AI出力比較ツール「AI比較くん」正式リリース ― 多様なLLMと音声合成を横並び評価、DNP・JTで先行導入

課題・背景
ChatGPT をはじめとする大規模言語モデル(LLM)や各種音声合成エンジンは進化が速く、企業は「どのモデルを使えば目的を最短距離で達成できるのか」を常に判断し続けなければなりません。しかしモデルごとに API 仕様や出力傾向が異なるため、導入前に同一条件で比較検証するには多大な工数がかかるのが実情です。さらに、検証結果を部門間で共有・再現できず、PoC の度に個別計測をやり直す非効率さも顕在化しています。こうした課題を解決し、AI 活用の意思決定を加速させるために誕生したのが「AI比較くん」です。
サービス概要(https://ai-hikaku.replit.app/)
「AI比較くん」は、複数の LLM 出力と音声生成結果をワンクリックで横並び表示し、文体・論理性・語彙多様性・音質などを直感的かつ定量的に比較できるクラウドサービスです。ユーザーは一つのプロンプトまたは音声テキストを入力するだけで、OpenAI GPT-4o、Anthropic Claude 3、Google Gemini、ElevenLabs、Azure Neural TTS など主要モデルのレスポンスを自動取得。出力はタイムスタンプ付きで保存され、社内ドキュメントやレポートへそのまま貼り付け可能な Markdown/CSV エクスポート機能を搭載しています。また、プロジェクト単位でグループを設定できるため、チームメンバー間で評価観点やベストプロンプトを共有し、再現性の高い AI 運用フローを構築できます。
実績
β版は大日本印刷株式会社(DNP)の新規事業部門と日本たばこ産業株式会社(JT)のデジタルマーケティング部門で採用され、社内生成 AI 基盤の標準比較ツールとして運用中です。両社では、商品説明文の自動生成とコールセンター FAQ の音声化 PoC において比較工数を従来比 80%削減、最適モデル選定のリードタイムを 1 週間から 1 日へ短縮する効果を確認しています。正式リリースを機に、当社は製造、金融、メディアなど多業種への展開を推進し、生成 AI 活用の民主化を支援してまいります。
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