司 不破義人からコメント
桑名宗社は桑名の総鎮守として約1900年にわたり地域に親しまれてきました。繁栄の一途を辿っていた当神社も戦災により全焼、地域の支えをいただき約50年かけて少しずつ本殿、拝殿、幣殿、楼門などを復興してまいりました。その激しい戦火を免れた「村正」は地域が残してくれた宝であり、永久に守り続けなければならない存在です。
このプロジェクトは「桑名宗社の大神様の御神宝」である村正を修繕し、新たに写しを奉納します。神社が存在し続ける限り、村正は正しく引き継がれてゆくはずです。なお、今回のクラウドファンディングは、支援していただいた方お一人お一人の名前が奉加帳(ほうがちょう)に記され、御神前に供えられ、神社の歴史に刻まれて残り続けます。
今回のプロジェクトに関わる刀匠や研ぎ師などの職人だけでなく、クラウドファンディングの支援者の気持ちや思いの宿った刀として後世に残り、100年後200年後に、「妖刀」と呼ばれた村正が、どれだけこの時代に愛されていたのかを証明する刀として在り続けます。皆さまには本プロジェクト成功のため、是非とも温かいご支援をお願い申し上げます。
■リターン(返礼品)の例
「クラウドファンディング限定御朱印」や「オリジナル椿油」、「写しを作成する刀匠によるオーダー短刀」など、1,000円〜300万円まで多様なリターンを用意。一部リターンには「宝刀 村正写し完成奉告会参加権」「写し余鉄(本歌鉄粉入り)ペーパーナイフ製作参加権」などの特別体験もございます。
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