7月4日、聴くプロ協会がシンポジウム「不登校支援に必要な環境やかかわりを考える~アメリカ・グリーンチムニーズに学ぶ~」を後援
■背景・目的
アメリカ・グリーンチムニーズでは虐待を受けた子どもや、発達障がい等の子どもたちに対し、アニマルセラピーや、自然の中でのアクティビティを通して、心の回復と教育を寄宿形式で行っています。最近では、子どもの可能性を最大限に引き出し、社会の一員として成長するために必要なスキル、知識、資源を提供することに焦点を当てる、Positive Youth Development(PYD)に添った実践も行われています。
この10年間、子どもたちを取り巻く環境は、技術の進歩や社会の変化により大きく変化しました。小・中学校における不登校児童生徒数、いじめの重大事態の件数も過去最多となりました。スマートフォンやインターネットの普及により、情報に容易にアクセスできるようになり、広い世界と接することができる一方で、情報過多やネットいじめ、ゲーム依存、リアルな場での人とのつながりの希薄化などのリスクも増えました。
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、これらの動きにさらに拍車をかけることになりました。学校の休校や外出自粛などの制限により、子どもたちは友人との交流や外部での活動が制限され、孤立感やストレスを抱えるケースが増えました。また、オンライン授業の導入により、学習環境の変化や適応の困難さも問題となっています。不登校状態にある子どもたちが心の安定を得られ、バランスの取れた成長環境をつくっていくためには、どんなことが必要なのでしょうか。
プロフェッショナル心理カウンセラーはもちろん、教育関係者や不登校支援に携わる多くの方々に知っていただきたいこのシンポジウムを、聴くプロ協会では後援をすることになりました。アメリカの最新プログラムに触れることで、今の子どもたちにとって必要なことを考えて参ります。
■シンポジウム「不登校支援に必要な環境やかかわりを考える~アメリカ・グリーンチムニーズに学ぶ~」実施要綱
主催 一般社団法人全国心理業連合会(全心連)
共催 特定非営利活動法人ヒューマン・アニマル・インタラクション協会
後援 一般社団法人プロフェショナル心理カウンセラー協会
協力 株式会社アイディアヒューマンサポートサービス
日時 2024年7月4日(木)13:00-16:00
場所 参議院議員会館(+オンライン)
対象 教育関係者、不登校支援に携わる方、心理カウンセラー、アニマルセラピーやネイチャーセラピーに携わる方、等
人数 現地参加30名+オンライン
入場料・参加費 無料
スケジュール(予定内容等の変更の可能性があります)
12:45 開場
13:00 開会の挨拶、ご来賓挨拶
13:15 基調講演 日本における不登校、いじめ等の現状
仲村健二様(文部科学省初等中等教育局 児童生徒課 生徒指導室長)
13:45 基調講演「人と動物と自然のかかわりを通したセラピーと教育
~グリーンチムニーズでの取り組みと効果」
木下美也子氏(Green Chimneys Farm and Wildlife Center 教育部長)
14:45 休憩
15:00 いじめ・不登校の現場より
武藤収(一般社団法人全国心理業連合会 理事/東京メンタルヘルス株式会社 専務取締役)
15:20 パネルディスカッション「子どもにとって必要な環境とは?」
パネリスト予定
木下美也子氏(Green Chimneys Farm and Wildlife Center 教育部長)
西岡加名恵氏(京都大学大学院教育学研究科 京都大学教育学部 教授)
ファシリテーター
浮世満理子(一般社団法人全国心理業連合会 代表理事)
16:00 終了
■申し込みフォーム
https://forms.gle/QvGD7QM67w9YSco68
木下美也子氏プロフィール
Green Chimneys Farm and Wildlife Center 教育部長
グリーンチムニーズで25年以上、特別な支援が必要な子どもたちや、動物たちへの配慮に携わる。Leir Global Internship programの運営・スーパーバイズや、自然や動物を治療的に取り入れながら子どもたちと一緒に働く方法について、専門家や若者への指導を行う。教育学修士、Professional Association of Therapeutic Horsemanship International(PATH)の上級治療的乗馬インストラクターの有資格者。
教育者およびアドボケイト(提唱者)としてのキャリアを通して、人と動物の相互作用における参加者と動物の福祉と安全について最も関心を持つようになり、よりよい実践を求め続けている。Leir Global Internship program、様々なワークショップ、カンファレンス、大学での講義などを通して、自らの経験や学びを海外のインターンに共有。銀行での勤務の後、1997年に日本を離れ、動物と子どもに関する仕事をしたいと渡米しグリーンチムニーズへ。以来、活躍中。
■団体概要
一般社団法人全国心理業連合会(全心連)
心理業の健全な発展と誰もが安心して心のケアサービスを受けられる文化の創造をめざして2010年12月16日に発足した心理カウンセラーの業界団体です。産業・災害対策・福祉等幅広い分野の第一線で活躍している心理カウンセラーや、心理カウンセリング、メンタルトレーニングサービスを提供する企業・団体によって運営され、統一認定資格の制度構築、不適切な基準や表現を行っていると思われる企業への是正勧告等を行っています。
また、2011年からは、東日本大震災の震災ケアのために「TeamJapan300」というボランティアプロジェクトを立ち上げ、2022年3月まで、被災地において自治体への協力のもと、被災者に対する心のケアボランティア活動を継続して行いました。
<活動内容>
◇全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー上級・一般」、「ストレスチェックコンサルタン ト」の制度構築と運営
◇不適切な基準や表現を行っている企業/団体への是正勧告
◇被災地支援等ボランティアプロジェクト
団体名:一般社団法人全国心理業連合会
代表理事:浮世 満理子
所在地:東京都渋谷区渋谷2-9-9 SANWA青山ビル7F
■団体概要
一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会(通称:聴くプロ協会)
心理カウンセリングの産業化のために、高い資質を備えた心理カウンセラーが職業として活躍できる場を創造するためのサポートをするとともに、必要な人がメンタルサポートを受けるためのネットワークを構築することを目的とした職能団体です。
一般社団法人全国心理業連合会(全心連)の有資格者が中心となり、国や自治体からの受託事業、普及・啓発活動等を行いながら、災害等支援活動にも力を入れています。2022年5月に全心連が立ち上げた、ウクライナ「心のケア」交流センターの活動については、開設当初より後援を行っており、多くのプロフェッショナル心理カウンセラーがサポートしています。
<活動内容>
◇高い資質を備えた心理カウンセラーに活動の場を創造するサポート
◇企業、法人、個人等に対する、メンタルサポートの必要性についての啓発活動
◇有資格者への継続教育
◇全心連との協力による被災地支援等
団体名:一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会
代表理事:浮世 満理子
所在地:東京都渋谷区渋谷2-9-9 SANWA青山ビル7F
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