世界初(※)、3Dプリンタでカスタマイズ可能なネジ穴付きの器『Corcelain』が予約発売開始&デザインコンペでアイデアを募集
世界的なメイカーコミュニティ・MakerWorldとデザインコンペティションを開催。日本の伝統工芸と、世界中のクリエイターの共創がスタート。
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佐賀県嬉野市の吉田エリアでは、400年の伝統を持つ肥前吉田焼の次の100年に向かって様々な取組にチャレンジしています。産地の喫緊のテーマである「若手の育成/増加」に関するプロジェクトの一環として、肥前吉田焼窯元と若手クリエイターのコラボレーションを推進しており、この度、コラボ製品の予約販売が開始、同製品のデザインコンペティション公募が開始されましたのでお知らせいたします。
2025年2月14日、発明家・高橋鴻介と佐賀県・肥前吉田焼の窯元「224 Porcelain」は、3Dプリンタでカスタマイズ可能なネジ穴付きの器『Corcelain(コーセリン)』をオンラインで予約販売開始しました。このプロダクトは「Co-creation Porcelain(共創のための磁器)」をコンセプトに掲げ、器の底面に施されたネジ穴を活用し、ユーザー自身が拡張パーツをデザインして取り付けることで、自由自在にカスタマイズできます。
※世界初:2025年2月現在。自社調べ(インターネット調査および、関係者への聞き取り調査)。磁器を用いたプロダクトとして。
また同日より、世界的なメイカーコミュニティ・MakerWorldと協働し、Corcelainを用いたデザインコンペティションを開催します。このコンペティションでは、デザイナー、メイカー、3Dプリンター愛好者など、幅広いクリエイターからアイデアを募集し、この器の新たな形状や用途を探求することを目的としています。
For English readers:
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■Corcelainとは?
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Co-creation Porcelain - 共創のための磁器
『Corcelain』はネジ穴のついた、共創のための磁器です。従来の固定的な器の概念を打ち破り、拡張パーツを組み合わせることで自分好みにカスタマイズできます。カップや植木鉢、おもちゃなど、用途は使い手の想像力次第で無限に広がります。
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「器」という日本語は「空(うつほ)」という言葉に由来するとされています。それは、そこに何かを受け入れるための「空」が存在し、その空間の使い方は使う人の想像力次第という日本特有の考え方です。このプロダクトは、その日本的美意識を受け継ぎ、作り手が用途を提案するのではなく、使い手がその機能を見出すことによって完成する器です。
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『デジタル加工技術 × 職人技』 - 224 Porcelainとの協働
このプロダクトは、佐賀県嬉野市にある肥前吉田焼の窯元「224 Porcelain」との出会いによって実現しました。224 Porcelainは、400年間伝承されてきた磁器づくりの技法に加え、CNCや3Dプリンターなどの最新のデジタル加工技術を用いて、今までにない挑戦的なものづくりを続けてきました。今回の器にネジ穴をつけるというアイデアも、その高度な職人技と最新の加工技術のハイブリッドによって実現されています。
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【商品情報】
名 称: Corcelain(コーセリン)
価 格: 各3,200円(送料・税別)
発売日: 2025年2月14日予約販売開始(3月中旬から順次発送)
※予約販売期間中は10%OFFセール中
発売場所: オンラインストア( https://shop.corcelain.com/ )
シリーズ: Circle / Triangle / Square
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■制作背景
伝統工芸・肥前吉田焼の次の100年に向けたプロジェクト「よしださんち。」
このプロダクトは、肥前吉田焼と若手クリエイターのコラボレーションプロジェクト「よしださんち。」から生まれました。肥前吉田焼を産出する吉田地区は、地理的には有田や波佐見と近くにあるため、それらの下請けとして吉田の名前はあまり表に出ることなく、陰で焼き物を支えてきた場所でもあります。そのため、肥前吉田焼には他の産地にあるような独自の”様式” というものがありません。逆に言えば、高い技術と、決まった様式のない自由なものづくりこそが吉田の特徴とも言えます。
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肥前吉田焼は、約400年の歴史を持つ磁器の産地ですが、他の伝統工芸の産地同様、高齢化が進み、技の伝承や分業体制を保つのがこのままでは難しくなることが目に見えています。着手が10年、いや、5年遅れると手遅れになる。それくらいの危機に面していると考え、2023年度、肥前吉田焼の窯元を中心に、佐賀県、また県外のまた多ジャンルの方々の協力の元、産地の存続を懸けて、肥前吉田焼産地再生チャレンジ推進協議会によって「よしださんち。」はスタートしました。
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このプロダクトを通じて、伝統工芸とデジタルクラフトをつなぎ、伝統工芸産業と若いクリエイターとの間にコラボレーションを生み出すことに挑戦していく予定です。
Corcelainと肥前吉田焼のこれからに、ぜひご期待ください。
■関連するイベント・展示
世界的なメイカーコミュニティ・MakerWorldとデサインコンテスト「MakerWorld x Corcelain」を開催
プロダクトの発売と同時に、世界的な3Dプリンタユーザー/メイカーコミュニティであるMakerWorldと協働し、Corcelainを用いたデザインコンテストを開催します。
Corcelainのオープンデータを活用し、拡張パーツをデザイン、MakerWorld上に3Dデータをアップロードすることで参加が可能です。詳細な参加方法やスケジュールについては、公式サイトをご確認ください。
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【開催概要】
催事名: MakerWorld x Corcelain
開催日: 2025年2月14日 公募開始(2月28日から3月23日まで3Dモデルが投稿可能)
会 場: MakerWorld( https://makerworld.com/en/contests/77 )
オランダ・ロッテルダムで開催される「OBJECT Rotterdam」にて初展示
2月14日よりオランダ・ロッテルダムにて開催される展示会「OBJECT Rotterdam」にて、Corcelainを展示いたします。オランダ在住のデザイナーとのコラボレーションから生まれた作品も同時公開します。
【開催概要】
催事名: OBJECT Rotterdam( https://objectrotterdam.com/ )
会 期: 2025年2月14日~16日 10:00~17:00(最終日16:30まで)
会 場: AIR Office(ロッテルダム)
■制作者コメント
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高橋鴻介
発明家 / プロダクトデザイナー
「今回は、400年の歴史を持つ肥前吉田焼とのコラボレーションの機会をいただき、とても光栄です。はじめての磁器という素材、そしてオランダに住みながらオンラインでのコラボレーションという、今までにないことばかりのプロジェクトでしたが、辻さんを始めとして、協力してくださった皆さんと共に走れたおかげで、無事販売まで漕ぎ着けることができました。
辻さんと時間を共にするなかで驚いたのは、数値で精緻に管理するデジタルなものづくりと、手仕事から生まれる勘のようなものが同居しているということです。CADなどで正確にデータはつくりつつ、最後は辻さんの職人としての経験と直感で細かい調整が行われていく様子は、見ていてとても勉強になりました。2022年から、異なる人や文化同士をつなぐ『接点の発明』というテーマを掲げているのですが、Corcelainを通じて、磁器とデジタル・クリエイター、伝統工芸とデジタル工芸という、今までになかった領域の間に接点が生まれてくることが楽しみでなりません。」
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224 Porcelain(肥前吉田焼窯元)
株式会社224代表取締役/陶芸家 辻諭
「肥前吉田焼の強みは自由なモノづくりです。
400年の歴史の中で素晴らしい職人はたくさんいました。400年かけて培った技術を使い、今の時代だからできることにチャレンジすることが今の時代を生きる陶工として大事なことだと考えています。
特にこの20年のあいだにデジタルデザインは大きく進化しました。クリエイターやプロダクトデザイナーは3Dプリンターを使う人も多く、磁器と3Dプリンターを組み合わせることで今までにないモノづくりを可能にすると思っています。
高橋さんとのディスカッションはとても楽しく、ワクワクしながらモノづくりをすることができました。このcorcelainを使って私たちが想像する以上のクリエイティブな面白いアイデアを期待しています。」
■クレジット
高橋鴻介
発明家 / プロダクトデザイナー
1993年、東京生まれ、オランダ在住。慶應義塾大学にてプロダクトデザインを学ぶ。卒業後は電通に勤務し、2022年に発明家として独立。『接点の発明』をテーマに、異なる人や文化の間につながりを生みだすものづくりを行っている。主な発明品に、点字と文字が一体になった書体『Braille Neue』、触覚コミュニケーションゲーム『YUBIBO』など。wired AUDI INNOVATION AWARDにて、日本のイノベーター20人に選出。受賞歴にグッドデザイン賞、日本サインデザイン賞、中国 DIA Awardなど。
224 Porcelain
肥前吉田焼窯元
お茶所として、また日本でも有数の温泉地としても有名な佐賀県嬉野市で作られる陶磁器・肥前吉田焼。「224」はその小さな産地・肥前吉田に生まれた磁器のブランドです。
肥前吉田の開窯は今から400 年以上も遡ります。224では、長い歴史とその中で培ってきた技術を下地としながらも、これまでの価値観にとらわれることなく、他にはない新しいものづくりにチャレンジをしていきたいと考えております。そして、その中で生まれる新しい”肥前吉田の様式” を皆さまへお届けしていければと願っています。
辻諭
株式会社224代表取締役/陶芸家
1979年、佐賀県嬉野市生まれ、近畿大学、有田窯業大学校卒。実家の辻与製陶所で10年間修行後、2012年に独立、2022年法人化し「株式会社224」設立。九州山口陶磁展入賞、四日市萬古焼陶磁器コンペ3位、飯碗グランプリ磁器部門最優秀賞、2021年世界に翔びたて佐賀ものづくりびと表彰受賞など多数受賞。2022年に佐賀県立美術館にて10周年企画展「decade」開催。
【技術協力】
合同会社Triple Bottom Line
英国デザインスタジオ「Therefore Design Consultancy」「Ross Lovegrove Studio」でのキャリアを持つインダストリアルデザイナー・柳澤郷司が、2014年より「Triple Bottom Line」名義にて活動を開始。2020年に合同会社を設立。
AIを活用したジェネレーティブデザインを用いて企業・研究所とプロダクト製作や研究開発を行っている。また近年はオートデスク株式会社と共にジェネレーティブデザインの普及にも力を入れている。
株式会社デンソーとの共同開発においてジェネレーティブデザインを用いたプロダクトでグッドデザイン賞を受賞した他、 CES Innovation Award, iF Design Award, Good Design Award等、国内外のデザイン賞多数受賞。
■お問い合わせ
本プロダクトに関するお問合せは、以下の担当者までお願いいたします。
【担当者名】高橋鴻介
【メールアドレス】hello@ootori.co
肥前吉田焼産地再生チャレンジ推進協議会へのお問い合わせは、以下の担当者までお願いいたします。
【担当者名】吉武幸司
【メールアドレス】yoshitake-koji@pref.saga.lg.jp
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