BtoB分野に特化したシリコンバレー発アクセラレーター『Alchemist Japan』、世界各国から選出された採択企業9社を発表。第二期クラスを開始。
Alchemist Accelerator, LLC 2025年10月28日

Alchemist Accelerator, LLC(CEO:Ravi Belani、本社:米国カリフォルニア州、以下「Alchemist」)は、2024年よりジェトロ、内閣府、経済産業省、東京都のサポートを受けるとともに、三菱地所およびOne Capitalとのパートナーシップのもと、エクイティ方式(出資付き)のアクセラレーションプログラム「Alchemist Japan」を実施してまいりました。
昨年の成功を受け、本年もB2Bスタートアップ9社を選出し、エクイティ方式としてはアジア初となる本プログラムを継続いたします。第2期となる今回のコホートは、日本をはじめアジア、ヨーロッパ、北米など多様な地域からの国際的な創業者で構成されており、全社が優れたテクノロジー系創業者または共同創業者を擁しています。
これら9社は、3か月間の日本プログラムおよび6か月間の米国プログラムを通じて、米国およびグローバル市場への進出、ならびに世界のベンチャーキャピタルからの資金調達を目指します。
Alchemist Japan第2期コホートのショーケースは、2025年12月9日(火)に開催予定であり、日本・アジアを中心としたグローバルな投資家や企業に向けてピッチを行います。
【選出されたスタートアップについて】
選出された9社* 詳細は下記をご参照ください
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Adrich:
スマートラベルによって「ラストマイルの消費ギャップ」を解消し、顧客エンゲージメント・サステナビリティを向上。再注文率を50%向上させ、増加顧客生涯価値(LTV)を33%改善。Sony Innovation Fundより投資を受け、Amazon、Unileverなどがパートナー -
AISI X:
AIトリアージアシスタント:脳スキャンを自動で仕分け、緊急対応が必要な症例を迅速に特定 -
Anylens:
ベンチャーキャピタル向け、会話データの抜け漏れによる機会損失を防ぐAIエージェント -
BRICKS:
小売の各店舗で、AIを搭載したディスプレイやインターフェースの自動構築・運用を可能にし、リアルタイムな個別最適化を実現。顧客とのエンゲージメントをさらに向上 -
Kfobix:
自律型ナノコーティングシステムにより停電を防止する絶縁強化と、悪天候下での自動メンテナンスを実現 -
ReCyclist:
サーキュラー型バイオマニュファクチャリングを通じて廃棄物を価値のある物質へと変換。使用済み細胞培養培地をアップサイクルすることで、ゼロウェイストなバイオテックの未来を実現 -
TerrAI:
地盤工学分野における設計とリスク評価を自動化するAI搭載のSaaSプラットフォーム。開発事業者や建設会社のより迅速かつ安全な意思決定をサポート -
Trinear:
人間の可視領域を越える広帯域可視化を実現するカメラ技術を提供。自律システム プロバイダー等のAI分析の精度を改善し、安全性とパフォーマンスの向上を支援 -
Veritus:
研究者や研究開発ラボ向けのAI搭載研究ワークフローシステム。研究の革新性の判断から実際の研究プロセスもサポート。5倍優れた成果を実現

【Alchemist Japan 参加者、Alchemist Accelerator, LLC CEOのコメント】
● Evan Burkosky(CEO兼共同創業者、Kimaru AI, Inc./Alchemist Japan 第1期卒業生)
「スタートアップ創業者の皆さまに、Alchemist JapanおよびAlchemist Acceleratorプログラムを強くお勧めします。プログラム内容、コーチ陣、コホートメンバー、そして卒業生コミュニティのすべてが素晴らしく、非常に支援的で、Kimaruがスタートアップの厳しい道のりを乗り越えるうえで大きな力となってくれました。Alchemistが提供してくれたのは、“明確さ・スピード・成果”でした。私たちは何百回ものマイクロピッチの修正とチューニングを重ね、自分たちが解決するべき顧客の課題、そしてなぜVCが関心を持つべきなのかを明確に伝えられるようになりました。Alchemist Japan(AJ)第1期を修了後、私たちはAlchemist US第40期に進み、デモデーでは投資家の関心度で上位25%に入りました。その後、さらに2つのプレシード投資を獲得し、シードラウンドのリード投資家も決定しました。実践的なコーチング、質の高いネットワーキング、そして成果へのコミットメントを重視する起業家にとって、Alchemist Japanは日本からグローバル舞台へとつながる最適な架け橋です。」
● Ravi Belani(Founder and Managing Director, Alchemist Accelerator, LLC)
「Alchemist Japan Class 2を始動できることを、大変光栄に思います。日本と関われば関わるほど、この国に秘められた大きな可能性と卓越した技術力に、改めて深い感銘を受けます。才能ある起業家の皆さまが、グローバルに通用するビジネスを築いていく――その挑戦を支援する一員となれることを、心より誇りに思います。」
【Alchemist Japan プログラムについて】
● スケジュール
○ AJクラス2 プログラム開始:2025年10月14日
○ AJクラス2 ショーケース(日本デモデー):2025年12月9日丸の内・大手町エリアでの開催予定
(本イベントは投資家、企業のイノベーション担当者、政府関係者、エコシステムパートナーを対象とした招待制イベントです。登録・承認が必要です。一般参加枠はごくわずかですが、参加希望の方は、https://bit.ly/AJshowcase2025から、「参加希望登録」を行ってください。抽選のうえ、当選者には確認メールをお送りします。
● プログラム開催場所
グローバルビジネスハブ東京(大手町フィナンシャルシティグランキューブ3F)
● プログラム内容
Alchemist Japanは、グローバル展開を目指すテクノロジー系B2Bスタートアップのために設計された、東京発のエクイティ型アクセラレーションプログラムです。
Alchemistは、アーリーステージのB2Bスタートアップに出資を行い、個々の企業に合わせたメンタリング、事業成長戦略の構築支援、投資家とのネットワーキング、そしてサンフランシスコ本部で実施される6か月間のフラッグシッププログラムへの道を提供します。3か月間の日本プログラムを修了した後、参加者は6か月間の米国プログラムに進むことができます。また、2025年12月9日に開催される日本でのショーケースに加え、2026年1月に予定されている米国でのデモデーでもピッチ登壇する機会が与えられます。アルケミスト・ジャパンの詳細および参加方法については以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.alchemistaccelerator.com/japan
【Alchemistについて】
Alchemist Accelerator, LLCは、エクイティ式(出資付き)アクセラレーターで、シードステージのB2Bスタートアップの育成にフォーカスしています。Alchemistのサポーターには、Mayfield Fund、Khosla Ventures、Foundation Capital、BASF、Mitsubishi Estate、NEC、Cisco、Siemens、GE、Salesforce、One Capitalなど、多くのトップ企業やVCファンドが名を連ねています。このアクセラレーターの主な審査基準として、特に優れた技術を持つ共同創業者と、世界を変えようとする志を持つチームであることが重要な要素となっています。また、Alchemistのプログラムからは、LaunchDarkly、Kyte、MoEngage、Foresight、Privacera、Matternet、mPharma、Rigetti Computingなどの著名なスタートアップが卒業しています。
詳細はhttps://www.alchemistaccelerator.com/をご覧ください。
Alchemist Japanへの質問は以下のリンクからご連絡下さい。
https://www.alchemistaccelerator.com/ja/japan
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