Brinc Japan、慶應義塾大学とScalablyと共に新たな“グローカル・リスキリング”講座を開始
海外の様々な先端事例と日本の地域活性の取組を実践で学べる、新たなリスキリング・プログラム
香港を拠点に世界最大級のセクター特化型アクセラレーター・プログラムをアジア全域で展開し250社以上のスタートアップに投資を行っている世界的アクセラレーター「Brinc」の日本法人であるBrinc Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:岡澤 恭弥、以下、Brinc)は、オリジナルの起業家向け教育カリキュラム「Brinc Academy」を開発した知見を活かし、コミュニティを軸にした新たなマーケティングソリューションを開発するScalably株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山本 純矢、以下、Scalably)と、産学官金連携で地方創生プロジェクトに取り組む慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(所在地:横浜市港北区、研究科委員長:稲蔭正彦、以下、KMD)と共同で、事業成長につながる人材の育成を目的にした企業向けの「社会課題解決リスキリング特別講座」の提供を開始します。企業の事業創出やESG対応、AIの事業利活用など、企業活動の市場変化への対応をeラーニングとリアルプロジェクトを通じた社会実装を通じて支援します。
■本取組のポイント
・海外を含む先端事例をいち早く、どこにいても学べる環境をオンライン上に構築
・受講者を対象にしたテーマ別コミュニティを運営することで、新たな人脈の構築を支援
・学んだ知識を「スキル」として確立、実感する上で重要となる実践(社会実装)の場を提供
「地球規模の広い視野を持ちながら、地域に根ざした視点で行動する」というグローカルの考え方をベースにスキルを「学ぶ」だけでなく、「実践する人と場を繋ぐ」所まで設計した実学重視のプログラムにすることでリスキリングに求められる即戦力と展開力のある人材の育成を目指します。
プログラムの詳細および事前説明会(9/18)は以下のURLをご覧ください。
詳細・事前申し込みはこちら:https://scalably.com/ja/skill-development
※本プログラムは厚生労働省の人材開発支援助成金の「事業展開等リスキリング支援コース」(経費助成率最大75%)へ対応しています。
■社会課題解決リスキリング提供の背景
本年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2024」にも記載されている「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「GX(グリーントランスフォーメーション)」「地方活性化」を進めていくためには人材育成が急務となっています。
【DX(デジタルトランスフォーメーション)について】
「DX」とは企業が社会の根本的な変化に対して、既成概念の破壊を伴いながら新たな価値を創出するための取り組みです。この分野については、IT人材の不足と昨今のAI技術の急速な発展により、経済産業省の「IT 人材需給に関する調査- 調査報告書」によると、急速に進む少子高齢化による労働力人口の減少も加わり、2030年にはIoT・AIに関わるIT人材が約55万人不足すると予測されています。
今後の企業の業務効率化、従業員の労働生産性向上を目指すためには、AI人材の獲得とともに、社内のAI利活用やDX、成長分野での人材育成への注力が重要な解決策として注目されています。Brincは、KMDの地域みらいプロジェクト発ベンチャー企業(オークツ株式会社)とScalablyとともに、IT利活用を推進するコースを日本全国に広めてまいります。
【GX(グリーントランスフォーメーション)について】
「GX」とはクリーンエネルギー中心への転換を目指し、先進技術を活用して様々な環境問題を解決し、カーボンニュートラル(脱炭素)な社会を実現する取り組みです。昨年2月に閣議決定された「GX実現に向けた基本方針」では、2030年までに温室効果ガスの46%を排出削減する目標を掲げており、2028年頃の炭素賦課金の開始が予定されています。今後更にGX分野の注目が高まると予測されており、企業において脱炭素戦略は宣言から実行の時期に入っています。
Brincは、クライメートテックに特化したアクセラレーター・プログラムの運営を通じて、環境問題に取り組む世界中のスタートアップの成長を支えてきた知見を活かし、脱炭素に向けた日本企業の取り組みを支援してまいります。
【地方活性化について】
「地方活性化」については、地域における社会課題への対応として少子高齢化・人口減少を克服し、経済的だけでなく、社会的にも豊かさと幸せを実感できる持続可能な地域社会を構築するため、新技術を活用して社会課題を解決する人材が求められています。上記「DX」「GX」と「地方活性化」を組み合わせ、地域社会のニーズに応じた社会実装に取り込むモデル地域を創出し、全国へ波及させていく取り組みが必要です。
Brincは、アジアで政府機関や企業、大学などと共にスタートアップ・エコシステムを構築してきた知見を活かし、日本においても地方自治体との連携のもと、地域社会のニーズに応じた持続的なスタートアップ・エコシステムの構築と強化、地域社会を支える企業の支援、次世代を担う人材の育成などを日本各地で進めることで、多様性のある地方経済を創生しています。
【厚生労働省の人材開発助成金「事業展開等リスキリング支援コース」】
労働者のスキルアップを目的としたリスキリング支援策を国としても現在強化しており、この度、厚生労働省により新しく「事業展開等リスキリング支援コース」制度(経費助成率:最大75%)が設けられています。本制度は企業の新規事業創出ノウハウと、デジタル・グリーンといった成長分野の知識習得による経営層や従業員のスキルアップ・事業の持続的発展を目指しています。
これを受けて、BrincとScalably、KMDの3者はグローバルのIT市場での実績と各社の知見と強みを活かした社会課題解決リスキリング特別講座を共同開発いたしました。様々な業種の大中小企業で導入が可能であり、企業のニーズに応じたプログラムの設計が可能です。
■「社会課題解決リスキリング特別講座」プログラムについて
プログラム提供講座例:
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企業内起業(イントレプレナー)、事業創出:Brinc Japan株式会社より提供
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ESG(Environment Social Governance)・SDGs対応、地域活性:オークツ株式会社より提供
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GX(グリーントランスフォーメーション):SUSTUS株式会社より提供
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事業へのAI利活用講座、業務課題解決コミュニティ&ワークショップ:Scalably株式会社より提供
※今後、随時アップデート予定
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Web3、NFT(Non-Fungible Token)、グローバリゼーション
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企業の投資機能(CVC)組成・運用・ガバナンス
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地方創生、地域活性、自治体との課題解決
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産業の6次化による地域経済の活性化
■講座提供者について
□Brinc Japan株式会社
Brincグループは、世界有数のグローバル・ベンチャー・アクセラレーターとして、世界最大級のセクター特化型アクセラレーター・プログラムをアジア全域で展開しています。2014年の創業以来、香港、インド、中東を中心とした成長著しいアジアの各市場で、コネクテッド・ハードウェア、ドローン、ロボティクス、クライメートテック、フード・アグリテック、Web 3.0 等のセクターに特化したプログラムを運営してきており、これまでに35ヶ国以上の創業者をサポートしてきた実績を有するなど、そのハンズオン型のプログラムを通じて世界中のスタートアップの成長を加速させています。また、Brinc自らプログラムに参加した有望なスタートアップを対象に投資を行っており、現在は250社以上からなるポートフォリオを有しています。
Brinc Japanは、成長著しいアジアの市場への日本のスタートアップの進出を支援するとともに、有望なアジアのスタートアップの日本への進出を促すことで、世界の諸課題を解決していくために、Brincの日本法人として設立されました。アジア全域で蓄積してきたBrincグループの知見を活かしながら、日本全国の様々な企業、金融機関、大学、地方自治体などとのパートナーシップを通して、日本におけるアントレプレナーシップの醸成とスタートアップエコシステムの構築を進めてまいります。
代表取締役 :岡澤 恭弥
住所 :東京都渋谷区桜丘町1-4 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー7階 ビジネスエアポート
□Scalably株式会社
Scalablyはコミュニティ管理者向けに、ウェブベースのオンラインコミュニティ活動管理用ソフトウェアを開発しています。コミュニティ組織内外に集まる多国籍・多数の関係者とのコラボレーションを行うための管理機能を提供し、コミュニティが既に使っているオンラインプラットフォームから離れること無く、活動を効率化します。
Scalablyのチームは、ブロックチェーンとコミュニティマーケティングの専門家、連続起業家が集結して立ち上がりました。グローバルなWeb3業界からもたらされた知見と、マーケティングノウハウ、そして独自のテクノロジーを活用し、コミュニティを軸とした新しい事業成長・事業創出の仕組みを実現します。
代表取締役社長 :山本 純矢
住所 :東京都港区虎ノ門4-1-6 第二大石ビル5階
□慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
メディアデザイン研究科(KMD)は、イノベーションを自ら生み出し社会に向けて価値を創出する能力を持つ「メディア・イノベータ」の育成をミッションとしています。メディア・イノベータは分野や国境の枠を超えてグローバルに活動し、ポストパンデミックにおける創造社会を先導していきます。
研究科委員長 :稲蔭 正彦 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科委員長 兼 教授)
住所 :神奈川県横浜市港北区日吉 4-1-1
URL :https://www.kmd.keio.ac.jp/
地域みらいプロジェクト ※
「持続可能な地域活性」の実現をミッションとし、専門家視点ではなく地域の実行者目線で最新技術や社会情勢を踏まえた解決案を実情に合わせて企画・実行します。自治体や地場産業、地域住民の方と一緒に活動しながら産官学のオープンイノベーション体制を構築し、農林水産や地場産業の活性化プロジェクトを実行しています。
※KMD発のスタートアップ企業で、地域活性を推進する「地域みらいプロジェクト」事務局のオークツ株式会社と、経済産業省GXリーグに参画し脱炭素に向けたツールや削減ソリューションの提供を行っているSUSTUS株式会社を通じ、現在進行中の地域活性の現場と、GX関連のルール設計に対応した実践的なコースを提供します。
担当教員 :岸 博幸 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授)
プロジェクトリーダー :大江 貴志 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 研究員)
事務局:オークツ株式会社(大学発ソーシャルベンチャー)
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