AlonAlon(理事長那部智史、千葉県いすみ市岬町)が、Aimowlの胡蝶蘭農園をプロデュース。12月1日、NPO法人Aimowlガーデンが運営する新しい就労継続支援B型作業所がオープンしました。
国内花き業界の衰退と障がい者雇用率未達成企業。この課題解決に向けAlonAlonとAimowlがタッグを組んだ新たな就労B型の農園は、北九州エリアのサステナビリティと多様性を支える新たな取り組みです。
今回の取組みの背景
1)国内生産農家の減少が深刻な花き業界
花きの作付面積は平成7年の48千ha、産出額は平成10年の63百億円をピークに全品目を通じて減少傾向で、令和3年にはそれぞれ24千ha、35百億円となり 「農業人口の減少が止まらない」状況です。日本の農業衰退の大きな原因は生産者に有利な流通・加工構造が無いためであり、花き農家も同様の理由から後を継ぐ経済的魅力が乏しく廃業するケースが増大しています。
2)約半数の企業が障がい者法定雇用率を満たしていない
厚生労働省によると、約半数の企業が障がい者の法定雇用率を満たしていません。多様な人材が活躍できる社会を実現するためには、働く意欲のある障がい者がスキルを磨き、適切な就労機会を得られる場の創出が求められています。
厚生労働省
「企業規模別達成企業割合(令和5年 12 月 22 日)」
※24年までは56~100人未満
※25年から29年までは50~100人未満
※30年から2年までは45.5~100人未満
※3年からは43.5~100人未満
取組みについて
1)胡蝶蘭職人を育成する就労継続支援B型事業所の開設
障がい者が胡蝶蘭の栽培技術を学び、職人として成長できる研修の場として、就労継続支援B型事業所を開設します。
2)企業と連携した包括的なキャリア支援
千葉県富津市のAlonAlonオーキッドガーデン同様に職人となった障がい者が、慶弔花を多用する企業に就職できる取組みを進めます。
3)経済界ネットワークを活用したダイバーシティ推進
Aimowl髙城理事長は、家庭用浄水器大手である株式会社タカギの社長も兼務しており、その経済界ネットワークを活用して、地域で就労Bを利用する障がい者の企業への就職を推進します。
4)企業連携によるAlonAlonモデルの全国展開
AlonAlonが一般企業に障がい者が働く胡蝶蘭農園をプロデュースしたのはこれで3例目となるが、先行する帝人ポレポレ農園(千葉県)、シガシガオーキッドハウス(滋賀県)は企業の障がい者雇用を行い稼働している。今回の例が他の2例と違うのは、最初に研修の場としての就労継続支援B型事業所を開所したことで、今後は障がい者雇用を行う胡蝶蘭農園の建設も予定しています。
サステナブルな未来を目指して
今回の取り組みは、AlonAlonが地域の企業と連携することで、農業の未来を守ると同時に、多様な人々が活躍できる社会の実現を目指すものです。地域と共に歩みながら、サステナブルな経済活動とダイバーシティ推進の両立を目指します。
どんな人もその生き方や個性が尊重される、優しく暖かい社会の実現に向けて
「ゆっくり、ゆっくり、急がず自分らしく」
AlonAlonは前進します。
NPO法人AlonAlon
AlonAlonは農福連携の新しいビジネスモデルで、知的・精神障がいの方たちに、生きがい・働き甲斐のある安定した仕事を創ることを目指しています。お世話するのでなく、障がいのある人々がスキルを身につけて成長し、やりがいを感じて仕事ができ、最終的には親亡きあとも自立できる力をつけてもらうことを目標としています。
住所:299-4502千葉県いすみ市岬町中原3863-61TaitoStyle D-02
担当:藤井
Mail: ma.fujii@alonalon.or.jp
TEL:0470-62-6215
NPO法人Aimowlガーデン
住所:802-0836北九州市小倉南区石田南2-5-1
担当:前田
Mail: info@npo-aimowl.or.jp
TEL:093-967-6505
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