<コシナ>フォクレンダー史上、最高性能の準広角と標準がリニューアル。ニコン Zマウント交換レンズ、APO-LANTHAR 35mm F2 IIとAPO-LANTHAR 50mm F2 II を発表。
光学性能はそのままに、外観および一部仕様をブラッシュアップ。
(株)コシナ(長野県中野市)は、自社が設計・開発・製造を行う、フォクトレンダーブランドニコン Zマウント交換レンズ、APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical IIおよび、APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical IIの新製品発表を行いました。
APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II Z-mout (12月発売予定)
希望小売価格(税込)......¥143,000
APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II Z-mout (11月発売予定)
希望小売価格(税込)......¥143,000
APO-LANTHARとは
APO-LANTHAR(アポランター)とは、フォクトレンダーのレンズの中でも特に高性能な製品に与えられる名称(ニックネーム)で、APOはアポクロマート設計に由来します。光の3原色を構成するRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計は、カラーフィルムの登場によって求められた経緯があります。20世紀の半ばにモノクロからカラーへとフィルムの形式が転換した際のシビアさ以上に、現在の高画素化したデジタルセンサーには非常に高度な色収差の抑制が求められています。フォクトレンダーアポランターシリーズは、軸上色収差をはじめとする、レンズ諸収差を抑えることで高性能の光学性能を実現しています。
リニューアル概要
本製品は、2024年6月に生産終了をいたしました、APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical およびAPO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical の後継モデルになります。従来機種より定評の高い光学性能はそのままに、外観デザインイメージを他のフォクトレンダー フルサイズ Zマウント交換レンズと統一化をおこない、ファミリーとしての製品訴求を強化しました。
=主な変更点(APO-LANTHAR 35mm 50mm 共通変更点)=
・トータルレンズシェイプの変更
・絞りや深度目盛の色入れの変更
・フォーカスローレットデザインの変更
・リバース装着可能バヨネット式フードに変更
=主な変更点(APO-LANTHAR 35mmのみ)=
・最短撮影距離を35cmから27cmに変更
・フォーカス回転角度を約250度まで広げ、マニュアルフォーカス時の操作性を向上
APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II (12月発売予定)
APO-LANTHAR 35mm F2 AsphericalIIは、フルサイズのイメージサークルをカバーする、極めて性能の高いマニュアルフォーカスの準広角レンズです。アポクロマート設計により、軸上色収差をはじめとする各種の収差を徹底的に排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求(下記MTF性能曲線を参照)。9群11枚構成のレンズには異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚を投入し、フローティング機構も内蔵。最短撮影距離0.27mから遠距離まで破綻のない描写力を発揮し、フルサイズ35mm F2という慣れ親しんだ準広角レンズの価値観を一変させる性能を誇ります。
焦点距離 |
35mm |
口径比 |
1:2 |
最小絞り |
F16 |
レンズ構成 |
9群11枚 |
画角 |
62.1° |
絞り羽根枚数 |
12枚(開放F2、F2.8、F5.6、F16で円形絞り) |
最短撮影距離 |
0.27m |
最大撮影倍率 |
1:4.47 |
最大径X全長 |
Φ68.8X70.4mm |
フィルターサイズ |
Φ58mm |
重量 |
420g |
レンズフード |
リバース装着可能レンズフード付属 |
絞りリング |
装備(マニュアル絞り) |
電子接点 |
搭載(Exif ボディ内手ブレ補正対応) |
使用可能ピント合わせ補助機能 |
フォーカスポイント枠色変化 ピーキング機能 拡大ボタン |
対応センサーサイズ |
フルサイズ |
希望小売価格(税込) |
14万3,000円 |
発売日 |
2024年12月発売予定 |
APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II(11月発売予定)
APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical IIは、フルサイズのイメージサークルをカバーする、極めて性能の高いマニュアルフォーカスの標準レンズです。アポクロマート設計により、軸上色収差をはじめとする各種の収差を徹底的に排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求(下記MTF性能曲線を参照)。8群10枚構成のレンズには異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚を投入し、フローティング機構も内蔵。50mm F2という慣れ親しんだ標準レンズの価値観を一変させる性能を誇ります。
焦点距離 |
50mm |
口径比 |
1:2 |
最小絞り |
F16 |
レンズ構成 |
8群10枚 |
画角 |
45.6° |
絞り羽根枚数 |
12枚(開放F2、F2.8、F16で円形絞り) |
最短撮影距離 |
0.45m |
最大撮影倍率 |
1:6.46 |
最大径X全長 |
Φ68.8x64.3mm |
フィルターサイズ |
Φ58mm |
重量 |
370g |
レンズフード |
リバース装着可能レンズフード付属 |
絞りリング |
装備(マニュアル絞り) |
電子接点 |
搭載(Exif ボディ内手ブレ補正対応) |
使用可能ピント合わせ補助機能 |
フォーカスポイント枠色変化 ピーキング機能 拡大ボタン |
対応センサーサイズ |
フルサイズ |
希望小売価格(税込) |
14万3,000円 |
発売日 |
2024年11月発売予定 |
製品紹介動画
【商品に関するお問い合わせ】
株式会社コシナ カスタマーサービス室
電話番号:0269-22-5106(受付時間9:00〜12:00, 13:00~16:30)
メールアドレス:service@cosina.co.jp
お問い合わせフォーム:https://www.cosina.co.jp/contact/
株式会社コシナについて
株式会社コシナは、長野県中野市に本社を持つ光学機器メーカーです。光学デバイスの設計をはじめ、光学素材の研究開発から組み立てまで、長野県内4拠点の連携から、一貫生産で生みだし、「最高の品質で特別な層のお客様に100%の満足を提供すること」。を信念に、妥協のない設計思想と熟達したモノづくりのスキルを結集し、コシナでなければできないハイエンド光学デバイスの提供をしています。
【取扱い製品】
主な取扱い製品として、ドイツ カールツァイス社との共同開発製品の設計・製造。フォクトレンダーブランド交換レンズの企画・設計・製造。各社電気メーカー様向けのプロジェクター用レンズユニットの設計・製造、および光学硝子、精密機械加工部品、特殊レンズの設計・製造を行っています。
【住所】
本社(中野事業所) 〒383-8555 長野県中野市吉田1081 TEL.0269-22-5100
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像