長野県小諸市で、まちなかと森を巡りアートを楽しむ「KoMoro-Mori-More 2025」を8月3日(日)より開催!
展示・ワークショップ・トークなど、約20企画を展開。アートを通じて、人と土地の“相互理解”を探る夏。

KoMoro-Mori-More(所在地:長野県小諸市、代表理事:神垣優香)は、2025年8月3日(日)から8月31日(日)までの約1か月間、長野県小諸市にてアーティスト・イン・レジデンス型のアートプロジェクト「KoMoro-Mori-More(こもろ・もり・もあ)2025」を開催します。
今年で5年目を迎える本プロジェクトには、関東を拠点に活動する20〜30代の若手アーティストを中心に25名が参加。滞在制作や作品展示をはじめ、まちなかと森を舞台としたワークショップやトークイベントなど、20を超える多彩なプログラムを展開します。
作品展示エリアは、歴史ある町並みが残る小諸駅周辺と、浅間山を望む高原地帯浅間サンラインの2エリア。地域に根ざす作品の鑑賞にとどまらず、アーティストとの交流イベントや参加型ワークショップを通して、来訪者と地域住民が直接関わり合う機会を創出します。
相互理解から生まれる、作品とまちの関係

「KoMoro-Mori-More」は、アーティストが一定期間地域に滞在し、その土地の人々や環境と関わりながら作品を制作・発表する、「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」形式のアートプロジェクトです。
これまでに3回、長野県小諸市・浅間サンラインエリアにあるサロン・ド・ヴェールを拠点に開催され、2024年には、小諸市・こもろ観光局・株式会社URリンケージの協力のもと、小諸駅周辺エリアへと展開を拡大しました。
そして5年目となる今年も、引き続き両エリアを舞台にプロジェクトを実施します。
国の重要文化財「旧小諸本陣」に隣接する「まちタネLABO」を総合案内所として、地域資源を活かした「まちづくりとアート」の連携が、より本格的に始動します。
本年度のテーマは、
「根ざす、わかりあう。」──相互理解と定着
アーティストたちは、浅間山麓の自然や歴史ある町並み、地元で暮らす人々との出会いから着想を得て、作品を制作します。カフェや商店、駅構内、空き物件など、日常の風景の中に作品を展開しながら、まちに根ざす表現のあり方を模索します。
2025年の見どころ
(1)参加アーティストは過去最多の25名に拡大
昨年比+15名。展示作家に加え、ワークショップ特化の作家も参加し、より多様な表現が並びます。
(2)全20企画超の展示・イベントを展開
ワークショップ・ガイドツアー・トークセッションなど体験型プログラムも多数開催。
(3)小諸駅から徒歩圏の歴史あるまちなかエリアと、自然あふれる森のギャラリーエリアの2会場で展開。
「北国街道沿いの町並みに歴史が息づく駅前エリア」と「浅間山のふもとの自然に囲まれた浅間サンラインエリア」。異なる風景と魅力をもつ2つのエリアで、多彩なアートを展開します。
開催概要
■会期
2025年8月3日(日)~8月31日(日)
※期間中無休(一部施設は定休日に準拠)
■総合案内所
まちタネLABO(旧小諸本陣隣) 長野県小諸市市町1丁目2-1
※毎週水曜日は総合案内所であるまちタネLABOは休館。こもろ観光局でご案内します。
■展示場所

【小諸駅周辺エリア】
小諸駅前広場 小諸駅舎 粂屋 CLOVE CAFE ほんまち町家館・豪商のまちミュージアム まちタネLABO まちタネ広場 旧・吉池歯科 旧・原モータース 大手門上資料室 ヒロセビル2階 Ai's dressing kitchen 養蓮寺
【浅間サンラインエリア】
サロン・ド・ヴェール
■内容
若手アーティスト25名が小諸市に滞在し、地域との対話を通じて作品を制作・展示
約20回のワークショップやトークイベントを実施予定
スタンプラリーによる市内の回遊を促進
入場無料(一部のワークショップは有料)
■参加アーティスト
樋口紗也香 秋山果凜 岩橋美琴 門馬さくら 松村なお INHO 酒井歩 君島英樹 吉田有徳 杉山迦南 平井亨季 黒澤幸代 横山渚 ナカイ・レイミー 大森野乃・中沢日奈子 澤田優紀穂 浅野ひかり 今井しほか 丹羽啓 耐熱原人バァサス 郭楊帆 神垣優香
■作品ジャンル(一部)
絵画 彫刻 立体 写真 インスタレーション アニメーション 版画 漆芸 パフォーマンス など
■展覧会公式ホームページ・Instagram
ホームページ
https://www.instagram.com/komoromorimore/
https://www.instagram.com/komoromorimore/
■主催
浅間山麓エリアをつなぐアートプロジェクト連絡会議
(こもろ観光局、KoMoro-Mori-More、株式会社URリンケージ、みよたの広場)
■後援
小諸市、小諸市教育委員会、小諸商工会議所
■助成
地域連携型文化交流体験プログラム事業(長野県地域発元気づくり支援金活用事業)
■企画・総合ディレクター
神垣優香(Komoro-Mori-More共同代表)
■事務局
こもろ観光局
〒384-0031 長野県小諸市大手1丁目6-16
■イラスト作成
ふる・ぱわコ
■デザイン
福田美月、神垣優香
主なプログラム
(1)メディア向けツアー
8月3日(日)10:00~11:30/集合:小諸駅/参加費無料・要事前申込
(2)アーティスト・ディレクターによる全作品解説ツアー
8月23日(土)/参加費無料・要事前申込/各回定員10名
10:00〜12:00:小諸駅周辺エリア 集合:小諸駅
13:00〜13:30:浅間サンラインエリア 集合:サロン・ド・ヴェール
(3)最終日目前!クロージングトークセッション
8月30日(土)14:00~16:00/会場:まちタネLABO/参加無料・予約不要/定員20名
<登壇者>
五十嵐 均(こもろ観光局)、神垣優香(KoMoro-Mori-More共同代表)
KoMoro-Mori-More参加アーティスト
※最新情報は公式ホームページ・Instagramをご確認ください。
参加型ワークショップ(一部抜粋)
立体ビーズ刺繍でボタンを作ろう!(門馬さくら)
消しゴムはんこを作ろう(酒井歩)
親子で!自然のもので思いを詰め込んだ食べられないお弁当を作ろう(君島英樹)
草木染め「バンドルダイ」のバッグを作ろう!(今井しほか)
ヒーローショー「むかし戦隊カンブリオン」(耐熱原人バァサス)
その他のワークショップ企画も多数!
詳細はInstagram、HPからご確認ください。
総合ディレクター 神垣優香(「KoMoro-Mori-More」共同代表)よりコメント
KoMoro-Mori-Moreは、小諸という土地の中でアートの可能性を問い続けてきた、実験的なアートプロジェクトです。今年で5年目を迎え、継続の成果や関わる人の拡がりを少しずつ実感するようになってきました。
このプロジェクトでは、アーティストが地域に滞在し、対話を重ねながら、土地と関係を築いていくプロセスそのものに価値を置いています。表面的なにぎわいや消費のためのアートではなく、地域に根ざす歴史や生活、風景や人々の営みに、アーティストがどのように接続できるのか——それを見つめ直す場でありたいと考えています。
2025年の開催テーマは、「根ざす、わかりあう。」
これは、2024年に小諸駅前エリアへと展開した経験を、一過性のものにせず、地域により深く定着させていきたいという思いから掲げたテーマです。アーティストたちは小諸に滞在し、移りゆく風景に目を凝らし、人々と対話を重ねながら作品をつくっていきます。そうして生まれる作品やイベントは単なる成果物ではなく、異なる立場や視点を持つ人と人とが出会い、考え、交差する“手段”として機能すると信じています。
KoMoro-Mori-Moreは、来場者・小諸市の住民の方々・アーティストといった立場の垣根を越えて、 「小諸で共に過ごす」経験を分かち合う場でもあります。今年もまた、小諸で生まれるささやかな対話や気づきが、ご来場いただいた方々や関わってくださった皆さんの心の中に、静かに残っていくことを願っています。そして、この活動を支えてくださる地域の皆さま、関係機関、すべての関係者の方々に、心より感謝を申し上げます。

<神垣 優香プロフィール>
1996年広島県生まれ。こもろアートプロジェクト代表理事。2021年より「KoMoro-Mori-More」の企画を主宰。株式会社Parasolでリードデザイナーを務めながら、フリーでデザイナー、アーティストとして表現活動を行う。2023年に東京藝術大学大学院修士課程修了。株式会社Parasol HP https://parasol-inc.co.jp/
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