1000年続く「平等」を求めて。お寺出身の起業家が、京都の元・割烹料理人と営む障害者向け福祉施設とは?
当施設設立の背景
コロナ禍できびしい立場に置かれていた施設のひとつが、障がい者向けグループホームでした。未知のウイルスに対応できるほど医療設備が充実していた、という施設は多くなかったのが当時の現状。施設内でウイルスが蔓延してしまったケースもありました。そんな中、僧侶を経験したのち飲食業・建築業を営んでいた冨田が「自身の経営経験を活かし、何か力になれないか」と考え、施設長に就任したのが「といろのいえ。」「TOIRO」の2施設でした。
※左記「障がい者グループホーム といろのいえ。」 右記「就労支援B型事業所 TOIRO」
●取締役 施設長 冨田宏樹のコメント
「如」という言葉が仏教にはあります。それは「あるがまま」という意味。障害の有無にかかわらず、すべての人の「あるがまま」を平等に受け入れる。実家のお寺や、門徒さんのお宅で障がいのある方とふれあってきた分、子どもの頃から自然と身についていた考えでした。これからも料理人の亀井やスタッフたちと力を合わせながら、障がいのある方の人生を彩るため、従来の福祉施設にはない取り組みを実現していきたいと考えています。
●就労支援施設責任者 亀井亮太のコメント
現在「といろのいえ。」に入居されている方の中には、健常者のように「気軽に外に遊びに行ってストレスを発散する」ということが難しい方も多くいらっしゃいます。けれど、せっかく「といろのいえ。」を選んでくださったからには、食事から人生を楽しんでもらえるような365日をお届けしたい。料亭に来られるお客様とは求められる「おもてなし」の種類こそ違いますが、そこに込める気持ちは同じであるべきだ、と考えています。
当施設について
【対象者に関して】
●B型就労継続⽀援施設TOIRO 2024年4⽉時点 契約者数約25名
・⾝体障がい者、精神障がい者、知的障害者の⽅で年齢制限なし。
・お昼ご飯を無償で提供。
●グループホームといろのいえ。(全10部屋) 2024年4⽉時点 満床
・⾝体障がい者、精神障がい者、知的障がい者の⽅で満65歳(特例あり)の⼥性が利⽤対象者。
当施設の強み
・料亭並みの食事を提供
京都の割烹料理店にて修⾏した料理⼈・亀井亮太が朝⾷・⼣⾷の監修と調理を⾏い提供しております。 また、弊社と提携している「Fermenter株式会社」様よりミシュランガイドで一つ星を獲得したシェフが手がける「ニシムラ麺」、福岡の地で健康居酒屋を営む「焼鳥・焼牛 健」様より「健の特製カレー」などをご提供頂く予定です。
・やりがいのある仕事内容
「就労支援B型事業所TOIRO」では、ご利用者様の特性や興味に合わせて幅広い仕事内容をご用意しています。おしぼりの点検や折り込みといった作業から紙袋制作・フラワーシャンデリアの制作・天然アロマ液の瓶への充填作業・データ入力作業・SNS(Instagram/TikTok)の動画編集まで。料理だけでなく、日々の仕事からも人生を彩ることを大切にしています。利⽤者様個⼈の講演会や、舞台などのマネジメント業務も⾏なっています。
今後の展望
・「他にはない福祉施設を作る」
私たちが目指し続ける目標です。そのためには、「グループホーム といろのいえ。」のサービスを充実させていくことはもちろん、「就労支援B型事業所 TOIRO」でご利用者様に「他にないほど高い工賃」をお渡しすることが必須です。
更に私たちは従来の福祉施設のイメージと比べても明るく綺麗な場所の提供を行いご利用者様に快適な環境で過ごして頂くことを目指しております。
就労支援B型事業所は全国的にサポートするスタッフの人手が少なく、なかなか経営がうまくいかないケースも多いのが事実。これまで飲食・建築業界で培ってきた事業経営のノウハウをもとに、福祉施設でも継続的に利益を上げられる仕組みを作り、ご利用者様に少しでも多く還元していくことが目標です。
企業情報
会社名 株式会社HIT
代表者 池尻宣徳
設⽴⽇ 令和4年 10⽉14⽇
本社所在地 福岡県福岡市東区若宮3-2-12NAビル1F
グループホーム といろのいえ。 福岡県福岡市東区若宮3-2-12NAビル2F
就労支援B型事業所 TOIRO 福岡県福岡市東区多々良1丁目2-10 2F
問い合わせ電話番号
グループホーム といろのいえ。 092-671-8787
就労支援B型事業所 TOIRO 092-710-8818
すべての画像