「発達が気になる子の保育現場における捉え方・伸ばし方・保護者との連携」をテーマに東京都港北区医師会主催の研修会へ代表・西村佑美が登壇
発達特性のある子どもに対する理解を深め、具体的な対応策を学ぶ貴重な機会に。アンケートに回答した保育士・医師 93%が「とても勉強になった」
一般社団法人 「日本小児発達子育て支援協会(CDPSA-JAPAN)」(東京都港区・代表理事:西村佑美)は、令和7年2月20日、港北区医師会(保育園医部会)主催の研修会にて講演を実施しました。本研修会は、「発達が気になる子の保育現場における捉え方・伸ばし方・保護者との連携」をテーマに、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催され、園医を務める医師や園の保育士などから80名の申し込み。当日は68名が参加しました。
研修会終了後に行ったアンケートでは、93%が「とても勉強になった」と回答。さらに86%の参加者が「発達特性のある子どもへの関わり方について考え方が変わった」と答え、保育現場・医療現場に大きな影響を与える内容だったことが明らかになりました。


「発達障害」ではなく「発達特性」—医療と保育の連携で子どもたちの未来を拓く
本研修会では、発達が気になる子どもの保育現場での対応方法や、保護者との連携の仕方について講演が行われました。
これまでのべ1万人以上のべ 1 万組以上の親子を診察した発達専門小児科としての視点から、「発達障害」という捉え方ではなく、「発達特性」として個々の強みを活かしながら支援する方法について、西村自身も発達特性を持つ子どもを育てる母親としての視点を交えながら、医療と保育が連携して発達特性のある子どもを「伸ばす」ための具体的なアプローチを解説しました。
講演の主なポイント
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発達特性のある子を「診断」ではなく「理解」することが最優先
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「叱る」より「肯定的注目」—良い行動を増やす接し方
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保護者支援のポイント—励ますつもりが「カチン」とくる言葉にならないために
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医療と保育の役割分担—小児科医だからこそできること、保育士だからこそできること
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AI時代における「普通じゃない魅力」—発達特性のある子どもたちが活躍する未来
登壇した西村は、特性のある子どもたちが持つ個性を「弱点」としてではなく、「AI時代に活きる力」として捉えることの重要性を強調。特に、医療機関と保育園が連携し、子どもたちの発達を支援する体制を構築することの必要性を訴えました。
研修会アンケート結果

Q:講演会の内容は期待に沿うものでしたか?
A:93%が「とても勉強になった」と回答。発達特性をもつ子どもたちへのアプローチ方法について学びがあったことが伺えます。

Q:講演会を聞いて、受診を促したり介入した方が良いと思ったお子さんはいらっしゃいますか?
A:76.2%が「受診を促した方が良いと思った子どもがいる」と回答。
西村の見解「受診を促した方がいいと思った経験があったからこそ、今回の講演に興味を持ち参加されたのだと思いますが、それでも7割を超える方が、何らかの形で自分たち以外の専門家への連携を望んでいるということは想定以上でした。」

Q:講演会を聞いて、「発達が気になる子の保育現場における伸ばし方・親との連携」についての考え方が変わりましたか?
A: 86%が「発達特性のある子どもへの考え方が変わった」と回答。
西村の見解「長年、臨床やSNSでの発信を続けてきたのは、特性を持つ子のイメージを変えていくため。まだ道半ばですが、講演という短い間でも沢山の人のマインドを変えられたことは非常にうれしく思います」
参加者の声
また参加者の皆様からも多数のお声を頂戴しました。一部抜粋してご紹介いたします。
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発達特性のある子だけでなく、すべての子どもに有効な関わり方を学べた。すぐに実践したい。(保育園関係者)
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お医者さんの立場からの話は初めてで、新たな視点を得られた。今後は医療機関とも連携していきたい。(保育園関係者)
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子どもに関わる医療者として、また親としてもとても勉強になった。もっと学びを深めたい。(医療機関関係者)
発達特性を強みに変える未来へ
「発達特性を活かす」ことは、すべての子どもたちにとっての可能性を広げることにつながります。
「日本小児発達子育て支援協会(CDPSA-JAPAN)」は、今後も全国の医療機関・教育機関・保育施設と連携し、発達特性のある子どもたちが自分らしく成長できる環境づくりを支援してまいります。
—発達特性を「強み」に変える新しい時代へ—
<プロフィール>
1982年6月3日 宮城県仙台市生まれ、東京都在住
12歳(多動などの発達特性あり)の男の子、
8歳の女の子、4歳の男の子のママ
・一般社団法人日本小児発達子育て支援協会 代表理事
・大学病院所属、クリニック非常勤勤務
・小児科専門医
・子どものこころ専門医
・小児心身症学会認定医
・早期療育・幼児教育の研究家
・子ども発達アカデミー「VARY」主宰
(発達障害の子を持つママ向け有料コミュニティ)

重度知的障害合併の自閉症の姉のきょうだい児として育ち、障がい者家族に寄り添える仕事をしたいと医師を志す。
2010年に小児科医になり、自閉症診療の第一人者である平岩幹男氏のもとで学ぶ。その後、発達特性のある長男に対し本格的な療育や知育、バイリンガル
教育を行った経験も活かして地方病院と大学病院で発達外来を新設し、のべ10,000組以上の相談を受けるようになる。
医師という立場だけでは育児の悩みに寄り添うことに限界を感じるようになり、「医師」として「ママ友」として悩みを抱えるママたちに寄り添った支援をしたいという考えから「ママ友ドクター®」という名称で活動を開始。
YouTube、Instagram等SNSでの情報発信、webセミナーやライブ配信による発達相談会を開催。

【講演・研修のご依頼について】
「日本小児発達子育て支援協会(CDPSA-JAPAN)」では、全国の医療機関・自治体・教育機関・企業向けに講演・研修を実施しています。
こんな方におすすめ
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保育士・幼稚園教諭・学校教員向け:「発達特性のある子どもの伸ばし方」
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医療従事者向け:「小児科医・医療機関と連携した発達支援のあり方」
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企業・自治体向け:「ニューロダイバーシティ(神経多様性)を活かした社会づくり」
講演・研修のご依頼は、下記までお問い合わせください。
一般社団法人 日本小児発達子育て支援協会(CDPSA-JAPAN)
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